町へは出れないが、書を捨てよう<14巻>
ついに2巻き、来ましたね。(1週間7冊換算)
読書・執筆・更新タイミングがバラバラすぎて全く繋がっているように見えませんが、過去に続けようと思って思いついたけど速攻で更新止まったことに比べれば屁でもねぇな。(自己新まであと2冊分くらい)
そういうタイミングで、ついにがっつり本職に近しい本を読みました。
田丸雅智『たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座』(キノブックス)
東大さんが書いた本ですよ。
ショートショートと言えば、星新一さんや阿刀田高さんなどが思い浮かびますが、日本において世間にショートショートの概念を大々的に広めたのは
やっぱり『世にも奇妙な物語』だと思うんですよね。
放送当時は、60分の枠に3本という今では考えられない超高密度の
短編ストーリーを毎週放送。つい先日も放送されましたが
未だにスペシャルが制作される程人気のある意味長寿番組です。
ちなみに著者の田丸さんも原作として'19 雨の特別編-(2019年6月8日放送分)に参加されています(Wikipedia調べ)
※なお、主演は浜辺美波さんの模様
だからと言ってこの本を取り上げたわけではなかったのですが
タイミングってのはあるもんですわね。
で、どんな本?
タイトルの「超ショートショート」とは
一般的なショートショートよりもさらに短い、アイデアと軽い結末がある
いわばパラグラフレベルの短い小説のことだそうです。
そして、なによりこの本のキモは
超ショートショートのアイデア出し、膨らませ方、あらすじまでを
1枚のワークシートを使い、40分で仕上げてしまうという合理性です。
この田丸式メソッドという手法を使えば
「誰でも」「必ず」「同じ方法で」ショートショートが作れてしまうというのです。
また、このメソッドは小説以外にも、企画や商品開発など
新たな発想を生み出すことに利用できるということです。
じゃあ、作家・ライターと肩書をつけている僕としては
書かないわけにはいかんですね!
…やだよー、ハードル上がるよー。
ということで、40分で書けたわけではありませんが
田丸式メソッドを活用した私の超ショートショート。
これは次回のおまけにでもくっつけときましょう。
お時間ございましたらご一読くださいませ。
久しぶりの完全創作にあたまひっちゃかめっちゃかです。
創作を、楽しむ
田丸さんは本の中で、何度も「楽しむ」という言葉を出しています。
決まり事、おかしなこと、矛盾点、おもしろい・おもしろくない……
こういったものに囚われず、一旦忘れて自由に発想を広げながら創作に取り組むことをおすすめしています。
ビジネスにおけるブレーンストーミングみたいなものですね。
短い時間にたくさんアイデアを出し合い、掛け合わせ、お互いに肯定しながら新たなものを生み出す。まさに創作です。
そう考えると40分という、アイデア出しとしては短い時間を設定するのは
実は理にかなっているんですね、きっと。
だらだら時間をとっても悩むし、取捨選択の判断が鈍ることってよくありますよね。
時間を有効活用する、大変合理的なメソッドだと思います。
もっと創作いっぱいやってるときに知りたかったなー。
(まぁ、そのタイミングで買ったはずなんですけどね……)
今の僕にとってもっとも合理的なのは、積ん読の読破!
人生の最速ルートは、やるべきことをやったうえで目的地へ!
アラバスタ編でビビも言っています(突然のワンピネタ)
さぁ! どんどん読んで、どんどん捨てよー!
次回は、7冊の総括&超ショートショート公開のおまけ②です。
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