バレンタインの思い出

こんにちは

今日はバレンタインデーなんですよね。
正直最近はそこまで気にするイベントではないのですが、
昔の多感だった時期はこういうイベントにも一喜一憂していたものです。

一つ経験した話をさせていただきます。

中学3年生のこの時期といえば、受験が控えており、
進路を決める大事な時期でありました。
先生たちも生徒たちも若干ピリついているなというこの時期に
バレンタインデーはあったわけです。
放課後には放課後学習会と称して、
志望先の学校ごとにレベルに分かれてプリント学習会をしていました。
この場合当然クラス移動(席移動)が発生しますので、
普段私が使っていた机は他の誰かが使っていたわけです。
普段とは違うイベントが訪れたのです。

バレンタインの次の日に私が朝学校に行き、
教科書類を机に入れようとしたところ、
机の奥に何かがあることに気がつきました。
手作りではないですが、クッキーが入っていました。
一瞬気持ちが舞い上がりましたが、
色々あって素直に喜べませんでした。

それはまず、宛名も送り主の名前もないので、
これが自分がもらっていいものなのかわからないということです。
もらう心当たりもあったようななかったような(すっとぼけ)
先ほど説明したように、その机は放課後に別の人物に使われていたので、
その人物の忘れ物なのではないか(というか未だにその人物のものではないかと思う)と勘繰ってしまいました。
しかも誰が送ったものかも書いていないので誰にも聞けない。
いや、誰かに聞いたのかもしれませんが、結局わからなかった気がします。

そんでその放課後に机を使っている人物が忘れていたのであれば、
持って帰るだろうと思って、その日は机に放置して帰りました。

次の日結局残っていたので、もらっていいものなのかなあ?と思いつつ
持って帰ることにしました。

このクッキーについては何もわからず、食べていいのかわからないまま結局は食べてしまったのですが、この時期になると未だにこのことを思い出します。

なんで未だに引きずっているのかといえば、
忘れ物ならば勝手に食べてしまって申し訳ないということ。
…は正直あまり思っていません。取りに来るチャンスはありましたからね。
引きずっているのは、貰い物だったとしたらお返しができていないということです。
受けた恩にはちゃんと感謝したいという気持ちがありまして。

正直手作りならば食べていなかったでしょうが、
既製品だったので、まあ大丈夫でしょうと食べたのですが、
食べたのだからこそお返しがしたかったなあとずっと心に残っています。

当事者誰か名乗り出てくんねえかなあ!!!
このモヤモヤが墓場まで毎年続くのかと思えばある種の呪縛ですね。
仮に忘れ物だったら食べちゃってごめんなさいねって言いたいし、
貰い物ならお返しをしてちゃんとして、純粋に良い思い出にしたい。
あ。Cookieがいいですか?Biscuitがいいですか?
私は「Cookieを受け入れ」たので、
「Biscuitを受け入れ」てくれませんか?(激寒)



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