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FXのトレンドラインの引き方やチャネルラインとは?

エントリーする前に、相場で波動の方向のおおよその検討をつける事はとても大切で、トレンドラインを引く方法が最も一般的です。安値同士を引いた右肩上がりの線は上昇トレンドライン、高値同士を引いた右肩下がりの線を下降トレンドラインといいます。

ちなみにトレンドの対義語はボラティリティといいます。トレンドラインは、相場の流れを知るツールとして多くのトレーダーに
使われています。しかし、本当の使い方を知っている人は、実はそれほ
ど多くありません。本当の意味でトレンドラインを活用するには、これ
がチャート上でどのような意味を持っているのかを知る必要がありま
す。
これを理解できると、「相場は市場参加者の集団心理で動く」という言
葉の本質がわかるようになります。
ここでは、そんなトレンドラインの役割と実践的な使用方法を説明しま
す。

<h2>トレンドラインとは|役割と機能</h2>
最初に理解していただきたいことは、「トレンドラインで何ができるようになる
か」ということです。結論からいうと、トレンドラインは、以下の二つの役割と機
能をもつ重要なツールです。

● 現在の相場の波動の方向gfを正確にあらわす
● 支持線/抵抗線として機能する
詳しく説明しますね。

1.1. トレンドラインには二種類ある
トレンド相場には、上昇トレンド/下降トレンドの二つあります。そのためトレンド
ラインも二種類あります。
 ・上昇トレンドライン
 ・下降トレンドライン
この二つのラインから、現在の相場を正確に判断することができます。順番に説明
していきます。

<h3>上昇トレンドライン</h3>
上昇トレンドラインは、ローソク足の目立った二つ以上の安値をを結んで引くこと
でできるラインです。下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/04/2021-04-18_12h27_42-300x167.png" alt="" width="300" height="167" class="alignnone size-medium wp-image-492" />

目立った安値であるAとBの二点を結ぶようにラインを引いて、そのまま伸ばしてい
くと上昇トレンドラインになります。

<h3>下降トレンドライン</h3>
一方、下降トレンドラインは、2つ以上の高値を線で結ぶと引くことができます。
上昇トレンドラインの反対です。下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/04/2021-04-18_12h33_47-300x214.png" alt="" width="300" height="214" class="alignnone size-medium wp-image-494" />


高値同士であるAとBの二点を結んでそのまま伸ばして引くことができました。二本
のトレンドラインを組み合わせたのが、次のチャートです。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/04/2021-04-18_12h35_39-300x182.png" alt="" width="300" height="182" class="alignnone size-medium wp-image-495" />

何も引いていないチャートよりも、はるかに現在のトレンドが掴みやすくなりまし
たね。この相場は、上昇トレンドが終わって、現在は、下降トレンドにあることが
わかります。
このように、現在のトレンドと波動の方向性を把握することが、トレンドラインの第一の役割です。

ポイント!
現在のトレンドと波動の方向性を正確に把握できるようになることがトレンドラインの第一の役割。

1.2. トレンドラインはレジスタンスライン/サポートラインとして機能する
トレンドラインの重要な機能のもう一つがレジスタンスライン/サポートラインとしての機能です。
● サポートライン?:価格が、その位置へ下落したときに反対方向(上昇方向)へ跳ね返すライン
● レジスタンスライン?:価格が、その位置へ上昇したときに反対方向(下落方向)へ跳ね返すライン
なお、サポートラインやレジスタンスラインに平行線を引いてみましょう。
これを『パラレルライン(チャネル)』といいますので出来たら覚えて下さい。

上昇トレンドラインはサポートラインとして、下降トレンドラインはレジスタンスラインとしての役割が
あります。

ポイント!
サポートライン/レジスタンスラインとして機能するということがトレンドラインの第二の役割。

2. トレンドラインが機能する理由
それでは、次にトレンドラインが重要な理由(機能する理由)をお伝えします。そ
れは以下の二つです。
● 全世界のディーラーやトレーダーが節目として意識するから
● ラインと接するところで売買高が急増するから
説明させて頂きますね。

