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ゴト日の値動き雑感



図は、20年分の1分足データをもとに
・横軸に0時から16時
・縦軸に対数収益率を取り
・いろんなゴト日(ゴト金とか前倒しゴト日とか)ごとに値動きを平均して
をプロットしたものです。

続きは今月中(2023.06)、来月中(2023.07)には書きます。 書きました。

線の種別はそれぞれ以下の通り。gotobi=

  • All(青) : 全データ

  • 0(橙): ゴト日かつ金曜日、いわゆるゴトキン

  • 1(緑): ゴトキン以外のゴト日

  • 2(赤) : 1日前倒しゴト日(ゴト日が土曜の金曜日)

  • 3(紫) : 2日前倒しゴト日(ゴト日が日曜日の金曜日)

  • 4(茶) : 木曜日がゴト日だった金曜日

  • 5(桃) : 上記以外の普通の金曜日

  • 6(灰) : Allから0-5全てを除いた日


細分化した値動き

それでは、一つずつ見ていきましょう。

0 : ゴトキン

ゴトキンは仲値前に上昇、仲値後に下落という教科書的な値動きをしていますね。1時台の下げはちょいと気になります。


1 : ゴトキン以外のゴト日

ゴトキンを除いたゴト日の値動きです。つまり月ー木のゴト日の値動きです。ややいびつで仲値直前直後のトンガリもなだらかになってますが、仲値っぽい動きとは言えそうです。個人的には2時台の下げている時間帯が嫌ですね😅

2 : 1日前倒しゴト日(ゴト日が土曜の金曜日)

前倒しゴト日になると、深夜帯(グラフ左側)の上昇が見れなくなりますが、09:55には#1と同じくらいは上昇しています。また、仲値後は鋭く下げているので良いのではないかと。


3 : 2日前倒しゴト日(ゴト日が日曜日の金曜日)

1日前倒しとなぜ違うのかは不明ですが、こちらは深夜に上げてからヨコヨコになり、6時くらいから再度上げています。09:55時点ではゴトキンと同じだけ上げます。仲値後の下げはかなり緩やかです。

4 : 木曜日がゴト日だった金曜日


この項目があるのは木曜日で仲値のドル買い需要をこなしていた場合、金曜日には大したドル買いのフローがないのでは?という仮説に基づきます。3-7時の下げが気になるので、ポジるならそれ以降が良さそう。


5 : 上記以外の金曜日

#0 、#2、#3、#4を除いた金曜日(#1はもともと金曜日を含まない)です。深夜帯や8時台は下げてますが、仲値前の急上昇はなかなかのものかと(抽象的w)。これはやるなら4時5時にポジるのが良さげ。


6 : Allから0-5全てを除いた日

念のため、0-5を全部除くと、グレー線の値動きとなりました。


「結局、深夜帯に買って仲値で決済すればいいんでしょ?」

というと、そこまで簡単な話ではないんですな。

直近2年半にしぼると・・・

これは2021年からのデータで、1分足の値動きを平均したものです。

これまでのグラフとはy軸の上限下限が変わっています。直すのめんどいのでこのままにします。

2年半という短期間(しかも米ドル円アゲアゲ期間)に絞っちゃったせいもありますが、20年間のグラフと比較してかなり形が変わってますね。

  • 仲値前で優位性を維持しているのは、ゴトキン(オレンジ)とゴトキン以外のゴト日(緑)かな。ただし、09:55前の急上昇は見られなくなってきている。

  • ゴトキン以外のゴト日(緑)は09:35あたりにピークを付けやすくなってきている。

  • 他のパターンでは仲値前の急上昇はまだ見られるが、それ以外の時間帯で横ばいや下降が目立つ。

  • 仲値後の急落はほぼ全てのパターンで見られなくなってきている。あったとしても11時には上げに転じている。

  • ただ、1日前倒しゴト日(赤)は下げてる(謎


ロンドンオープン以降の値動き

鋭い方であれば、

なぜわざわざ16時以降を表示してないの?何もしなければ23:59まで表示されるのにわざわざdf['hour'] < 16とかで区切ってるよね?

と思うはずです。理由はシンプルで、ゴト日のロンドン以降にも美味しい値動きがあるからです。しかも仲値前のゴトキンに匹敵するような。

是非、ご自身で確認してください。

かしこ

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