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セブン&アイ・ホールディングスの買収案件でドル円の上昇は嘘

セブン&アイ・ホールディングスは3日、米子会社を通じて米石油精製会社マラソン・ペトロリアムのコンビニエンスストア併設型ガソリンスタンド部門「スピードウェイ」を210億ドル(約2兆2000億円)で買収することを決定したと発表した。米国市場の成長拡大を狙い、2021年第1四半期の取得を目指す。

昨日このような大型M&Aの話がニュースになりましたね

2兆円規模の円売りドル買い=ドル円上昇だ!!

と思われる人もいたかもしれませんが、それはありません



確かにセブン&アイ・ホールディングスが買収資金として210億ドルを準備する必要があるかもしれません

しかしM&Aは全て現金決済とは限りません

しかも素人じゃないんだから、210億ドルのオーダーを一気に流すなんて愚行はしません

ドル円のレートが上がって取得単価が不利になりますし

少しずつ有利な価格でドルを取得するのが当たり前です



米国市場の成長拡大を狙い、2021年第1四半期の取得を目指す。

更にスケジュール的にまだ少し先の話です



じゃあなんで昨日のドル円は上昇したの?


正確な背景なんて誰にも分かりませんけど、今回のM&Aに絡めるのであれば、上昇した理由はその実需ではなく「思惑」の方が大きいかもしれません

『思惑で買って事実で売れ』

これは相場のセオリーですから


ただドル円が下がった頃にM&Aに絡む円売りドル買いのフローが出る可能性はあります

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トレードの根拠として盲信するのではなく、要素の1つとして捉えておきましょう



さて

今日のランチは昨日の残りのお寿司をいただきます

若い頃と同じ胃袋の感覚で出前を頼んでしまうのでいけませんね

最近は2食連続お寿司が恒例となりました・・・

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