【ポケモンSV シーズン2 構築記事】トリックサイクル(最高2773位/最終4493位・レート1850)

【はじめに】

はじめまして。ごん氏(@g0nsh1pok)といいます。
今シーズンは最終2500位以内、あわよくば3桁を目指して潜っていましたが、あと1勝というところで勝ちきれずに時間が足りず終わってしまいました。
タイトルを見ての通り4桁より下でいつも戦っているような人間なので今まで構築記事というものを書いたことが無かったのですが、YouTube各所で構築記事は書いた方が良いという話を聞いたため、初めて書こうと思った次第です。
シリーズも変わるし4桁中盤の記事なんて読む酔狂な人間はいないと思いますが。(自分なら読みません)

以下、常体

【構築経緯】

最終日構築
最終順位

自分がYouTubeのメンバーシップに加入しているアシキさんが前シーズンに使っていた構築(https://note.com/ashiki_games/n/n391b9c9c3534)がおもしろそうだと思っていたが練度が必要といわれるブラッキーが入っていたため、なかなか手を出せずにいた。そんなタイミングで葉桜オフでベスト16を記録した方の記事(https://first-snow-color.hatenablog.jp/entry/2023/01/15/152926)が恐らく前者の構築を参考にしつつアレンジを加えたもので、こちらが自分的にはしっくりきそうだったため、並びをそのままドドゲザンの型だけを変えて潜り、5桁で沼っていたところから4桁中盤まで爆勝ちで上げていった。
アシキさんの構築のキーになっていたスカーフサーフゴー+メガネミトム+ゴツメカイリューの使用感は良かったが残りの3体が全然活躍できず、また鋼テラスサザンドラがかなり重かったため、上から格闘技で殴れるポケモンを入れたいと感じていた。
すると最終日前日にアシキさんがメンバーシップ配信で格闘テラスクエスパトラで爆勝ちしていたのを見て、まさしく求めていたポケモンだと思い加入、またクエスとよく同時選出し初手性能が高いと感じた襷セグレイブを採用、最後にステロ撒きや電磁波でクエスの全抜きをサポートできるオボンバンギラスを採用し、構築が完成した。
(無断でURLを貼っているため、問題があればご連絡ください。)

【個別紹介】

カイリュー

もちもの:ゴツゴツメット
とくせい:マルチスケイル
テラスタイプ:ノーマル
わざ:しんそく/じしん/りゅうのまい/はねやすめ
調整:191(196)-176(44↑)-139(188)-×(↓)-121(4)-110(76)
 HB:A特化マリルリのじゃれつくがマルチスケイル込み42.9~50.7%
 S:+1で最速97族抜き(ミミッキュ意識)

(概要)
物理に厚くして相手を削る割とスタンダードなカイリュー。構築の原案通り初手のこだわり要因で削った後のクッションとして主に選出。物理相手に雑に出してはねやすめを連打するだけで削れ、適当なタイミングでりゅうのまいを積んでしんそくで削るor締めるムーブが強かった。PTの使用始めはこだわり2枚+このカイリューの選出で簡単に勝てた。しかし、サザンドラを始めとした浮いた鋼テラスや最終日によくマッチングしたセグレイブが重く、また最終日に投入したクエスパトラの方が刺さる場面が多かったのでそちらを通す選出をすることが多くなり、最終日にはほとんど出さなかった。

サーフゴー

もちもの:こだわりスカーフ
とくせい:おうごんのからだ
テラスタイプ:はがね
わざ:ゴールドラッシュ/シャドーボール/トリック/じこさいせい
調整:163(4)-58(↓)-116(4)-203(252↑)-116(36)-131(212)(A0)
 S:準速ドラパルト抜き抜き

