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DX龍虎之戟(リュウコノゲキ) レビュー
こんにちは。朱上言です。
ドン14話にてタロウの「みがわり」として突如登場した桃谷ジロウ。
たゆまぬトレーニングと村の人々の応援()により支えられた確固たる自信とは裏腹に、最初は戦う力を持たず石を投げることしかできないジロウでしたが…
ドン15話にて彼自身の『内なる声』に導かれ戦士として覚醒。新戦士ドンドラゴクウとなりました。
今回紹介するのはそんなドンドラゴクウ=桃谷ジロウが使う変身アイテム兼武器。
DX龍虎之戟
です!
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毎年恒例の追加戦士アイテム。
1号ロボを放送開始から3ヶ月近く経って発売するという戦隊らしからぬムーブを見せたドンブラザーズも、追加戦士は定石通りの時期に投入となりました。
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箱の背面と左右。
今回は中華系モチーフの戦士ということもあり、パッケージも和風だったドンブラ関連とはガラッと変わって全体的に中華感のあるデザインとなっています。
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今回も説明書はなく、上面のQRコードよりWeb取説やバンマニの動画を閲覧することができます。
龍虎之戟 本体
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龍虎之戟本体はこのような感じ。
この状態が龍虎之戟の矛モードです。
奇抜なデザインとカラーリングだったドンブラスターとは打って変わってストレートにカッコいいデザインといった印象。
全体に使われている赤色の成形色はドンブラスターのものと比べて暗めになっており、金、黒の差し色と相まって高級感があります。
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ギアのセット部分からトリガーにかけては広い面積に金色の塗装が施されており、これまた質感の向上に一役買っています。
また、龍の髭に見立てられた赤色のネオン管のような部分は赤色のメタリック塗装となっており、成形色の赤とはまた違う質感が楽しめるのがポイント。
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背面もきっちりと塗装が回っています。
角のシルバーやネオン管の赤まで、塗りにさぼりのない気合いの入った仕様です。
最近はコストカットや耐久性の面からか塗装が少なめで成形色の色分けが多用される変身アイテムが多く、ここまでガッツリと塗りで表現されるアイテムは珍しいですね。
少し昔の変身アイテムのような雰囲気を感じます。
電源スイッチはトリガーのすぐ裏です。
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電源オンで音楽とともに『龍虎之戟!』の音声が発動。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 19, 2022
さらに、刃のすぐ下にある円形のボタンを押しながら展開することでアックスモードに変形可能。
矛⇄アックスどちらの変形時も変形音と咆哮音が発動します。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 18, 2022
変形時、本体の形状変化とともに発光部に浮かび上がるネオンサインのような柄も変化します。
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グラフィックがかなりくっきりと浮かび上がる上に、
絵柄の向きが
矛モード時は先端側/アックスモード時は刃側
と切り替わるため、各モードでの印象の差別化に一役買っています。
ギアの有無に関わらずトリガーを短押しで攻撃。
ギアのない状態で長押しすると咆哮音が鳴ります。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 19, 2022
アバタロウギア
付属のアバタロウギアは
アバタロウギア ドンドラゴクウ。
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仕様は通常のアバタロウギアと全く同じ。
ドンブラスターで読み込むと『ニューヒーロー!』『いよっ!新戦士!』の音声が発動。
ザングラソードとの連動では金色(オレンジ色)に発光し『アバタロ斬!』の音声が発動します。
龍虎之戟単体での変身/必殺遊び
矛モードでアバタロウギアをセットすると
『ドラ!ドラ!ドラゴン!』と待機音が流れ始めます。
待機音中にトリガーを引くことで
『超一龍!アチョー!』と変身音が発動。
ドンドラゴクウへの変身が完了します
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 18, 2022
同様の動作をアックスモードで行うと、
『タイ!タイ!タイガー!』『エクストラ!ホアチョー!』と
ドントラボルトへの変身音が発動します。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 18, 2022
それぞれのモードで変身後にトリガーを長押しすると待機音が流れ、再度トリガーで必殺技が発動。
『ドラゴン奥義!』『激龍の舞!アータタタタ!』
『タイガー奥義!』『乱れ雷虎!ホワッター!』
2回に1回、必殺技後に本編と同じように『再見(サイツェン)』の音声が流れます。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 19, 2022
