修身教授録Ⅱ 第3講 人生二度なし

人間というものは、地位や学歴といった外面を突き破って、内に無限の世界を開いていってこそ真に優れた人と言える。
そこにこそ生命の無窮性があり、自分の心を鍛錬してそういう境地に至ることが修身である。
「人生二度なし」だけはただ一つの例外もない真理。
二度ない人生を真に意義深く送ろうと思えば、生活にも表れてくる。
そのためには、人生の全体像を見通しておかなければならない。
死してなおその精神が残ってこそ、価値ある人生を生きたと言える。

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二度ない人生を価値あるものにするには、普段の行動を律し無駄なく過ごさなければならない。
行動を律するためには目標となる志がなければならない。

「人生二度なし」と「立志」をリンクさせる講でした。
この本を読了しても生涯にわたって読み返すと思いますが、それはこの「人生二度なし」を自分に戒めるためでしょう。

私は「積小為大」を座右の銘としていますが、これも普段の行動を律するためです。
コツコツが苦手でついつい楽な方に流されがちだからこそ、この言葉を座右の銘に掲げ、仕事場の前の壁に貼って意識するようにしています。

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