幸せにしたい11人に出会ってしまった話

これまで2グループほどのオタクをしてきたが、その2グループにはこちらから求めてばかりだった。ライブを、ファンサを、幸せを、オタクとして受け取ることを求めていた。こちらから応援したい、幸せにしてあげたい、幸せになってほしい、と思うグループは初めてだった。

2023年11月

当時、日プ女子だけが生き甲斐だった。
就活真っ只中であり、わたしは試験に合格し、内定をもらう職業を選んでいた。1日8時間の勉強、授業、バイト。そんな中始まった日プ女子を狂うように見入っていた。JO1との初めての出会いはポジションバトルがきっかけだった。
JO1の曲が用いられていた。Shine A Light、というらしい。編曲の影響で少し寂しい感じのする曲だなあという印象だった。あの時の美しすぎる櫻井美羽様と髙橋妃菜ちゃんの「走り抜ける、飛んでいける」のパートが好きで何度も聞いた。移動中音楽を絶対に聞く私はApple Musicで探して本家JO1のシャイナライをダウンロード。思っていたよりも明るくて軽快な曲で驚いたのを覚えている。

2023年12月
オーディション番組も佳境、最終回を迎えた。デビューメンバーが決まり、嬉しさや悔しさで泣き崩れる練習生たちを見てわたしも泣いた。涙が落ち着いたあたりでふと、他のデビューグループの順位が気になった。JO1やINIは誰がどの順位だったのだろう、Googleで検索してそこで初めてJO1のメンバー全員の名前を知った。

2024年3月
相変わらずわたしの頭の中とSNSは女の子たちでいっぱいだった。どのSNSのいいね欄、保存欄も11人の女の子と落ちてしまった女の子。そんな時TikTokで流れてきた関連動画をみてほんとうに稲妻が走ったぐらい、衝撃を受けた。
KCON香港のTapを踊る佐藤景瑚さんだった。あまりにもセクシーだった。バキバキの腹筋を見せながらほっぺたと唇をtapして踊っていた。口角を上げながら踊るその姿に夢中になってしまい、死ぬほどその動画を見た。日本のアイドルであの色気を出す人は見たことがなかったから、顔は明らかに日本人なのに日本人であることが信じられなかった。これがあのJO1の1人か……そこからはもうありえないスピードで沼落ちしていった。TikTok、X、Instagramを即フォロー。流れてくる動画は片っ端からいいね、保存。わたしのスマホがJO1に侵食されていった。6人以上メンバーがいるグループを推したことがなくて、こんなに覚えられるかな…という不安は杞憂だった。個性が溢れすぎて一瞬でメンバー全員を把握。景瑚くんからJO1に落ちたから景瑚くんが1番目がいくメンバーだったけど、知れば知るほど推しが決められず、箱推しでいいやんこれ、ライブで11個うちわ持てばいいやん、とアホなことを考えていた。

2024年4月
TikTokで流れてきたるんきの1:1トーク(過去Twitterに載っていたもの?)の続きが見たすぎてFC入会。相変わらず就職のための試験勉強真っ最中だったため、勉強しながらjammingを聞くことが日課に。一度だけASMR interviewを聞きながら勉強するも、内容の面白さに静寂の図書館で吹き出してしまい以後やめることを決意。

2024年5月
試験勉強が1番苦しい時期だった。1日10時間から12時間勉強。1時間勉強するごとにMVや保存したお気に入りの動画を見ることだけが生きがいだった。本当に支えられていた。同じ目標を持って勉強を頑張っていたのにリタイアする友達もいる中、乗り越えればJO1に会える、と言い聞かせ勉強。この頃から試験が終わったら何よりも先に日プ無印を見ることを決める。切り抜き動画やYouTubeにあるビハインドなどは見ていたが、本編は勉強と並行して見ることは不可能だと考えお預けにしていた。

5月17日、Mステ後の景瑚くんのソロインスタライブを視聴。fc入るか迷ってる…というコメントに対し、「入れ、幸せにしたる、俺が、絶対」と返したのを見てこの人についていくことを決意。試験が終わったら全力で応援する、待ってろ、の気持ちになる。

