修身教授録<Ⅰ>第40講 わかれの言葉

一年間共に過ごしたことを無意味にしてはいけない。
教師にとっては、自分の生涯に重大な影響を与えると心して一年間取り組まなければならない。
それにより、講和の内容がそのクラスだからこその趣となる。
生徒の成長に役立ってこそ教師の喜びであるが、その成果は将来になって初めて現れるので、今は一年間共に過ごしこの講義録が残されたことを喜びとする。
教師の仕事は種まきであり苗木を育てるようなもの。
自分の道を開くのは自分だが、行方を照らす光も必要。
その光は先人を学ぶことであり、この講義である。
人生二度無し。この根本に徹しないと国家民族のために力を発揮できない。

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最後に文章からも熱さが伝わってくる講義でした。
教育は種まきですが、人生100年時代の現代なら、教え子が花となり活躍する様に喜びを感じることもできるでしょう。

私は教育者ではないので教育だけにここまでの心血は注げませんが、仕事・家庭・自分の道・社会貢献をどれも怠らず邁進するためには、人生二度なしの心構えを忘れないことです。

来週の感恩報謝の勉強のため、ちょうどいい区切りなので一週間休止します。
再来週から第二部の読後感執筆を再開します。

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