2024/10/20 振り返りと展望
【先週の振り返り】
今週の日本株は、先週から引き続く陰線の8連騰となりました。4年10ヶ月ぶりのことだとか。連休明けの10/15(火)に前回9/27の高値を抜けて上昇トレンドを形成。4万を期待されましたが、翌日からは陰線続きとなり方向感の伴わない動きでした。出来高も減少傾向。
その一方で、円安はじわじわと続き、150円台をつける場面もありましたが、この領域となると日銀利上げ懸念が高まるため、これまでのような円安=株高とはならない難しい相場でした。
15日のASMLの決算発表によるショック、米政府のAI先端半導体の各国ごとの販売規制検討などの相場への影響が大きく、TSMCや国内ディスコの好決算も吹き飛ばされた格好に。衆院選での政権交代を含めた不透明感、中国相場、中東情勢などのリスクが背景にあり、リスクオン姿勢には踏み切れず。
【今週の展望】
今週の相場は、主要企業の決算発表の本格化や週末の衆院選を目前に控え、引き続き方向感のない動きとなりそうです。為替は150円を目前にしており、政府による口先介入や日銀の利上げに関する発言にも注意が必要です。国内企業の決算は、23日にはニデック、24日にはキヤノン、25日には信越化学工業、ファナックの決算発表が、そして23日には東京メトロの上場場もあります。経済的な注目イベントとしては、FOMC高官の発言、PMI、東京区部CPIなど。
【先週の終値】
・NYダウ 43,275.91(+36.86 , +0.09 %)
・ナスダック 18,489.55 (+115.94, +0.63%)
・S&P500 5,864.67(+23.20, +0.39%)
・米10年国債 4.096(+0%)
・SOX指数 5,208.61(+3.80, +0.07%)
・WTI原油先物 69.34(-1.33, -1.88%)
・為替 149.526 ( -0.687, -0.45%)
【経済指標】
・22日(月):
カシュカリミネアポリス連銀総裁発言
・23日(火):
ボウマンFIR理事発言
米中古住宅販売件数
・24日(水):
米Tesla決算
米失業保険統計
米PMI
米新築住宅販売件数
・25日(木):
東京区部CPI
ミシガン大学調査(速報値)
・27日(日):
衆院選開票
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