ちなみにわたしの心の支えだったJO1の動画(TikTokなどでおそらく違法アップロードのものもございます、悪しからず…)
・タイのスパカリ。ケガのせいで座りながら歌う蓮くんと、拓実くんが音響トラブルに微笑みあう動画
・JO1 official 4/14 ニコニコJO1(拓実くんがメンバーみんなを撮るもの)
・純喜くんのちくわリコーダー
・鈴木愛理さんの公式TikTokより、最強の推し!を踊るよなるき
・Spotify MATCHA TIMEより、茶道部であること自慢しておいて抹茶を飲むも反応が「あっちぃ〜ぇ!!」な瑠姫くん
・JO1 official 5/28かごブラのたけのこ踊り
・JO1 official 2023 10/31 豆拓のHappily Ever After
・初出演MステでよなじゅんがLemonを歌っている時にカメラに抜かれてサングラスをかけて浮かれている鶴平そら豆
ここら辺は死ぬほど見た、心のオアシス

そして迎えた好きなってからの初カムバ、Hitchhiker。6月に本命の就職試験を控えていたため、情報収集もろくにできず、フラゲもできない、ショケの存在も知らない、CDにトレカが入っていることさえ知らない。しかしツイッターで大手アカの方たちがなんとかJO1に1位を連続で取らせてあげたい、と購入を呼びかけていたのは知っていた。こんなわたしでもJO1の力になりたい、という思いでCDを買うことを決意する、5月29日には間に合わず、5月30日に購入にいく。一形態3枚だけ購入しCD開封。トレカやシール、シリアルを初めて目にする。トレカやシールで誰が出るかわからないワクワク、シリアルを応募したらもしかしたら会えるかもしれないというドキドキを今でも覚えている。

2024年6月
運試し、と思って応募したシリアル。1形態だけだったから当たるわけがないと思い、当落の日すら知らず。ツイッターで当落が話題になっていてその日が当落当日であることを知る。3枚のシリアルのうち、1枚は景瑚くんに応募することを決めていたが、なんともう2枚はあみだくじでメンバーを決めた。與那城奨くんと豆原一成くんになった。
なんのドキドキもなく当落の画面を開くとまさかの当選、の文字。與那城奨くんだった。目を疑ったけど、3枚で当たるの?楽勝やん♩とか思っていた、ごめんなさい、怒られます。本当にビギナーズラックもいいところ、人生を賭けて積んでいる方々をだんだんと知った今、あまりにもあの時のわたしは強運だったと思う。
事前にレポを読み漁り、話すことを考えた。就活が思っていたよりも大変だったけどあなたたち11人に出会えたおかげでなんとか乗り越えられた、と感謝を伝えよう、そう決めていた。会場が近くなり、JOCHUMを持ったかわいいJAMたちに囲まれて、JO1はチャムがいるから推しが誰がわかりやすいな…と感心、まだ余裕だった。当然わたしはなんのJOCHUMグッズ、トレカも身につけておらず。
ドキドキしながら列に並びいざ対面。一目惚れってこのことを言うんだろうな、と今となっては思う。わたしが思っていたより大きくて、キラキラしている男性がそこには立っていて手を振りながら笑顔で迎えてくれた。あまりにも綺麗な顔をしていて、思っていた何倍もアイドルだった。あんなに画面上で見ていた人を目の前にして、立ち尽くしてしまい、考えた言葉も出てこず、せっかく名札も作ったのに震える両手を胸のあたりで握っていたため見せることができず、與那城さんに「名前、なあに?」と言わせてしまう。
涙目でほとんど何も発することができないまま終了。ブース出た後に荷物を取るところで係員の人に、ゆっくりでいいので落ち着いて取ってください、と言われ自分が動揺してることに気づく。そこから家に帰るまでの記憶はほとんどないけど與那城奨くんに恋したことだけは自覚。次の日からJO1の動画やコンテンツを見るたび景瑚くんと奨くんを追っている自分に気づきよなけご推しに。この2人、そしてこの2人がいるグループJO1をわたしができる全力で応援すると決める。

なげ〜〜〜もし最後まで読んでくださった方がいましたら、あなたは神様です。どうもありがとうございます。JO1のすごさや仲の良さを目にするたびになぜか泣いてしまう話も盛り込みたかったのですが、あまりの長さにやめておきます。またいつか書けますように…


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