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自分を制御する術を持つということ

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 再放送をたまたま見た。
3年前に放送されたヤンキース田中将大投手を取り上げた回である。

プロフェッショナルな野球好きである私はすぐさまその内容に引き込まれた。

高い目標とそこに向かって努力し続ける日々の積み重ね。

彼にとってはキャッチボールですらも自分自身の感覚を調整するための方法。
肩慣らし程度に考える選手も少なくないなか、田中投手はキャッチボール相手の構えたグラブにピタリと収まることに徹底してこだわる。足の踏みだし、腕の振り、球の握り、あらゆることに神経を行き渡らせ、1球1球動作を確認していく。地味で単調な練習の中にさえ課題を見つけ出し、それを克服する姿勢を貫き、圧倒的に高い密度の練習。そしてその積み重ね。

日頃の意識の高さが、例え試合中であっても己の感覚と結果のズレを瞬時に修正可能な調整能力の高さとなって現われる。

時として、その繊細な感覚が自分を苦しめる弱点になっていることすら把握している。

「自分と戦ってしまっているうちはダメ」「自分ではなく相手に集中する」

とにかく凄い!

異次元の存在感の裏には、己を信じきる強さと、それを裏付ける努力があるだけだった。

自分の体も心も冷静に見つめ、感じ、制御するための術をつかむこと。

難しすぎる課題だが、身につけようと思って身につくものでもないが、ちょっとだけでもあやかりたいものだ。

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