気づかないヘイト

3年くらい前から「トランスヘイトがひどい」(トランスジェンダーへのヘイト言動がひどい)という話を見聞きしていて、
たしかにJ.K.ローリングのトランスヘイト言説も見聞きするくらいはあったので、最初は「おお…そうなんですね」といった反応をしてました。

その後もヘイトが多いと聞く機会があって、どうも「ツイッターで多い」という雰囲気がつかめてきました。
ツイッターはだいたい毎日大なり小なりの時間は眺めてるのだけど、気になったことがないので、
ヘイトが多いとか、目にするのも辛いと聞くと「そ…うですよね」という反応になっていました。

それでやっと最近分かってきたのですが、
ヘイトが多いというのは、殺されるとか、暴力を振るわれるとか、会社を解雇されるとかでもなければ(それはヘイトクライムか)、
「〇ね」とか「〇もちわるい」とか言われてるのでもなくて、
「トランス女性は女性専用スペースを使わないでほしい」とか、
「女装した男性と見分けがつかない」とか、
「戸籍の性別変更から手術要件は撤廃してはならない」とか、
そういった話のことなんです…よね…?

個人的には上記の3つの意見? に対しては、
「はぁ?」とか「論理が破綻してるねえ」とか「個人の意見ですね」、
くらいにしか感じていなかったので、ヘイトという認識ができていなかった…
きっと鈍感というか、神経が図太いんだと思う…
荒井元秘書官にも「バカじゃん?」くらいしか思わなかった。

幸い、身近にいる人を傷つけている雰囲気はそんなにない…はずなので(もちろんあるし、知らない所でもたくさんあるはずだけれど)、
社会生活を営むことに困難なほどに大切な感情を失っていないのだと思う。
きっとこの鈍感さも、何かの矢面に立つとか、誰かのために活かすことができるはずなので、
活かせるものは活かしていきたいと思う。

どちらかというと、身内に(言葉で)刺されることもあるし、見聞きすることもあって、
そっちの方がよっぼど響きます。
少なくとも仲間内でこそもっと仲良くしたいです。ほんとに。

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