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雑多ブログ/日々のあわ 5 フリクションとルーズリーフへの感謝

 こんにちは。Carpenter'sBlueの青木9歳です。
 ご無沙汰したわりに、雑多な日記です。
 文房具への感謝、Twitterにあげた夢日記、TwitterとInstagramにあげた短いラブレター、の3本です。

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 小〜中学生くらいの頃、ちょっと神経質な子どもだった。
 ノートにペンでマークする場所をひとつ間違えたり、字を消した跡が汚く残ったりすると、そのノート自体が嫌になって買い直して最初から書き直すせいで勉強が遅れていた。
 教室でじっとしていること自体も難しくて、保健室に逃げたりしているうちに、だんだん学校に行かなくなって毎日コジコジや動物のお医者さんを読んで、もなちゃとで遊んでいた。普通にエンジョイするな。

 高校に進学してからもその癖が抜けずに困っていた時、寿司屋をしている母に「これシフト書くの便利なのよ〜おすすめよ〜」と、フリクションの消えるボールペンを買ってもらった。
 また、お小遣いでサンリオショップに行くようになり、そこで見つけたマイメロのルーズリーフノートを買った。

 フリクションとルーズリーフは革命だった。
どれだけ間違えても消せばいいし、消した跡が汚くなったらそのページだけ捨てればいい。
 私は授業スピードについていくための"捨て"のノートと"本気"のノートを使い分けた。授業用のノートは汚してもいいという位置付けをし、比較的ラフに板書をするので、ボールペンで字を間違えても、字と字の間隔が付近等でも気にならない。先生のひとことメモをとったりするのも気軽にできた。
 帰ってからフリクションで"本気"のノート(ルーズリーフ)に清書することで復習もできた。

 授業中じっとしているのが辛くなってきたら、授業用のノートに落書き(エルレの歌詞の写経)をして気を紛らわせる。突発的に教室から出て行くようなことも少なくなった。だんだんと、現代文や歴史など文系の教科は私の得意分野になった。

(一方で数学はからきしで一桁の点数を取ったこともあり、ギャル教師がクラス全体を諦め、追試の予習に出した問題をそのまま追試に出した)(覚えゲーだった)
(追試に落ちたらクリスマスに補修を受ける必要があり、ギャル教師は「クリスマスはアタシもみんなも彼氏とデートがしたいので生徒を解放した」と話していた)
(数学が嫌いな理由:数式でノートが汚れるから)

 今も修正液や消えないボールペンは苦手なままだが、それ以外の機器が整っていれば生活や仕事に支障はない。
 克服というかたちよりも、ツールを人間性に合わせていくという行為はある種、かなり文化的なのではないかと思う。
 フリクションさんとルーズリーフさんありがとう。

2/夢日記

3/
 陰気な人生をひらきなおっている、けども、日々浮世離れしていないと、ふとこうした育ちが悲しくなることのほうが多くて

 夜、布団のなかで、
 小学生の頃からやり直せたなら、ちゃんと通ってみたいし、中学生をやり直せたら次は部活でモメることもなくやはりちゃんと三年通って、そんで同級生と付き合ったりして、
 あ、高校と大学はいまと同じところ入るだろうな。できれば誰とも喧嘩せず、できれば卒業して…とか計画を立てるのが癖になっていて

 でもいまバンド(サポートも)にいられるのは、人の縁とかタイミングとか、つるっとした言葉でいう運命めいた偶然の積み重ねで
 だって大学でバンドメンバーと出会った時の第一印象、最悪だったので(理由:自分より顔が可愛い人間は男も女も嫌いだから)絶対仲良くなれないな…と思っていたふたりとバンドをやっている。

 人生やり直したら同じことにはならない!バンド組めない!仲良くなれない!という、へんな自信があり、
 だから音源みたいにメンバーのおかげで残せたかたちあるものや、あなたのように見てくれる人を感じるたびに、
 少女時代までさかのぼった意識のやわらかいところが
「やっぱやり直すのナシ!」と、今日いまこの布団のうえに錨のように繋ぎ止められるのです いつもありがとね

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