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第28回 NHKマイルカップ 2023

ども!!
馬ザンマイっス(`・ω・´)

【馬場・展開】

土曜日の馬場は、馬券内15頭の内訳は逃げ・先行勢6頭、差し追い込み勢9頭と差し有利な状態
展開面は、前走先行馬(4角3番手以内)が7頭で占有率は約39%。どちらに転ぶかは難しいところな上に、快速逃げ馬のユリーシャがいるので…。ユリーシャのペースで一緒に先行してしまうと総崩れで差し決着になりかねないし、ユリーシャが他を離した逃げをするようなら、そのすぐ後ろにいる先行馬がドハマりする可能性もあるし。どちらにしても差し馬を軸にした方が無難か。

【過去の傾向】

1⃣過去10年の前走距離別複勝率
1400m 1-2-1-33 10.8%
1600m 6-4-6-84 16.0%
1800m 0-3-1-19 17.4%
2000m 3-1-2-13 31.6%
距離短縮馬、特に2000m(皐月賞)からの参戦馬には注目したところ。
該当馬:ダノンタッチダウン
あとは、芝1800mの重賞で上がり上位の馬も要注意。
該当馬:なし

2⃣過去10年の前後半4Fの平均ラップ
前半4F 46.1
後半4F 46.51
ほとんどイーブンペースだが、僅差で前傾ラップになることが多い(過去10年で8回)。東京は直線が長く差しが決まりそうに見えるが、ここではなかなか差しは決まらず(瞬発力勝負にならない)、むしろ前目に付けてから押し切れる馬(持続力に長けた馬)の方が適性的には合っている。

3⃣過去10年の種牡馬別複勝率
ダイワメジャー産駒        2-2-2-9 40.0%
クロフネ産駒                   2-1-0-4 42.9%

ディープインパクト産駒 2-1-0-15 16.7%
ロードカナロア産駒        1-1-0-11 15.4%
日本の芝中距離路線では猛威を振るっている主流血統が、非主流血統に圧倒的な差を付けられていることが一目で分かるだろう。これは2⃣でも書かせて頂いたが、瞬発力勝負にはならずに持続力勝負になることが大きな要因。ダイワメジャー産駒ならメジャーエンブレムやアドマイヤマーズ、レシステンシア、クロフネ産駒ならアエロリットのような先行押し切り型の馬の方が成績がいい

4⃣過去10年の騎手別複勝率(騎乗回数5回以上編)
横山典弘 2-1-1-3 57.1%
ルメール 2-1-0-3 50.0%
デムーロ 2-1-0-5 37.5%

川田将雅 1-0-1-4 33.3%
池添謙一 0-2-0-4 33.3%

田辺裕信 0-0-0-6 00.0%
内田博幸 0-0-0-6 00.0%
武豊        0-0-0-8 00.0%
戸崎圭太 0-0-0-9 00.0%
上記のことから、武藤雅騎手から横山典弘騎手に乗り替わるモリアーナは大幅な鞍上強化デムーロ騎手から戸崎騎手に乗り替わるエエヤンは鞍上弱化、川田騎手から田辺騎手に乗り替わるナヴォーナも鞍上弱化と言えるだろう。
また、生ける伝説である武豊騎手が一度も馬券に絡めていないのも、2⃣と3⃣のデータの裏付けになるのではないだろうか。

【参考レース解説】

阪神JF
前半4F45.2という速すぎる流れに乗ってしまったモリアーナの惨敗は致し方なし。やや出負けしたミシシッピテソーロは展開向いたのが大きく最先着の5着。ウンブライルはスタートでやや出遅れた上に大外枠、しかも直線で進路を妨害され不利てんこ盛りの内容から度外視でいい。不利馬が多く、ここでの序列を決めるのは難しい。

朝日杯FS
前半4F45.7はやや速いペース、しかし4F目から5F目は緩んだので前が残れる流れとなり、4角8番手以内だった8頭中4頭が掲示板を確保。逃げたオールパルフェ、先行したドルチェモアに展開向いたのは確か。後方から差して2着に来たダノンタッチダウンが一番強い競馬をしたのは明白。外を回して7着だったオオバンブルマイは展開向かずの0.6差なら見直しは十分可能。展開向かなかったとはいえフロムダスクは負け過ぎ。ここでは、ダノンタッチダウンをトップ評価、次位はオオバンブルマイ

