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今回は、CV.くぎゅのツンデレ金髪美少女が大暴れするアニメを紹介します

画像出典:楽園追放 -Expelled from Paradise-

『楽園追放─Expelled from Paradise─』
こちらのアニメ映画作品が、YouTubeで9月3日金曜日より、一週間期間限定無料公開されている。
今回はこちらの作品を取り扱うことにする。

Dアニメでは既に配信されているが、加入していない方はこの期に見てみるのが良いであろう……
と、コレを読んでいるであろうオタククンたちには割とオススメしやすい作品だ。作品としての癖もなくはないが、好きな人には刺さるものになっている。

見たのは数ヶ月前だが、思い出しながら紹介していくことにする、少しでも作品の良さが広まれば善いと願いながら……
(少々説明が長くなるので、概説はいいから、お前の感想を聞かせろ!という人は、目次を活用していただきたい)



物語について

公式サイトのイントロダクションも貼っておく。

脚本は"あの"虚淵玄氏であり、スタッフ陣には監督はじめ『機動戦士ガンダム00』の面々が揃っている。メインキャラのキャストも、ダブルオーに出演していた方々である。劇場版00を見ていたら、少しオッとなる部分もなくはない。

作品の世界観は、システマティックな管理によって成り立つ電脳世界と、荒れ果てながらも人間が生身で人生を謳歌するリアルの地上世界の対比で成り立っている。その電脳世界に、地上世界からのフロンティアセッターとよばれる存在による謎の介入が為されるという事件が起こったところから始まる。
その地上に主人公であるアンジェラ・バルザック(サムネ左)が事件調査の任務で降り立つ。そこで現地のアドバイザーのディンゴ(サムネ右)と交流を重ね、地上世界への見識を深めるなかで、自身の人生や世界について考えていくようになる……

と、あらすじから何となく分かるかもしれないが、この手の電脳世界的な物語のThe 王道である。あまり深くは書かないが、電脳世界はディストピアな管理社会というのもミソである。その時点で、勘のいい人なら大体の展開は予想できるであろう。


そこに、この作品のすすめやすさがある。要は、シンプルに面白く楽しめるのである。いわゆる、「こういうのでいいんだよ」という奴である。1時間40分くらいの時間の中で、この手の話で展開されるべき物語が凝縮されており、いわばお手本的作品である。

ここにキャラクターやメカニックなどが合わさることで、質の高いエンターテインメント作品として成り立つのである。
(だからこそスクリーンで観たかった!)


キャラクターについて

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主人公のアンジェラ・バルザックのビジュアルを今一度確認していただきたい。ご覧の通りかわいらしい見た目の金髪の美(少)女である。
そして、よく動く、それも良いアングルで。
性格は、クールでツンデレ要素を含んでいる。
そしてCVは、"あの"釘宮理恵氏である!
……もはや何も言うまい。

つまり「萌え」だ。この作品が万人にはすすめづらくなっている要素ではあるが、紳士諸君は大喜びだ。
彼女のMMDは、作品と離れて"ある方面"でも人気である。気になる人は調べてみてね!(自主課題)


もうひとりのメインキャラであるディンゴはCV.三木眞一郎氏の飄々としたイケオジである。アコースティックギターを奏で、この世界で生身をもって生きることの人生哲学を語る。将来はこういうのになりてぇなぁと思わされるキャラだ。


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キービジュアルを見る限り、他にも様々なキャラが登場するようである。彼らがどれくらいスクリーンで暴れまわり、出番があるかは自分の目で確かめてみよう!


メインキャラクターの構成的にも王道が感じられるであろう。美少女と格好良いオジサンをあわせておけば、絵的にも内容的にもイイ雰囲気に見えるというものだと、私は考える。



メカについて

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メインロボであるアーハンのビジュアルは、白くまんまるとしており、どこか愛らしいフォルムをしている。
この独特なボディのなかに、その電脳世界由来のべんりな技術がふんだんに詰め込まれている。
それが活かされるかどうか、そしてアーハンがどれくらい活躍するかは……見てのお楽しみである。


アンジェラはロボットに乗って地上に降り立ち、ロボットによる迫力ある戦闘シーンも繰り広げられる。また、当作品はスーパーロボット大戦Tにも参戦している。つまり、楽園追放はロボットアニメである、と分類できる

とはいえ、ロボットだけがロボアニメではないのがロボアニメの常である。やはり、人間ドラマや物語の展開、メッセージ性も作品の根幹であり、そこへの注目は怠ってはいけない。

なんだロボットアニメか……と敬遠するオタクも、悲しいことに現代では少なくない。だが、ロボットアニメはただドンパチするだけのアニメではない。
あくまでストーリーの媒介としてロボットは存在するという一面もある。そういうような偏見メガネを取っ払って、もっと世の中のオタクたちはロボットアニメを観てほしいと私は願っている。

(もはや何の話だか分からない。ロボアニメについて別途細かく語る記事を作るかもしれない。)


技術について

このアニメは、キャラも含め全編3DCGで作成されている。(日本の3Dアニメもここまで来たか!)と思わされるようなクオリティの高い3Dモデルには注目である。2014年公開だったので、7年ほど前の作品になるが、それでも十分すぎるほどである。

CGでもキャラクターたちはイキイキとしているほか、電脳世界ならではのサイバーな演出が実に映え、世界観ともマッチしている。
3DCGには抵抗がある……という人でも、ほぼ違和感なくたのしむことができるはずだ。




総括のような個人の感想のような

こういうのでいいんだよ。定型文すぎてあまり使いたくないフレーズだが、まさにコレなのである。
ロボット燃えあり、キャラ萌えあり、ストーリーラインよし、映像としての楽しさもあり……とにかく観ていて楽しい作品であった。

「どんでん返しじゃあああ!まさかの展開じゃああああ!!」みたいな要素を求める人には物足りないかもしれないが、頭を歪めずにもっとシンプルにアニメを楽しみなさいと私は言いたい。まぁ安心して観賞できるというのは、ストレスを避けたがる現代人には向くかもしれないね。


3DCGにはぶっちゃけ自分自身抵抗があった、手書き作画信者の人間でもあるからだ。
しかし、モデルの出来が良いからか、世界観と合っていたからか、観ているうちに違和感は消え、(楽園追放は3DCGじゃないとな)と思うようになっていた。
やはり偏見は捨て去るべきであるね。


アンジェラのかわいらしさ、表情の豊かさ、その動きは、目をみはるものがあった。マニア垂涎という奴で、くぎゅうのこれでもかってくらいの最大有効活用である。鬼に金棒、釘宮にツンデレ……釘宮病という単語は後世まで語り継がれるべきであるぞ。


後半の展開についてはネタバレになるので深くは語れないが、事件の原因となったフロンティアセッター(CV.神谷浩史)の正体や目的、アンジェラの決断、迫力の戦闘シーン等々見どころはたくさんある。
特にロボットの活躍については、前半だけでは語りにくいのだ……アーハン?


現代の世の中はAIなどの技術が発展していく中で、新たな形のライフスタイルについて語られることが多くなっているる。未来世界の展望にもなりうるこのアニメを見て、電脳的な社会について考えてみるのも良いかもしれない。




早くAIに全ての仕事をやってもらって、人間はラクラク優雅に暮らせるようになればいいのにと、私は常々思っています。


以上、社会から追放されかけている人間によるプレゼンでした。

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