児童文学をいまさら読む。
他の人が書いた小説を読むのに、あまり気が進まない。そういう精神状態になっているのは物書きの端くれとして引き出しが狭くなるのでよくないと、かねがね焦燥感に駆られてきた。
本屋の文庫コーナーをうろうろ、うろうろと1時間ほど巡ってみたが、「よしこれを読んでみよう」と思う現代小説がなかなか見当たらない。結局新書か、戦前か戦後まもない頃の「古典」を手に取ってしまう。違うんだ、もっと最近の、少なくとも平成になってから書かれたものを読まなければ私の小宇宙は広がらない。
そんな日々がしばらく