エルフィンS
前半4F47.7はスローペースで前有利な展開で、展開向いたユリーシャは逃げ切り勝ち。シングザットソングはスタートは出るも外にやや逸走してしまい後方から。4角では大外を回して上がり最速の末脚で追い込むも届かず0.5差の3着。しかし、スタートでの不利と展開負けを込みで考えれば負けて強しな内容。しかも、今年のエルフィンSはレベルが高く、2着馬はチュリーップ賞2着の後に桜花賞でも2着、4着馬は次走アネモネSで3着、5着馬も次走で1勝クラスを突破している。3着馬のシングザットソングもコナコーストぐらいの力はあると見ている

クイーンC
前半4F46.2は平均ペースぐらい。しかし、0.7秒の前傾ラップだったので、やや前にいた馬の方が展開不利だったか。ミシシッピテソーロは中団前辺りにいたので展開不利。展開向いたモリアーナは後方から外に出して上がり最速の末脚でタイム差なしの3着。中団にいたウンブライルは外を回して追い込むも0.3差の6着。今年のクイーンCはレベルが高く、勝ち馬と2着馬は次走桜花賞で僅差の4.5着だったし、4着馬のイングランドアイズは次走フローラSでも4着(完全に展開負けで、内容的には一番と言ってもいいぐらい)だったし、5着馬のグランベルナデットは次走忘れな草賞で強いミッキーツインクルを退けて2勝目を飾った。その中で3着だったモリアーナをトップ評価、次位でウンブライル

ニュージーランドT
ここ経由の馬が多いのでとても重要なレース。
前半5F57.7は稍重馬場にしたら速いペース、逃げたドルチェモアが垂れてしまったのは仕方のないところ。同じく先行したエエヤンの押し切り勝ちは見事。これで中山芝マイルで3連勝も中山専用機の可能性も考えられるので、東京替わりがプラスに働かない可能性あり。展開向いたシャンパンカラーが3着、モリアーナが4着、後方から上がり最速で追い込んだウンブライルが2着、上がり2位の末脚で外から追い込んだミシシッピテソーロが5着。この中で東京替わりがプラスになりそうなのはモリアーナか。ウンブライルとミシシッピテソーロは東京替わり疑問。

アーリントンC
ここも経由した馬が多く重要なレース。
前半5F57.7は重馬場にしたら速いペース、逃げたユリーシャはやり過ぎた感。2.3着のセッションとショーモンは展開ドハマりで評価しづらい。評価したいのは、外に出して差し切ったオオバンブルマイと差し届かずの7着(0.4差)だったナヴォーナ

【全頭診断】

①フロムダスク
距離延長組は成績悪し。しかし、東京替わりは良さそうだし、最内枠もゲット。思い切って行ってどこまで、といったカンジか。

②モリアーナ
今年のクイーンCはかなりレベルが高く、レースの回顧にもNHKマイルCで勝ち負けレベルと記載しているほど。そこで僅差の3着だったこの馬が実績最上位だと思っている。更に、このレースに強い横山典弘騎手への乗り替わりも魅力だし、距離ロスなく走れる内枠の偶数番まで引き当てた。東京替わりももちろんプラスだし、買い要素しか見当たらない。

③ウンブライル
ニュージーランドT2着馬で、クイーンC6着馬
前走を見る限り、ブリンカー効果は◎。クイーンCでも0.3差しかなく、それも外枠発走の距離ロス分だとみているので、内枠を引いた今回なら逆転まであっても驚けない。

④ショーモン
アーリントンC3着馬で、ここまで5戦して馬券圏外なしの堅実派
前走同様今回もユリーシャがいるので、ユリーシャが離した逃げを打つならその後ろのスペースに潜り込みたいところ。マインドユビスケッツ産駒で持続性能に長けており、先行しやすい内枠の偶数番も○。今回も相手なりに走って来る可能性は高く注意が必要。

