Okeanosの感想の書き殴り

G3です。Okeanosについての感想を書き殴ります。取っ散らかっているかも知れませんが、忘れてしまう前に書ききってしまいたいのでご容赦を。

スタッフさんの演出

とんでもなくヤバかった。スタッフさん、ありがとうございます。
スタッフさんのために、もっとチケット代、高くしていいと思います。あれほどのクオリティを出すには相当の技術と努力が必要とお察しします。お金がすべてじゃないけれど、仕事の質に見合うだけの報酬をもらうことは決して悪いことじゃないと思いますし、人間の原動力となるものをお金抜きには得ることができないことも事実だと思います。

演出のクオリティが普通のライブのそれじゃない。「バーチャルだからできる。」確かにその部分もある。でも、ここではリアルの歌手のライブでも技術的に可能な範囲について書いておきます。凪原涼菜さんを、RIOT MUSICを、バーチャルだけの土俵に閉じ込めて感想を書きたくないので。

少なくともステージのバックスクリーンについては、リアルの歌手のライブでも技術的には可能なはず。なので、ここに絞って書きます。
アーティスト自身が歌声以外(身振り手振りなど)でこちらの気分を高揚させることが難しい選曲の中で、非常に的確に、煽りを入れられていたと思います。透き通った神秘的な歌声に引き込まれながら、映像ではライブ独特の高揚感を醸し出す。涼菜さんの歌声と非常に良くマッチしていたと思います。あれほど鮮やかなバックスクリーンは見たことがないです。語彙が足りませんが、本当に素晴らしかったです。

ライブ全編見終えて押し寄せた感想

個人的には大好きな曲、ダイアモンドクレバスで涙が出そうになってしまったのですが、その後のOkeanosを聴き終えて、スタッフロールまで見終えて、思わず大の字になってしまいました。その時は何故だか分からなかったのですが、「圧倒された」からなのでしょう。

しばらく大の字になっていると、色々な思いが胸からあふれてきて、笑い声を出しながら涙を浮かべていました。簡単には言い尽くせない、数多くの思いがドッと押し寄せてきたため、様々な意味合いの笑いと涙が出ました。

・これまではアーティストと会場のファンとの間で熱くなり感動するタイプのライブは経験したことがあったが、しみじみと感動するタイプのライブに出会ったことが無かったので、初めての経験に圧倒された。多分、圧倒されると笑ってしまうのだと思った。

・歌声を含むすべてのパフォーマンスを通じて、ライブ中およびライブの余韻に浸っている間、熱気や興奮ではなく、心中にはただ感動があり、まさしく「救済」されており、心穏やかでふっと顔と涙腺が緩んで笑顔と涙が出た。

・上述の「救済」により、身の回りのすべてのしがらみから解放されて等身大の自分を見ることができ、これから立ち向かわなくてはならない壁、自分の手元にある大切なもの、昔思い描いていた将来の自分と現在の自分の乖離…などを第三者目線で認識することができ、恐怖、愛おしさ、情けなさなどの数多くの感情が一気に押し寄せてきた。

・情けなくも実力に見合わず自分のプライドが高く、涼菜さんのことを尊敬しつつも、まだ歳若い彼女と比べて自分がこんなにもちっぽけな存在なのかと涙が出てきた。


恥も外聞もないことも書いちゃいましたが、歌というのはここまで人の心を揺さぶるものかとそのこと自体にも驚きました。

最後に

私が歌で泣いたのは、マクロス7の最終話、Toshlの生歌でシズメシズメを聴いた時、そして、このOkeanosのライブです。でも前者2つは熱い思いだったのに対し、あまりに複雑で様々な思いを引き出してくれた凪原涼菜さんの歌声とは違いました。
様々な意味で初めての経験をさせていただいた凪原涼菜さん、そしてスタッフの皆さまに感謝です。

そして、凪原涼菜さん、およびスタッフさん、関係者の皆さんにより、ここまでのライブをみせることができるという意味で、バーチャル界隈だけでなく、音楽という大きな界隈で、言葉通り「RIOT(騒動、ごった返し、迸り)」な存在になっていくのだと思いました。他のアーティストにとって、(あえてこの言葉を使いますが)脅威的な存在になるのだと思います。

無論、まだまだこれからも躍進を遂げていくことと思いますが、この先は私の想像力が及びません。もし、今現在、何かが足りぬとすればそれは名声だけかも知れないと思うほどです。

…ちょっと感情の整理がつかないし頭も追いつかないしで、〆の言葉が見つからないので今回はここで。本当に感動と感謝しかないですね。