超重要なリスクオン・リスクオフの理解について


今日はFXの市場分析において非常に重要なポイントである、「リスクオン」、「リスクオフ」について再考してみたいと思います。


中・上級者の方は、

 そんなん知ってるよ

的内容もあると思いますが、大事な所であるのは間違いないので、ご希望の方は、付き合っていただければ。


  *


リスクオンとは「リスク選好」の意味で、経済が「大丈夫、安定」の判断がなされた場合にハイリスク・ハイリターンの投資に資金が移動すること。

リスクオフとはその逆で、「大丈夫、安定」ではないと判断がなされた場合に、安全商品に資金が移動することです。


一般的に、

リスクオン時に買われるもの=

 株(特に新興国株等)

 オセアニア通貨や南アフリカ通貨

 各通貨ペアで比較し、リスクがオンなもの(笑)


 等


リスクオフ時に買われるもの=

 安定した国の国債や低リスク債権

 円やスイスフラン

(円とドルの関係については今は昔とちょっとイメージが違いますので注意。特に今は(ウクライナ)有事ですので。)

 等

です。


大事なのは、価格の変動幅です。

多くのケースは、

 リスクオン時はゆったりとした上昇

 リスクオフでは、ドン下げ(笑)

のパターンを取ります、

なぜリスクオフでは、ドン下げになるかというと、資金移動のための決済りと下落益を狙った新規売りが同時に入るからです。

「売り」のことを「ショート」と呼ぶのもここからきています。

短い(ショート)期間に下がるからです。



始末が悪いのは、今や相場を動かす大きな役者である

 AI

にこのルールが組み込まれており、人間が思うより急激なペースで売り買い(特に売り)が進むことです。

我々トレーダーは、常にこの市場特性を意識しておく必要があります。

特にファンダメンタルズでビッグなニュースが出たときですね。



(次回のこのテーマ時に続く)

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