(概要)
こだわり駒の1体目。基本初手で鋼テラスゴールドラッシュをぶちかまして数的有利を取り、起点作りが来そうであればトリックを撃ちに行き、さらに交代先にもトリックを入れて荒らしに行く。また、トリックした低火力のポケモンにじこさいせいして体力管理ができる点は強かった。こいつと後述のロトムの両選出した日には体感で1試合平均1.5回のトリックを撃ちに行っていた。相手の搦め手は咎められる点は無難に強かった。前期の上位で流行っていた準速ドラパルトを抜く調整をさらに抜く調整で使っていたが、4,5桁にそんな調整が通用するわけもなく、最終戦で初めて刺さったと思ったらイッカネズミバトンにボコボコにされてしまった。
サーフゴーは良ポケ。

ロトム(ウォッシュ)

もちもの:こだわりメガネ
とくせい:ふゆう
テラスタイプ:フェアリー
わざ:ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/テラバースト/トリック
調整:131(44)-×(↓)-128(4)-196(165↑)-129(12)-132(252)
 C:D無振りガブリアスにテラバーストが212~

(概要)
こだわり駒の2体目で古より伝わりしフェアリーテラス。原案ではサーフゴーかこいつを初手に出してテラスタルとあったが、見え見えのフェアリーテラスを信頼していなかったのと、微妙なSライン/耐久で上から叩かれることをケアし、基本的に裏置きして後出しから2回目のトリックで荒らすことを意識した。ハイドロポンプはよく当ててくれており、上2体との選出が完成されていたため、最終日まで入れ続けていたが、クエスパトラが入ってきてからはこいつがいることでPTパワーが弱くなったと感じたため、最終日には要検討枠となっていた。

クエスパトラ

もちもの:ラムのみ
とくせい:かそく
テラスタイプ:かくとう
わざ:アシストパワー/テラバースト/めいそう/はねやすめ
調整:201(244)-×(↓)-121(236↑)-121-80-129(28)
 S:1↑で最速マスカーニャ抜き
 B:11n

(概要)
上3体で鋼テラスサザンドラが重かったため、上から殴れる格闘技持ちを探していたところに突如降ってきた神ポケモン。Sは振っていないが格闘テラスでサザンドラのあくのはどうを起点にできるため、こいつを入れた途端にサザンドラが重いポケモンからカモに変わった。初手セグレイブかサーフゴーで荒らし、バンギラスで死ぬ気でステルスロックを撒いて全抜きを狙う。最終日のMVPで何度も1vs3から逆転してくれた。初動は火力が出ないので、起点を作れないと簡単に負けるが、こだわりトリックや火力の低い物理相手にめいそうを撃ち、はねやすめでHPを残しながらアシストパワーの火力をあげられることが強く、こちらが瞑想を積む隙に削って裏の先制技で締めようとするムーブをしてくる相手にはねやすめで絶望させられるのがとても良かった。もちものは上述のメンバー配信でラムが活きるシーンをよく見たため、参考元のままのラムのみ。バンギラスと組ませていたので食べ残しの方が良かったと思う。こいつを軸に据えて取り巻きをしっかり考察し練度をあげることができていればもっと上を目指せていたと思う。

セグレイブ

もちもの:きあいのタスキ
とくせい:ねつこうかん
テラスタイプ:フェアリー
わざ:きょけんとつげき/つららばり/じしん/こおりのつぶて
調整:191(4)-216(252↑)-112-×(↓)-106-139

(概要)
最終日の安定の初手枠。シーズンの初めに前々期の上位のカバドッグレンタルパで使っていて使用感が良かったため、クエスパトラ展開の初手要因として使用。初手テラスを切らずに荒らせるのが強いが、初手テラスのじゃんけんでカモられることも多くてうまく扱えなかった。ドラゴン対面で強いフェアリーテラスで採用したが、クエスパトラにテラスタルを切るため一切テラスタルしなかった。重めだったセグレイブに対してはきょけんとつげきを撃つつもりでなるべく下を取るべくいじっぱりにしたが、結局同速対面で先制してしまって相手の持ち物が判別できないこともあって難しかった。

