プリフロップを制すものはポーカーを制す

　ポーカーでは、いつもたくさんの選択肢から何をするか、決断する必要があります。「ベットをするのか」「チェックをするのか」などを、常に多くの選択肢の中から1つを選び続けるのが「ポーカー」というゲームです。
そして、その選択一つ一つが勝敗に大きく影響していくわけです。

つまり、ポーカーでは『良い選択をたくさんしたプレイヤーが勝つ』ゲームになっているということです。

では、みなさんがポーカーをプレイしていて、一番行う選択はなんでしょう？　

　正解は、、、

『その手札を参加するかどうか』です。

プリフロップは必ず全てのゲームでアクションをすることになります。
つまり、プリフロップで「良い選択」ができるようになると、簡単に『良い選択をたくさんする、勝てるプレイヤー』になれるのです。

　この記事では、「良い選択とは？」「勝てるプレイヤーは何を考えているのか」など、プリフロップで参加する手札の考え方を解説していきます。

プリフロップですべきこと

　実は、ポーカーが上手なプレイヤーでも、プリフロップでやっていることは「2つ」しかないんです！
つまり、どんな初心者でもこの2つさえ守れば、勝てるプレイヤーになれるということです。

その二つとは…..

『弱い手札は降りること』
『レイズで参加すること』

「え、それだけ？」と思うプレイヤーもいるかと思います。しかし、これを出来ていないプレイヤーが実はめちゃくちゃ多いんです！！だからこそ、これを守るだけで簡単に「勝てるプレイヤー」になれるのです。

では、なぜこの2つを守ると勝てるようになるかを解説していきます。

●弱い手札は降りる

　ポーカーは、参加するハンドよりも、降りているハンドの方が多いゲームになります。弱い手札でも参加してしまうと、チップはみるみる減っていきます。
「場に出るカードを見なきゃどんな役ができるかわからないじゃないか！」
というプレイヤーもたくさんいます。実際、弱い手札でも場に出るカード次第では強くなる可能性はあります。
では「なぜ弱い手札で参加してはいけないか」を解説します。

①勝率が低い

　実際、どんな強い手札でも弱い手札でも「ワンペア」や「ツーペア」になる確率は変わりません。つまり、同じ役が出来た時に、カードの強い方が勝つポーカーにおいて、手札の強さは勝率に直結します。
自分より強い手札のプレイヤーと、同じ額のチップを賭けて勝負するのはやめて、強い手札を待つようにしましょう。

②勝率通りに勝てない

　弱い手札でペアなどの役が出来た時に、あなたは最後まで相手のベットに耐えられますか？手札の数字が小さいと、せっかく役で勝っていても相手のブラフベットに簡単に下ろされてしまいます。
もし「役が出来たら絶対に下ろされないぜ！」というプレイヤーがいたとしたら、そちらの方が危険です。相手が強い時に、大量のチップを失うことになります。ただでさえ勝率が低いのに、勝っていても下ろされてしまうような手札では参加すべきでない、ということですね。

③降りるデメリットが小さすぎる

　テキサスホールデムは、基本無料で降りられるゲームです。ブラインドを払っていたとしても、大したチップは減りません。1時間降り続けても1回や2回参加したら取り戻せる程度のチップしか減らないのです。
それでも、無理にチップを支払って弱い手札で参加する理由はなんでしょうか？もちろんそんな無理する必要はありませんね。強い手札が入った時に、たくさん勝つためにもチップは減らさず、大切に残しておきましょう。

　さて、弱い手札を降りた方が良いことはよくわかりましたね。次は強い手札が入って、参加する時の話をしましょう！なぜ、「コール」でも参加できるのにわざわざ「レイズ」で参加する必要があるのかを解説していきます。
　

●レイズで参加する

　ポーカーは手札2枚と場に出る5枚のカードを使って役を作ります。つまり、手札が強くても場のカード5枚によっては、負けてしまうこともあります。「場のカードを見て強くなったら賭ければ良いじゃないか！」確かにそちらの方が確実かもしれません。では、なんで手札の段階でレイズをした方が良いのかを解説していきます。

①勝ち額を増やす

　この記事を読んだいる人は、弱い手札はすでに降りているはずですね？
つまり、参加する手札は「強い手札」に限られるわけです。『弱い手札を降りた方がいい理由』で解説した通り、手札の強さは勝率に直結します。
勝率の高い勝負は、できるだけたくさんのチップを賭けて勝負をしたいですよね？であれば、手札からレイズをして大きい勝負に持っていくべきです。

②参加人数を減らす

　「手札が強いから、みんな乗ってきてくれた方が嬉しいじゃん！」
という方のご意見もよくわかります。実際、みんな降りてしまって、あまりチップが増えないこともあります。
しかし、どんな強い手札を持っていても、参加者が10人もいて、場に5枚のカードが出てしまっては、勝率もかなり下がります。もし勝っていても、自信を持ってベットできないので、大きく勝つことができません。
せっかく待っていた『強いハンドが来た時の勝率を上げる』には、弱い手札を下ろして参加人数を減らすことが大切なのです。

③ブラフがしやすくなる

　手札2枚の時点でレイズをしたあなたは、強い手札を持っています。もし、場のカードに恵まれずに強い役が出来なかったとしても、諦めるにはまだ早いです。
相手に自分の手札はバレていません。ただ相手は『あなたの手札が強いこと」だけは察しています。
たとえ役で負けていても、手札が強いと思われているだけで相手を下ろしやすくなる為、手札の勝率以上の力が発揮できるのです。

まとめ

　いかがだったでしょうか？
ポーカーは運要素はもちろんありますが、確かなスキルも存在するわけです。配られる手札や場に出るカードは変えられません。その中で、勝率の高い勝負をし、勝率の低い勝負は避けるのが、ポーカーで勝つための必須スキルになります。ポーカーは、全てのゲームで勝つことはできません。『大きく勝って小さく負ける』ことができれば、あなたも簡単に「勝てるプレイヤー」になれるのです。

予告

　この記事を読んだプレイヤーには次の疑問が浮かんでくるかと思います。

「どのくらい強い手札だと参加して良いの？」

　この疑問を解決できる記事を、このアカウントで後日発信します。
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