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最近の学び

私は今年21歳になった大学生。

このあいだ、大学主催で学生向けの入試案内バイトに応募し、倍率4倍をくぐり抜け、人生初のアルバイトをすることとなった。

だが、私は高校を高2の春に中退し、それ以降引きこもりがちな生活を送ってきたため、あまりコミュニケーション能力に自信がない。

もちろん、僕に大学の友達はほぼいないため、その場に知り合いはいない。つまり、全員が初対面で、(同じ大学ではあるけれど、)それ以降会う機会はないであろう人たちばかりだ。

そこで、失敗してもそれきりなんだから、新しいコミュニケーションのアプローチを試してみようと思ったのだ。
やはり、人が成長する一番の手段は模倣であろう。コミュニケーション能力が優れていると感じた他者を模倣することに決めた。

コミュニケーション能力に長けているように「見える」人はどうしているのだろう。考えてみると、共通している点は、常に自信満々に場を回す。その人に間違いはない(かのように振る舞う)ことだ。

(僕がこれまで会ってきた、同年代で初対面のコミュニケーション能力に優れている人は、人の上に立っているという考えが根底にあるのか、余計なことを言ったり、少し見下してきたりする人が多かったため、本来的な意味でのコミュニケーション能力の優れた人ではないと思うが、ここでは初対面の印象を良くしようという考えのもと、そういった人をコミュニケーション能力の優れた人とする。)

アルバイトは5日間の日程だったが、毎日担当フロアが代わるシステムだった。そして、雑談する時間はかなり取られていた。これは幸運だった。私は試すことにした。

結果は大成功だった。

趣味の登山と旅と筋トレのおかげで、容姿において引き籠もり感のないことも影響したのは間違いないとは思うが、珍しく私がその場を掌握したし、今までとは明らかに違う世界を見れた。

また、4日目においては、「コミュニケーション能力が高い」とお墨付きを獲得することができた。しかも、年上の女性からの評価としてだ。素晴らしい。
(もちろん、初対面の人に向かって「俺のコミュ力どう?」と聞くなどといった野暮なことはしていない。)

5日目に限って、テニスサークル所属の、明らかに「私立文系の大学生活」を謳歌してきたと思われる、一つ上の留年が確定した先輩に場を掌握されることとなったが、彼の知り合いが同じフロア担当にいたということは間違いなく影響しているし、全く悲観していない。
ただ、その日のフロアに僕の好みな女性がいたという点だけ、運が悪かった。ぜひ5日目も場を掌握したかった!

まあ、全体的に見れば、自信満々に振る舞うということは、初対面においてはかなり優れた戦略だと感じた。

(これは余談。「こういうことを考えていることが気持ち悪い」と考える人もいるとは思うし、僕も過去その立場にいたことがある。しかし、世界は資本主義経済。目的を最短経路で達成することこそ、社会的に評価されることだということを私は認識した。)

基本的なコミュニケーション能力が圧倒的に足りていない人は、これを模倣しても、あまりよい成果を上げることはできないどころかむしろバカにされるのではないかという考えは正しいと思う。
この問題に対する処方箋はおそらく、他者に喋らせるということ、そして、何に対しても好意的な反応を明らかに示すことだ。私も自信満々に振る舞うことの次に、これも意識した。

私は2人の会話においての基本戦略があまり見えていない。そちらもいつか、一つの意識の変化のみで圧倒的な成果を上げられるものを見つけたい。
来年社会人になるにあたり、それ以降もこの手法を使い続け、さらなるブラッシュアップを図っていきたい。

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