⑤シングザットソング
白菊賞もエルフィンSも展開負けだし、前走の桜花賞も先行してしまったが故に良さを活かせなかった印象。主戦の吉田隼人騎手に手綱が戻ったことで、終いを活かす競馬に徹してくれればここでも十分通用すると見ている。穴馬としての期待値はかなり高い。

⑥エエヤン
東京で2戦して勝てず、中山芝マイルに替えて3連勝しニュージーランドTも制覇。さすがに、適性は東京<中山だろうし、このレースでは乗れていない戸崎騎手への乗り替わりもプラスとは言えず…。

⑦オールパルフェ
前走は距離延長に重馬場、展開も厳しかったので惨敗もやむなし。2走前の朝日杯FSも展開向かずと敗因は明確。デイリー杯2歳S覇者だし、すんなりハナが取れるなら残り目ぐらいあっても…。

⑧セッション
アーリントンC2着馬だが、展開がドハマりしたにもかかわらず勝ち切れていないので、本番でオオバンブルマイを逆転出来るとは思えない。また、今回は展開的にもどうなるのか難しいところなので、軸に出来るほどのプラス要素は見当たらない。

⑨ナヴォーナ
前走のアーリントンCでまだ2戦目というキャリアは気になるものの、
それでも伸びしろや上積み込みでなら期待したくなる一頭ではある。前走も展開負けな上に重馬場だったし、東京替わりは間違いなくプラス

⑩オオバンブルマイ
京王杯2歳S覇者で、アーリントンC覇者。
実績は最上位で牡馬の大将格と言っても過言ではないだろう。武豊騎手が乗れていないというデータは気になるところだが、それでも無印に出来るほどではなく警戒は必要。

⑪シャンパンカラー
今を時めくドゥラメンテ産駒だし、東京芝マイル2戦2勝でもちろん適性も問題なし。前走のニュージーランドTでも小差の3着。しかし、鞍上の内田博幸騎手が乗れていないレースでもあるし、正直G1でどうにかなるにはワンパンチ足りない印象。

⑫クルゼイロドスル
疾病により出走取消。

⑬ドルチェモア
言わずと知れた2歳王者。3歳初戦のニュージーランドTでは、稍重馬場にしては速いペースで逃げてしまい、直線伸びずの7着と惨敗。東京替わりとなればまだまだ見限れないところなのだが、三浦皇成騎手への乗り替わりは甚だ疑問。

⑭ユリーシャ
快速の逃げ馬で展開のカギを握る馬。しかし、速い流れから粘り込めるほどの持続性能はない上に、今回は外枠だし、先行馬も多く展開利も見込めないとなれば…。

⑮カルロヴェローチェ
ファルコンS2着馬だし、レーン騎手への乗り替わりもプラスには違いないだろうけれども、この馬が上位人気に推されている理由は正直分からない。新馬戦がハイレベル戦だったから、ってこと?

⑯タマモブラックタイ
ファルコンS勝ち馬。カルロヴェローチェを買うぐらいならこっちを買った方が期待値的には正解だろう。馬場渋化なら押さえるのも手だが、良馬場ならいらないだろう。

⑰ミシシッピテソーロ
これまでの戦績から東京よりは中山・阪神の方が良さそうで、東京の良馬場だとキレ負けするはず。前が総崩れになるような展開なら相対的に浮上も…。

⑱ダノンタッチダウン
デイリー杯2歳S2着馬で、朝日杯FS2着馬。シルバーコレクターで牡馬の2番手はこの馬だろう。前走は、400mの距離延長、重馬場、展開不利と三重苦だったので、惨敗も致し方なしといったところ。距離短縮も東京替わりもプラスなので、条件好転は間違いない。しかし、大外枠に入ってしまったことで、頭までは狙いづらく入着止まりか。

【結論】

今年の3歳勢の牡低牝高は明白で、ここも牝馬から入るのが正解なはず。
◎②モリアーナ
○③ウンブライル
▲⑩オオバンブルマイ
★⑤シングザットソング
△④ショーモン
△⑱ダノンタッチダウン

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