6月30日 米株好決算銘柄 BBBY STZ GIS SCHN MU

Bed Bath & Beyond {BBBY}

-Bed Bath & Beyond (BBB) ブランドを通じて家具店インテリア用品を主に販売しており、それ以外では食品、贈答品、美容品、幼児・小児用品の販売なども営む。

-米国での出店店の数は1430店舗、カナダでは70店舗。

-売上高構成比率では家具が65%、その他品目が35%。

-22/2期1Q決算発表では、売上高$1.95bil(予想$1.87bil)コンセンサス上振れ、上限予想$1.96bilは未達。

-調整済みEBITDA $86mil(予想$87.7mil)コンセンサス下振れ、上限予想$104milは未達。

-既存店売上高 YoY+86%(予想YoY+75.6%)コンセンサス上振れ。

-Non-GAAP粗利益率 34.9%(予想33.9%、前年同期26.7%)コンセンサス上振れ。

-調整済みEPS $0.05(予想$0.08)コンセンサス下振れ、上限予想$0.13は未達。

-2Qガイダンスは、売上高$2.04bil - $2.08bil(予想$2.02bil)コンセンサス上振れ、上限予想$2.21bilは未達。

-既存店売上高 YoY+1% - 3%

-調整済みEBITDA $150mil - $160mil(予想$158.5mil)インライン、上限予想$171.8milは未達。

-22/2期ガイダンスを上方修正。売上高$8.0bil - $8.2bil → $8.2bmil - $8.4bil(予想$8.16bil)コンセンサス上振れ、上限予想$8.46bilは未達。

-各四半期の既存店売上高 YoY横ばい → YoY+1% - 3%に上方修正。

-調整済みEBITDA $500mil – $525mil → $520mil - $540milに上方修正(予想$517.2mil)コンセンサス上振れ、上限予想$545milは未達。

-プライベートラベル(PB)製品およびデジタルチャネルでの売上モメンタムが加速していることが好感された。





Constellation Brands {STZ}

-ワイン、蒸留酒、ビールなどアルコール製品の製造・販売を営む。主な展開ブランドはCorona Extra、Modelo Especial、Robert Mondaviなど。

-ハイエンドビールでの米国シェアはNo.1、米国のビール業界全体ではNo.3の立ち位置を誇る。

-医療用大麻製造会社・Canopy Growth (CGC) の発行済株式の38.6%を親会社・子会社を通じて保有。

-22/2期1Q決算発表では、売上高$2.03bil(予想$2.02bil)コンセンサス上振れ、上限予想$2.12bilは未達。

-ビール売上 $1.57bil(予想$1.55bil)コンセンサス上振れ。

-ワイン・蒸留酒売上 $454.5mil(予想$454.5mil)コンセンサス上振れ。

-ビール出荷数量 YoY+11.3%、ワイン・蒸留酒出荷数量 YoY▼38%。

-調整済みEPS $2.33(予想$2.35)コンセンサス下振れ、上限予想$2.51。

-22/2期ガイダンスを上方修正。EPS $9.95 - $10.25 → $10.00 - $10.30(予想$10.06)インライン、上限予想$10.80は未達。

-ビール事業の売上高成長率はYoY+7% - 9%、ワイン・蒸留酒事業はYoY▼22% - ▼24%との見方を据え置き。

-2Qに総額$500milお自社株買いを実施予定。23/3期にかけて総額$2.5bilの自社株買いを実施する予定に変更無し。

-ビール事業では、工場の生産キャパ拡大に向けて23/2 – 25/2期に年間$700mil - $900milの設備投資を投じる予定。





General Mills {GIS}

-菓子類、シリアル、ヨーグルト、ベーキングミックスなど様々な商品分野でシェア1位、2位の座を有する大手食品メーカー。

-売上高構成比率では、菓子類が20%、シリアルが15%、コンビニエンスミールが15%、ヨーグルトが10%、ベーキングミックスが10%、生地が10%、ペットが10%。