バンギラス

もちもの:オボンのみ
とくせい:すなおこし
テラスタイプ:じめん
わざ:イカサマ/じしん/ステルスロック/でんじは
調整:207(252)-162(60)-165(156↑)-×(↓)-121(4)-86(36)
 S:麻痺した遅い+1カイリュー抜き
 A:地面テラス地震がH4B4サーフゴーに乱1(81%)

最後に入ってきたクエスパトラ用起点作り枠であり諸説枠。ステルスロックが撒けなくても最悪すなおこしでタスキ削りができるのが偉そうに感じたが、カイリューのマルチスケイルやセグレイブのきあいのタスキが潰れる、せっかくHB振りのクエスパトラもじわじわ削れていくでどう考えても別のポケモンが良かった。また、でんじはを採用しても地面テラスで透かされたり、イカサマを考慮しない2連りゅうのまいをされるなどいいおもちゃにされてしまっていた。どうせ1体にしか麻痺を入れないのででんきだまなげつけるのポケモンが良かったが持っていなかったので泣く泣く最後まで入れていた。

【基本選出】

①サーフゴー+カイリュー+ロトム
原案に忠実に。初手鋼テラスゴールドラッシュで数的有利orトリックでもちものをごちゃらせてからゲームを始めるサイクル選出。セグレイブがおり、かつ、ロトムをワンパンするような相手がいない構築にはロトムを前に置いていた。見えない相手のロトムのゴーストテラスにビビって最終日は全然この選出をしなかった。
②セグレイブorサーフゴー+バンギラス+クエスパトラ
クエスパトラで全抜きを狙う前提で、初手削り、バンギラスで岩を撒く対面選出。サーフゴーの場合はバンギラスを初手に出しても良かったが、見えないけたぐりに怯えて裏置きしかできなかった。
③バンギラス+サーフゴー+ロトム
受けループ用だが最終日には当たらなかったので実際には選出しておらず、それ以前に当たった際にはバンギラスの前に採用していたガブリアスで初手ステルスロックを撃っていた。当たる受けループは倉本蘭さんのレンタルばかりで選出も似通っていたので、モロバレルからチョッキを奪った後にサーフゴーで削ってゴリ押ししていた。

基本は①か②で、しっくりこない場合は柔軟に変えて選出していた。

【重いポケモン】

・セグレイブ
再三書いている通り。初手セグレイブでかち合ってじゃんけんになったり、ゴールドラッシュに炎テラスを合わせられて起点にされたり、地面テラスで電磁波透かされた挙句舐めたりゅうのまいを通されたりで散々だった。ロトムの型をHB鋼テラスにしてこいつに厚くすれば良かった。
・クエスパトラ
いろいろ考慮すると後から投げられるときつい。と思っていたら初手からきてセグレイブ対面ノータイム催眠を撃たれるなどしてブチ切れてた。

【最後に】

以下、敬体

ギリギリまでサフゴカイリューミトムでイージーに勝てていたため、本腰を入れてPTを考えるのが遅くなり、最後に勝ちきれなかったことが残念でした。アシキさんも配信で言っていたけど、クエスパトラをもっと早くに見つけて考察できていたらなぁと思います。中盤に全然やりこまなかったのでまあまあの魔境帯(自分としてはまだマシな順位)で戦い、変なポケモンや訳の分からないプレイングに沼ってしまったのも勿体なかったと思います。配信をよく見て明らかに昔よりポケモンの動かし方や強みは理解できているはずなのに、そのセオリーが通らない相手とやることも多かったと思うので、来シーズンはもっと早いうちから対戦回数をこなして上の方で戦えるように頑張っていきたいと思います。
次のシーズンはパラドックスが解禁され、楽しみであり全然うまく勝てる気もしないですが、上位勢の動画を見て勉強してもっと上の順位を目指していきたいです。

敬虔なアシキッズなのでチャンネルリンク貼っておきます。
→ https://www.youtube.com/@ASHIKIch

それでは。

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