ドンブラスターを使用した赤外線連動遊び。
龍虎之戟は7/12発売予定のDX虎的盾鑼と連動することで赤外線連動による必殺技遊びを行うことができますが、DXドンブラスターを使用することでいち早く連動遊びを楽しむことができます。
ザングラソードと同様に龍虎之戟にも赤外線連動用のユニットがあり、
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この部分をドンブラスターの天面ボタンと重ね合わせ押し込むことで赤外線連動が発動します。
例としてドンモモタロウのギアをセットしたドンブラスターと連動。
『ドン!ドン!ドンブラ!』と待機音が流れている間にトリガーを押すことで
『ドンブラ奥義!アバタロウ突き!』と音声が発動します。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 19, 2022
これまたザングラソードと同じく、直前にドンブラスターで読み込んでいたギアによって音声が変化する仕様となっており、
特にセンパイジャー(ゴーカイ〜ゼンカイ)の11枚のギアとジュウレンジャー、ダイレンジャーのギアを使用するとそれぞれの追加戦士にちなんだ音声が発動します。
— すがみの動画倉庫 (@SUGAMI_movie) June 19, 2022
さらに、ドンブラスターとの連動時に長押しをするとまた違った挙動が見られるのですが…
それはまた来るべき機会に。
総評
放送開始から確かな面白さで顧客の心を掴み、DXザングラソード、DXドンオニタイジンと伝説級の玩具を2連打してその信頼を確固たるものにしたドンブラ玩具。
特にドンオニタイジンの反響は凄まじかったわけですが、ストレートなカッコよさを最大の武器としていたその性質故に、比較的パンチ強めで奇抜なデザインをしているなりきり玩具の方に顧客の意識をつなげれるのか…?とハラハラしている部分がありました。
しかし、蓋を開けてみれば出てきたのストレートにカッコよくてクソデカい矛という無敵すぎるアイテムでした。
勝ったな風呂入ってくる。
音声は有名声優の朴璐美さんが担当されており、戦隊玩具としては(キラメキゼンカイジュウギアなどの例外はあれど)初めて女性ボイスがメインに据えられた変身玩具になるわけですが
違和感などは全くなく、特徴的な力強いボイスと中華風の音声がガッチリとはまって相当没入感のあるサウンドになっているように感じます。思わず一緒にアチョーーーーッ!と叫びたくなってしまいますね。
商品の玩具的な仕様をおおまかに例えるならば「発光が少し弱くなった代わりに変身機能を追加したザングラソード」と言った印象で、
シンプルに纏まりながらも赤外線連動の奥深いプレイバリューを併せ持つそのワガママっぷりもザングラ譲り。
また、発光に関しても正直弱くなっている(1灯で発光色も固定)ものの「グラフィック変化」という一芸を盛り込むことでただ地味になったとは思わせないのが素晴らしい作りかなと。
赤外線連動の音声プレイバリューもザングラソードに勝るとも劣らないほど高く、
ザングラソード可能だった読み分けはほとんど可能だったり、さらにそこから個別音が鳴る戦隊が2個追加されていたりと
ともすれば追加戦士玩具では手薄になってしまいがちな音声数すらガチ武装で仕上げられている本気度合い。
なんならちゃっかりと「ドンブラスターとの連動ではドンブラスター用の音声が鳴る」という
赤外線の発信元によって遊び分けられる器用さまで持ち合わせているのがニクいところで、要するにこれだけ遊べてまだ本命の虎的盾鑼との連動を残しているということですから
末恐ろしいにも程があります。
さて、ここまでベタ褒めだったのであえて気になった点を2点だけ。
まずはドンブラスターやザングラソードでは共通して搭載されていた回転ギミックが完全にオミットされている点。
さらに遡るならギアトリンガー、ギアダリンガー、ゼンリョクゼンカイキャノンでも回転ギミックは根幹として構えられており、ゼンカイジャーから作品を跨いで続く玩具展開の中では龍虎之戟の操作感はかなり異質、
率直に言うならサッパリして感じるかなと。
「もっとガチャガチャ動かしたい」という欲求とは裏腹に セット→トリガー だけで遊びが完結してしまうのが手元の寂しさに繋がっているような気がします。
ただその分武器玩具としての剛性というか、取り回しやすさやスマートさは上がっている気もするので好みの範疇かなとも思いますね。
もう一点は販売形態的な面なのですが、ドントラボルトのギアが同封されていない点。
レビュー部分で書いたように、龍虎之戟の本体でできる遊びは変身と必殺の各2種ずつなのですが、
ドンドラゴクウのアバタロウギアしか導入されていない上に虎的盾鑼の発売までドントラボルトのギアが手に入らないせいで、劇中に準拠した遊び方をしようとすると半分しか堪能できないというのがどうも歯痒い。
本編での展開を見るにドントラボルトの立ち位置がかなり重要っぽいので、シナリオ的にはトラボルトへの変身はお預けにした方が効果的ということなのかもしれませんが
玩具的には魅力半減と言っても過言ではないので、虎的盾鑼の付属ギアをドラゴンレンジャーとキバレンジャーにして、こちらにギアを2枚つけてくれても良かったのではないかなぁと思います。
と、不満も一部あるものの
現時点で虎的盾鑼の不在から実力の全ては出しきれていないながら追加戦士の変身玩具としてはかつてないほどの高水準にまとまっており、
見た目、音声、プレイバリューの3点揃って隙のない傑作玩具です。
すぐに手に取るもよし、虎的盾鑼と一緒に7月に手に取るもよし。
龍虎之戟から始まるドンドラゴクウの関連アイテムが、ドンブラザーズの夏をアツくしてくれること間違いなしです!
以上、DX龍虎之戟のレビューでした。
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