イノベーションと教育

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 第2回 小川悠(一般社団法人i.club代表理事 / 東京大学 i.school アシスタント・ディレクター)

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photo by Nong Vang

「講義日:5月25日」


デザインの概念は日々変わっていることを最近ものすごく感じている。特に今回の講義はそれももっと痛感してくれる内容だったから。今回は自分自身を教育デザイナーとして紹介する小川悠さんの講義だった。若い世代にイノベーションを教えている活動や事例を紹介してくれることで、イノベーションについてもう一度考え直すことができた。


彼は東日本大震災をきっかけに、地域における若者の地域離れを実感した。その解決のための新たな仕組みづくりを教育と産業創出の掛け合わせを通じて目指すi.clubを2012年(2015年に一般社団法人化)に立ち上げ、統括をしている。現在は東京大学 i.schoolに教職員として携わるなど中高生、若者を中心にするイノベーション教育の普及活動を行なっている。

「イノベーションって何ですか?」って聞かれると、革命、生活や我々の概念を変わること、など大人も説明が難しい。もちろん、内容も難しい。

彼は

技術革新って書いてるが、簡単に、世界的に技術革新に限らず、「未来をつくるアイデア。」今までの価値観、行動、習慣にアイデアが新しい価値観、行動、習慣をつくること。で定義する。

確かに、未来をつくるアイデア。自分もできそうな感じがする。彼の定義を聞いて、本当に誰でも出来るのがイノベーションではないかと思った。だから、中・高生も若者の胸に刺さることが出来るんじゃないか。

これからの時代に必要な力を彼は「好きなことで、生きていく。」(cmの一部を引用したが)で説明した。ところが、何にも知らない状態で始めるのがなかなか難しい。だから、彼は未来をつくるアイデアを出すための「作法も学ぶ」と「挑むこと」を教えるイノベション教育活動を行っている。それで教材を作ってプログラムを開発もしている。彼の役割としては、イノベーションを実際に挑むための若者の舞台づくりではないかと思った。