<h2> 全世界のディーラーやトレーダーが節目として意識する</h2>
相場は、節目をつけながら、Nの字で動いてきます。節目とは、
● 上昇トレンドでは押し目という一時的な反落ポイント
● 下降トレンドでは戻り目という一時的な反発ポイント
のことです。

下図は上昇トレンドの中の押し目です。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_10h24_55-300x179.png" alt="" width="300" height="179" class="alignnone size-medium wp-image-498" />


ピンク線の中で一時的に下げているところがそれです。

次に、下降トレンドの中の戻り目です。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_10h31_08-300x182.png" alt="" width="300" height="182" class="alignnone size-medium wp-image-500" />


緑線の中で一時的に上げているところがそ
れです。

繰り返しになりますが、押し目は上昇トレンドの中であらわれる一時的な下落ポイ
ント、戻り目は下降トレンドの中であらわれる一時的な上昇ポイントです。FXで
は、この一時的に下がる/上がる場面を、絶好の売買ポイントだと待ち構えているプロのディーラーやトレーダーが非常にたくさんいます。

例えば、上昇トレンドの中で一時的に下げたときに買いポジションを持ち、上昇し
て高値を更新していった後に売れば、大きな利益を得ることができますね。このよ
うに、世界のトレーダーは、上昇トレンドの中の一時的な反落ポイントである押し
目で、買いポジションを持とうと強く意識しているのです。それでは、彼らは、具体的に、どれぐらい価格を下げたときが買いだと意識してい
るのでしょうか。

答えは、トレンドラインに当たったときです。世界中のトレーダーがトレンドライ
ンを引いていて、そこに価格が落ちてくるときに買いポジションを持とうと待って
います。そのため、トレンドラインに価格が当たると、売買が急に活発になること
が非常に多いのです。

必ず、トレンドラインで価格が反発するわけではありません。しかし、トレンドが
続く限り、必ず反発します。そのため、トレンドラインで反発するのか、それとも
下抜けていくかを見極めることがトレードの肝になります。なお、トレンドライン
を下抜けまたは上抜けすることを“ブレイク”と言います。

<h3> トレンドライン付近では売買が激増する</h3>
上昇トレンドラインは、価格がそれ以上下落しないように支持線として機能しま
す。下降トレンドラインは、その反対に機能します。
上昇トレンドにのって買いポジションを持っているトレーダーは、トレンドが継続
する限り、利益が膨らんでいきます。そして、トレンドが終了する前後で買いポジ
ションを売って、利益を確定したいと考えています。そのための判断指標として、
トレンドラインを利用して、トレンドが継続しているかどうかを判断しているので
す。もしローソク足が、上昇トレンドラインを下に抜けると、このトレンドはいっ
たん終了し下落すると考えます。そこで、売り注文を出します。
このとき同時に、これから下降トレンドに入ることを予想したトレーダーから、新
規の売り注文も出ます。このようにして、トレンドライン付近では売買高が急増し
ます。売買高が急増するということは、反発するにせよブレイクするにせよ、そこ
から相場が動く可能性が高いということです。
FXでは、このように相場が動くポイントで売買戦略を立てることが重要です。だか
らこそ、トレンドラインは重要なのですね。

ポイント!
トレンドラインが機能するのは、①全世界のディーラーやトレーダーが節目として意識していお
り、そのため、②トレンドライン付近で売買高が急増するからである。

3. トレンドラインは三本一セットが本当の使い方
ここまでで、トレンドラインの基礎について説明しました。次に、相場の流れを深
く理解するためのトレンドラインの本当の使い方をお伝えします。
実際のトレードでは、トレンドラインを何本も引いて相場分析することが重要で
す。機能するトレンドラインを何本も引くことができれば、それだけ深く相場の流
れを把握することができるからです。そのために、覚えて頂きたいことが三つあり
ます。
● トレンドが終わるときは同じポイントを起点として角度が緩やかになってい