-地域別売上高では北米が75%、海外が25%。

-21/5期4Q決算発表では、売上高$4.52bil(予想$4.36bil)コンセンサス上振れ、上限予想$4.60bilは未達。

-オーガニック売上高 YoY▼6%。北米小売がYoY▼13%(予想YoY▼18.2%)コンセンサス上振れ。

-コンビニエンスストア・フードサービス YoY+33%(予想YoY+17.7%)コンセンサス上振れ。

-欧州・豪州 YoY▼2%(YoY▼3.8%)コンセンサス上振れ。

-アジア・南米がYoY+22%(予想YoY+6.3%)コンセンサス上振れ。

-ペット製品(Blue Buffalo)YoY▼20%(予想YoY▼13.4%)コンセンサス下振れ。

-調整済みEPS $0.91(予想$0.85)コンセンサス上振れ、上限予想$0.90を上振れ。

-22/5期ガイダンスは、オーガニック売上高成長率がYoY▼1% - ▼3%、EPS はYoY 横ばい – ▼2%。

-欧州でのYoplait(ヨーグルト)販売事業を売却、ペット菓子事業をTyson Foods (TSN) を買収する見込み。

-前年比でのハードルは高いが、製品ポートフォリオの再構築やコスト管理によってEPSが市場予想を上回ったことが好感された。






Schnitzer Steel Industries {SCHN}

-自動車解体ヤード、製造業の製造過程で生じる鉄くず、金属ブローカーから入手した鉄や鋼のスクラップ加工を営む。

-セグメント別売上高では、自動車メタルリサイクルが80%(国内外の鉄鋼メーカーに対して鉄スクラップの販売・仲介を営む)、カスケードスチール・スクラップが20%(鉄筋、線材のリサイクル)。6/1に21/8期3Qの鉄製品出荷数量がQoQ+25%に増加すると発表(4月7日に発表したガイダンスを上振れる公算)。

-1トン当たりの販売に対するEBITDAはYoY+5%を想定。

-21/8期3Q決算発表では、売上高$821mil(予想$807.8mil)コンセンサス上振れ、上限予想$863.2milは未達。

-調整済みEBITDA $97mil(予想$94.1mil)コンセンサス上符江。

-調整済みEPS $2.20(予想$2.09)コンセンサス上振れ、上限予想$2.10を上振れ。

-リサイクルされた非鉄用品の販売価格は過去10年間で最高の水準にまで上昇。





Micron Technologies {MU}

-メモリー半導体(DRAM、NAND)メーカー世界最大手の一角。

-売上高構成比率ではDRAMが71%、NANDが26%、その他が3%。

-21/8期3Q決算発表では、売上高 QoQ+19% / YoY+36%、$7.42bil(予想$7.23il)コンセンサス上振れ、上限予想$7.45bilは未達。

-Non-GAAP粗利益率 42.9%(市場予想41.7%、会社予想41.5%±1%)コンセンサス、会社予想上振れ。

-調整済みEPS $1.88(予想$1.72)コンセンサス上振れ、上限予想$1.93は未達。


-DRAM
-売上高$5.42bil(予想$5.25bil)コンセンサス上振れ、

-ビット出荷成長率 +1% - 3%(予想YoY+2.4%)インライン。

-平均販売単価 YoY+20%(予想YoY+12.1%)コンセンサス上振れ。

-2021年のビット出荷成長率はYoY+20%+を想定。供給が需要を下回っている状況は続いており、DRAM市況は2022年にかけてタイトな状況が続くと予想。

-中長期的なビット出荷成長率はCAGR+14% - 19%と想定。

-NAND

-売上高$1.78bil(予想$1.86bil)コンセンサス下振れ

-ビット出荷成長率 +1% - 3%(予想YoY+7.6%)コンセンサス下振れ。

-平均販売単価 YoY+7% - 9%(予想YoY+1.7%)コンセンサス上振れ。

-2021年のビット出荷成長率はYoY+34% - 36%と予想。NANDでも需要が供給を上回っており、2022年にかけてタイトな状況が続くことを想定。

-中長期的なビット出荷成長率はCAGR+30%前後。

-最終需要についてのコメント

-データセンター:データセンター向けDRAMの売上はQoQでプラス、SSDは出荷・売上ともにQoQでプラスを記録。データセンター向けの需要は2021年下半期にかけて上向く見通し。

-PC:2021年度の出荷見通しはYoY+17% - 19%と想定しており、ノートパソコンだけでなくデスクトップPCの需要も回復傾向。クライアントSSDの出荷はQoQ、YoYで大幅に増加。

-グラフィックス:次世代ゲームコンソール向けが牽引しビット出荷はQoQ、YoYで増加。

-モバイル:2021年の5Gスマホの出荷数は5億台と想定。ビット出荷も良好な水準が年内維持されよう。

-自動車:3四半期連続で最高売上を達成。LPDDR4やeMMCの導入が進む中で需要が拡大中。

-21/8期4Qガイダンスは売上高$8.0bil - $8.4bil(予想$7.88bil)コンセンサス上振れ、上限予想$8.40bilとインライン。

-調整済みEPS $2.20 - $2.40(予想$2.18)コンセンサス上振れ、上限予想$2.64は未達。

-ユタの半導体工場をTexas Instruments {TXN} に$900milで売却。

-設備投資額を$9bil → $9.5bil超に引き上げ。EUV調達の前払い金などが背景。

-EUVの初期稼働開始に伴い資本集約度(Capital Intensity)は売上に対して30半ばにまで上昇する見込み。

-決算内容およびガイダンスはポジティブな印象だが、設備投資の増額、資本集約度の上昇などが材料視された可能性あり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?