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GIAエントリー 応募最多606件 高校生の部が倍増

起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)2020」のエントリーが締め切られ、事務局は18日、総数が前年比178件増の606件で過去最多を更新したと発表した。高校生の部がほぼ倍増した。「3密回避」に役立つアプリ開発やオンライン授業の効率化など、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえたプランが目立った。
 GIAは2013年に始まり、総数の増加は7年連続。起業や第二創業を目指す「ビジネスプラン部門」のうち、高校生の部は245件増の496件となった。大学生・専門学校生の部は64件減の45件、一般の部は6件減の42件だった。
 創業5年未満の起業家が対象の「スタートアップ部門」は12件、創業5年以上の事業者を対象にした「イノベーション部門」は11件だった。
 コロナ禍の世相が反映されたプランのほか、食品ロス削減や買い物弱者対策、空き家の利活用などの社会的課題に着目した事業案が寄せられた。
 プロジェクトを支援する金融機関「フィナンシャルサポーター」などが1次書類審査を担当する。通過者は2次プレゼンテーション審査(10月24日、上毛新聞社)に臨み、各部門・部の原則3組、計15組がファイナルステージ(12月5日、ヤマダグリーンドーム前橋)の公開最終審査に挑む。
 GIAは上毛新聞社が主催、田中仁財団が共催。「群を抜け。」のキャッチフレーズを掲げている。ジンズホールディングス、コシダカホールディングス、相模屋食料、オープンハウス、セガサミーホールディングスの経営者らでつくる実行委員会が中心となり実施している。