● トレンドが継続するときは起点を変えていきながら角度が急になっていく
● トレンドの力は三本のトレンドラインで把握する
これらは、本当に機能するトレンドラインを引き、そこから良いトレード戦略を立
てるために、ものすごく重要なので、徹底的に頭に叩き込んでください。どのよう
なことか、順番に説明します。

<h2> 起点が同じ複数のトレンドラインを引ける場合はトレンドが終
わることを意味する</h2>
同じ起点の複数のトレンドラインを引ける場合は、トレンドが終わることを意味し
ます。下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_10h37_58-300x131.png" alt="" width="300" height="131" class="alignnone size-medium wp-image-502" />

この三本のラインは、全て同じAを起点としています。
なおAでは、ヒゲが何本もありますので、ヒゲを抜いて実体を起点とします。まず
AB間を結ぶトレンドラインが引けますね。Cで、ローソク足が、このトレンドライ
ンを下抜けましたが、この後のローソク足をよく見てください。
次に、Dで反発しているので、AD間で新しいトレンドラインが引けました。これが
二本目のトレンドラインです。その後Eで下抜けました。その後、今度はFで反発し
ましたので、AF間でまたトレンドラインが引けます。三本目のトレンドラインです
ね。これもGで下抜けています。
トレンドラインの角度が徐々に緩やかになって言っていますね。このように、同じ
起点(A)から複数のトレンドラインが引ける場合は、トレンドが終わるサインで
す。

<h3> 起点を変えながらトレンドラインを引ける場合はトレンドが継
続することを意味する</h3>
起点を変えながらトレンドラインを引ける場合は、トレンドが継続するサインで
す。下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_10h49_09-300x145.png" alt="" width="300" height="145" class="alignnone size-medium wp-image-504" />

三本のラインがありますが、それぞれ起点が異なりますね。
ABのトレンドラインは、トレンドが開始したラインです。その後、トレンドが継続
することでBCのトレンドラインとなり、最後はCD間でトレンドラインが引けま
す。このように、トレンドが継続するときは、トレンドラインの角度が急になって
いき、起点が変わっていきます。
トレンドが継続する時は、このように起点を変えながら、段階的にトレンドライン
の角度が強くなることを覚えてください。

<h3>トレンドの力は三本のトレンドラインで把握する</h3>
次に覚えて頂きたいのは、角度が変わる回数です。
今一度、上図を確認して頂きたいのですが、どちらも、トレンドラインの角度が三
回変わっています。トレンドが終わる場合も継続する場合も、角度が変わる回数は
三回が基本です。つまり、一つのトレンドが始まれば、角度が異なる三本のトレン
ドラインを引いて、トレンドが継続するか終了するかを見極めるということです。
なお、必ず三本というわけではありません。あくまでも三本を基準にするというこ
とです。

例えば、上昇トレンドが開始したとき、起点を同じとする二段階のトレンドライン
が引けたとします。しかし、三段階目のトレンドが出ることなく、二段階目のトレンドラインを下抜けする場合もあります。この場合は、トレンドが継続する力が、
さらに弱いと判断すると良いでしょう。
逆に、三段階目のトレンドラインに乗り、さらに急上昇して四段階目のトレンドラ
インが引ける場合もあります。その場合は、トレンドの力が強いと判断できます。
同時に、急激なトレンドは長続きしませんので、一時的な反転が近いと想定するこ
ともできます。

ポイント!
トレンドが終わるか継続するか、勢いが強いか弱いかは、トレンドラインを三本引
いて判断する。起点を同じとする複数のトレンドラインを引ける場合は、ラインの
傾きが緩やかになっていき、トレンドが終わることを意味する。起点が異なる複数
のトレンドラインを引ける場合は、ラインの傾きが急になっていき、トレンドが継
続することを意味する。

4. トレンドラインのブレイクを見極める具体的な方法
次に、トレンドラインをブレイクを活用したトレード戦略を説明します。ブレイク
とは、ローソク足がトレンドラインで反発せずに、突き抜けることをいいます。
ここまでお伝えしてきたように、トレンドラインは全世界のディーラーやトレーダーが節目(=「押し目」や「戻し目」)として意識しており、トレンドライン付近では、価格が反発することを期待して、ポジションを持つために待ち構えています。

