修身教授録<Ⅰ>第27講 成形の功徳

すべて物事というのは形を成さないことには十分な効果が表れない。
実例→実行→理論の順で説明した方が日本人には分かりやすい。
今宮のスラム街に真ん中にある学校で、貧困な家庭の子供を集めて、尊徳先生の研究に基づき一個の思想信念のもと教育が行われている。
その学校に参観に学生と行った際、校長の息子さんに昼食をご馳走になったので、お礼に学生の感想を手渡そうと思った。
その際に職人に頼んで紙を製本してお渡しした。
感想文の内容自体は一語も変わらないが、そうすることで読みやすくなるし他の人にも見せやすくなる。
これが「成形の功徳」
講義でも書きなぐったままなのとキチンと清書するのでは効果が違う。

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形にすることを心がけなさいということですね。このnoteに書き綴るのも成形になっているかなと思います。
私はずぼらな性格で日記を付けるとかSNSを更新するとかは苦手なのですが、家族で出かけたりしたら妻がfacebookに記してくれているので、たまに見返して思い出を振り返ることができています。記憶や思い出といったものを記録するのも成形かなと思います。

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