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一番良い野菜を他人にあげなさい

僕が子供の頃、曾祖母はまだ生きていました。


曾祖母は戦時中を生きた世代で、

20歳の時に子供を生み、

その子供(僕の祖母)も20歳前後で結婚したため、

ひ孫の僕が生まれてからも暫く生きてくれてました。



そんな曾祖母が言っていたセリフで、

とても印象に残っている言葉があります。


ある時、自分の庭で取れた野菜を近所に配ることにしたのです。

野菜を籠の中から選ぶ時に、横で見ていた曾祖母がこう言いました。



「他人様には一番出来が良い野菜をあげなさい」


収穫した野菜の中で、もっとも大きく、

見栄えも綺麗で美味しそうなものを選んで渡していきました。



最後に自分の所に残ったのは、

ゴツゴツして形の悪い、サイズも小さな野菜ばかりです。


それでも、曽祖母はとても幸せそうな顔をしていました。




■幸せと健康


自分の曽祖母ではありますが、

僕にとって今でも尊敬する人です。


野菜をあげるとき、周りで誰が見てる訳でもなければ、

そこそこ無難なものを選んで他人にあげたとしても、

誰にも分からないでしょう。



しかし、曾祖母は誰が見ていなくとも、

必ず他人に一番良いものを渡したのです。


当然、渡された相手はそんな背景を知る由もありません。

ただ、普通に野菜を貰っただけだと思っています。


より良いものをあげたから感謝されようとか、

そういう事ではないのです。


自分の中の信念とか、生き様、

もはやそういうレベルの話です。



これは中々、普通にできることではないと思います。


だからこそ、僕は曾祖母を尊敬しています。



ところで、

僕はずっと不思議に思っていた事がありました。



曾祖母は人知れず、こうした細やかな配慮や、

相手への思いやりといったものを大切に生きていたのですが、


いつも周りに「感謝」しており、

何よりそんな本人が一番幸せそうだったのです。



戦時中の後を生きた人なので、

そんなにモノが豊かであった訳ではありません。

お金もありませんでした。



でも、おそらく現代人の誰よりも幸福に生き、

最後まで周りに惜しまれながら死んでいきました。



曾祖母は本当に幸福な人生を送ったと思います。

そう確信するほどに、見ていてとても幸せそうだったのです。



その後、僕も成人して様々な書籍や文献を漁るようになって、

ひとつの面白い事実を発見しました。



医学博士の春山茂雄先生の研究による研究です。


人間の脳は誰かに感謝したり、感謝されたりすると、

βーエンドルフィンという幸せホルモンが分泌され、

がん細胞をやっつけたり、老いを抑える効果があることが分かったのです。


逆に、世のため人のためにならないこと、

人から恨みをかうようなことをすると、

脳は滅びの方向へと誘導され始めると言います。


これは非常に面白い話です。


よく一般で言われる善行は、

本当に成すものに対して恩恵を与えているのです。

しかも、それがちゃんとした科学的根拠で裏付けられています。



僕にとってもこれは驚くべきことでした。





■脳内モルヒネ


先ほどご紹介したβーエンドルフィンという物質は、

通称「脳内モルヒネ」と呼ばれています。


本来のモルヒネは医療現場では苦しみの軽減や鎮痛剤として使用され、

同時にある種の多幸感を生み出します。


これと同等、あるいはそれ以上の効果がある物質が、

実は人間の脳内にも自然由来の機能として備わっているのです。


それが幸せホルモンのβーエンドルフィンです。


春山茂雄先生によると、

その効果は場合によって「モルヒネ以上」にもなるそうです。

それだけ凄い物質が僕らに備わっているなんて驚きですよね。


この脳内モルヒネを分泌することで、

日常のストレスは軽減され、痛みや苦しみを沈静化し、

晴れやかな気持になり、がん細胞すらも死滅します。


こんな魔法のような事が本当にあり得るんです。



だから、日々を感謝の気持ちで生き、

他人を思いやって生きてる人は病気も少なく、

長生きします。



そして何より、

生きている間中、幸せに安らかな気持ちで過ごせるのです。



おそらく、

曾祖母はこのような生き方の典型例だったと思います。

とても長生きでした。


その背景にある科学的なメカニズムを曾祖母は知らなかったと思いますが(笑)


僕は理由も知って、大変納得がいきました。


それと同時に、そのように世界が、そして人類が設計されていることの奥深さに畏敬の念すら感じます。






■マインドセットと成功


今回の記事でお伝えしたい要点は2つです。


1,感謝の気持ちで生きると健康になり、幸せな人生を送れる


2,考え方そのものが人生を決め、運命を決めるということ



1は既に説明したので、

もう言及の必要はありませんね。



2の方が更にハイレベルな結論になります。


僕は常々、物事の捉え方や考え方を重視しています。


FXなどの知識もそれ自体はただの手段でしかなく、

本当に重要なことはそこではないと考えます。



実際に成果を出されている方や、

社会で成功している方をみると、

スキルや技術以前に、物事へ向かう心の姿勢(マインドセット)が人と違うことが分かります。


彼らはそのマインドセットが基盤にあったからこそ、

自分の分野で成果を出せたのであり、その逆ではないのです。


まず始めにマインドセット、そしてその後ではじめて技術的な知識やスキルがきます。


どんなに優れた知恵やノウハウがあっても、

マインドが出来ていないと続かないですし、

結果を他人のせいにしてしまったりとか、
技術とは別の部分で弊害が出てきます。



だから、結果が出ません。


正直、成功するかどうかはマインド次第だと思います。


どんな方法、手段で成功するかは別になんだっていいのです。

もちろん、優劣はありますが少なくとも最優先事項ではないと僕は考えています。



これは仕事やお金、人間関係だけに関わらず、

健康も含めた全てのことに通じる「本質的なこと」です。

一見、マインドと関係なさそうな「健康」ですら、

周り回って、マインドから影響を与えられているのですから。



ビジネスとか投資なら尚更です。



記事では、僕が学んだ

マインド面からの成功原則もお伝えしています。



この部分が無いと、

どんなにFXのテクニックを教えても、

結局のところ成功しないからです。


僕はこの記事を読む全ての人に、

その人が目指す成功を達成して欲しいと考えています。


だからこそ、

考え方の部分から真剣にお伝えしています。



いつもこうした話を僕がするのは、

こういった理由からなのです。



FXに関係ないじゃん!と一蹴せず、

僕が何を伝えようとしているのかを真剣に読み解いて下さい。


そうした姿勢で読めば読むほど、

より多くのものを得られるはずです。




あなたの人生が幸福でより豊かなものとなりますように。




佐藤

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