しかし、トレンドラインでは、常に反発するわけではなく、ラインを突き抜ける(=
ブレイク)こともあります。つまり、価格がトレンドラインに近づいたときに、反
転の可能性とブレイクの可能性の両方を視野に入れておくと、より相場環境に適し
た勝てるトレードを行えるようになります。

ブレイクについて覚えていただければ、いよいよトレンドラインで利益を上げるこ
とができます。実践上、トレンドラインのブレイクは、三本一セットの考え方とあ
わせて非常に重要です。ぜひ、頭に叩き込むつもりでご覧ください。

ポイント!
ブレイクとは、トレンドラインで反発を繰り返してきたローソク足が、反発せずに
ラインを突き抜けること。このブレイクを想定したトレードを行うことは、トレン
ドライン活用の中でも最重要。

<h2> トレンドラインのブレイクに関して絶対に抑えておくべき二つ
のルール</h2>
まずトレンドラインのブレイクに関する絶対的前提を確認しておきましょう。
● トレンドラインはいずれ必ずブレイクする。
● ブレイク後は支持と抵抗の役割を入れ替える。一つずつご説明します。

<h3>トレンドラインはいずれ必ずブレイクする</h3>
一本のトレンドラインが、永遠に継続することはありません。いずれ必ずブレイク
し、それと同時にトレンドは終了します。
下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_10h58_28-300x170.png" alt="" width="300" height="170" class="alignnone size-medium wp-image-506" />

矢印の部分でローソク足がトレンドラインを下抜けていますね。これがブレイクで
す。基本的にはローソク足がトレンドラインで反発する回数が多くなればなるほ
ど、ブレイクの可能性が高まっていきます。
なぜなら、市場参加者が、「また反発するのではないか」という考えから「そろそ
ろブレイクするのではないか」と考えるようになっていくからです。トレンドが継
続している限りは、トレンドライン付近で反発しますが、「トレンドラインにのっ
ているから」という理由だけで、買いポジションを持ってはいけません。それで
は、すぐに損切り地獄になります。
常に、「ブレイクが起こるかもしれない」と想定しておく必要があるのです。トレ
ンドラインは、いずれ必ずブレイクします。

<h3>ブレイク後は支持と抵抗の役割が入れ替わる</h3>
トレンドラインを突き抜けてブレイクすると、そのトレンドラインの役目は終わっ
たと考えるかもしれません。しかし、ブレイク後も、それまでのトレンドラインは
決して消さないようにしてください。なぜなら、それには、まだまだ重要な役割が
あるからです。
下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_11h03_34-1-300x154.png" alt="" width="300" height="154" class="alignnone size-medium wp-image-510" />

まず、AとBを結ぶトレンドラインを引いています。Bでは、このトレンドラインが
支持線となって、価格がここで反発しました。その後、赤丸のポイントでブレイク
し下抜けました。
次にCをご覧ください。今度は、同じトレンドラインで価格が反落しています。つ
まり、Bでは支持線として機能していたトレンドラインが、今度は、抵抗線として
機能しているということです。
このように、ローソク足がトレンドラインをブレイクすると、支持から抵抗へ、抵
抗から支持へと役割が転換することを覚えておいてください。
これは、よく観察していないと見落としがちなので注意しましょう。

<h3>トレンドラインのブレイクを想定した具体的なトレードルール</h3>
それでは、トレンドラインはいずれ必ずブレイクすることを想定に入れた場合、実
戦ではどのようにするべきでしょうか。
結論から言うと、答えは次の二つです。
● 複数のトレンドラインで判断すること
● 一つ前のトレンドから判断すること
この二つの共通するのは、複数の根拠を見つけてから、反発/反落かブレイクかを判
断するということです。詳しく説明します。

