FXノート「FXトレーダーに役立つ書籍をご紹介します」
私はFXをはじめて15年目に入ったが、その前には株取引を長年行っていたので、読破した投資関連書籍の数だけ、かなりの数にのぼる。
ここ数年はあまり読書の時間が取れなくなってきたが、それでも週に1、2冊の書籍は読んでいる(投資関連本はそのうちの半数程度)。
さて、私の極めて個人的な感想ではあるが、私が実際に読んできた書籍のなかで、FXに役立つ(かもしれない?)と感じたものを、次の5つのジャンルに分類してみた。
①投資技術(トレード手法)やテクニカル分析、メンタル、資金管理などに関するもの
→投資をはじめた当初に、大半の方がこの種の書籍をたくさん読むのではないかと思う。
私もFX初心者のころには、毎週のように新しい本を購入したのを覚えている。
欧米の翻訳本も多数読んだが、内容は為替ではなく先物や株であったり、扱っているチャートやデーターが古く、一見、役に立ちそうな気がするが、正直、それほど読む価値があるものは少ない印象。
②投資で大成功した(している)投資家のインタビューを収録したもの
→読みやすいので、シリーズになっている続編や類似書籍をほとんどすべて読んだ。
登場しているスーパー投資家と、我々個人投資家との立ち位置が違い過ぎて、とりたてて役に立ったとか、参考になったという印象はほとんどない。
ただ、投資に対する夢を見たり、モチベーションアップには役に立つと感じる。
③大手金融機関の元為替ディーラーが為替取引についてまとめた四方山(よもやま)話
→話としては大変面白く、息抜きとして(+雑知識として)個人的に一番好きなジャンル。
今現在読んでいる2冊の書籍は、両方ともこの分野のもので、毎日、楽しみながら読んでいる。
金融機関のディーラーと比べて、いかに個人投資家が勝ちにくい状況にいるかを再確認させられる。
④投資に隣接した分野で、FXに役立ちそうな考え方やメッセージをまとめたもの
→FXも勝負事である以上、別業界の勝負師のものの考え方や生き方、エピソードは意外に役に立つ。
個人的な好みだが、羽生名人や渡辺棋王の将棋棋士の著作、イチロー選手や三浦カズ選手のスポーツもの、ギャンブルについての確率論的アプローチを扱ったもの、ポーカーの世界チャンピオンの木原氏の著作、世界チャンピオンのゲーマー梅原氏の著作などが特におススメ。
⑤経済学やその周辺分野の少し専門的な書籍
→様々な経済理論や金融工学など、堅苦しい書籍を少々我慢しながらたくさん読んできた。
個人的には行動ファイナンスの理論を日常生活に当てはめて説明している書籍が好きだが、実際のFXにどこまで役に立っているかは、正直、微妙ではある。
チャンスがあれば、具体的なオススメ書籍を個別にご紹介していこうと思っています。
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