修身教授録<Ⅰ>第28講 一人一研究

何か一つ、自分の得意とする方向に向かって研究するべき。
但し基礎的教養を欠いてただ一つの問題にだけ頭を突っ込むのは良くない。
大阪にゆかりがある内容だと「懐徳堂」「心学」「慈雲尊者」

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私は最近「帝王学」に興味を持っています。皇室の問題でクローズアップされている帝王学ですが、皇室のみならず企業のトップ、またさらには管理職であっても、「人の上に立つ」ことは学びとして必要なのではないかと思います。しかしこの帝王学はこれほど名の知られたものでありながら、修身教授録のような大著が見当たりません。著名な家の帝王学は門外不出だからとも言われます。
自分自身を会社のリーダーとして成長させるため、また会社の社員や顧客のために後継者を育成するためにも、理論と実践に基づいた帝王学を一つの形に成形することを自身の研究にしようかなと、この講を読んで思いました。この修身教授録は勿論その基礎的知識となること間違いありません。

帝王学参考資料メモ
『貞観政要 全訳注』
帝王学の要諦となる唐2代皇帝と臣下の議論をまとめたもの

『「帝王学」講義――中国古典に学ぶリーダーの条件』
『貞観政要』と『書経』『韓非子』を合わせて帝王学としてまとめたもの

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