<h3>複数のトレンドラインで判断する</h3>
あなたがチャートを開いて上昇トレンドラインを引いたとします。現在の相場が上
昇トレンドにあることがわかりました。そこで、あなたは、「今は上昇トレンドな
ので、ローソク足がトレンドラインにあたったところで買おう」と考えました。こ
の戦略は、上昇トレンドにのるという意味では、決して間違いではありません。
しかし、トレンドラインはいずれブレイクするので、次のポイントでは下抜けする
かもしれません。一本のトレンドラインだけでは、それがわからないので、反発か
ブレイクかを運に任せるようなトレードになります。勝つためには、トレンドライ
ンを何本も引いて、複数の根拠を見つけることが重要です。
下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_11h14_16-300x157.png" alt="" width="300" height="157" class="alignnone size-medium wp-image-512" />

このチャートには、次の3つのラインがありますね。。
 ・上昇トレンドライン
 ・水平ライン
 ・下降トレンドライン
上昇トレンドラインは、Aのポイントで下抜けています。これは、上昇トレンドの
終わりを示唆する根拠です。
次に水平ラインは、最初は抵抗線(レジスタンスライン)だったのですが、支持線
(サポートライン)に転換し、Aのポイントで、再度、抵抗線に役割を転換してい
ます。この水平ラインがAのポイントで抵抗線に再転換したという事実も、上昇ト
レンドの終わり示唆する根拠です。
最後に、同じAのポイントで、価格は下降トレンドラインを上抜けできていませ
ん。
つまり、Aの時点で、上昇トレンドが終わる根拠が二つ、下降トレンドが始まる根
拠が一つあるということです。あなたは、この三つの根拠を目の前にしたとき、今
後の相場は、上昇・下降・横ばいの、どれになりやすいと判断するでしょうか。下降トレンドですよね。このように、同じ根拠のラインが、いくつも交わっている
ポイントを探して、トレードを行いましょう。一本のラインが勝率60%だとして、
これが三本集まれば、結果として勝率70%、80%と高確率になっていくという考え
方です。

<h3>一つ前のトレンドラインから判断する</h3>
トレンドラインのブレイクを想定に入れたトレードルールの二つ目は、一つ前のト
レンドから判断することです。現在のトレンドラインだけではなく、一つ前のトレ
ンドラインで、同じ方向性の根拠を見つけた時はトレードチャンスになります。
なお、一つ前のトレンドがレンジ相場の場合もあります。その時は、二つ前の相場
まで見ると良いでしょう。
それでは、下図をご覧ください。
<img src="http://fx-commercio.com/wp-content/uploads/2021/05/2021-05-03_11h19_51-300x130.png" alt="" width="300" height="130" class="alignnone size-medium wp-image-513" />


まず、1→2→3の順番で上昇トレンドラインが引けます。「3.1. 起点が同じ複数
のトレンドラインを引ける場合はトレンドが終わることを意味する」で説明した起
点が同じトレンドラインですね。まず、これら三本のラインが全て下抜けているこ
とから、上昇トレンドが否定されていることが分かりますね。
次に、AとBの高値を結ぶ下降トレンドラインを引くことができました。これは、下
降トレンドに入ったことの根拠になりますね。その後に、ローソク足は、Cのポイントで上昇トレンドライン3を下抜けました。
三本の上昇トレンドライン全てが下抜けたということです。これで、上昇トレンド
は強く否定されました。(「3.3. トレンドの力は三本のトレンドラインで把握す
る」を読み直してみてください。)
これらの材料から、次は下降トレンドが始まる可能性がとても強くなりました。下
降トレンドを示唆する複数の根拠が揃ってようやく矢印の箇所で売りポジションを
持つことができます。案の定、ここでは、下降トレンドラインにあたって、価格が
反落しましたね。
安易に、「ここで反発して欲しい!」という願望でトレードする癖をつけると全く
上達しませんし勝てません。願望は単なる願望であり根拠ではありません。キツイ
言い方ですが、この考え方は徹底してくださいね。

図入りの詳しい記事はこちらもご参照下さいませ^^
http://fx-commercio.com/20210419/

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