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ママはトレーナー(ママ、なにやってるの?)3

☆猫の僕らの観察日記 -試験編-☆

昨夜、僕(猫で「ゆき」って名前。かわいいってみんなに言われる。へへへ。でも男の子だよ)は、ママの足元で寝ていた。のびのび~。いい気持ち。

なのに、突然寝ていたママの足が「ばたばた」動き出した。僕はびっくりして、脱兎のごとく逃げた。

ママは覚えていないって言ってる。何か夢でも見てるのかな?父さん曰く、水泳みたいな動きらしい。

こんな感じで、ママは寝ていてもじっとしてない。まったくもう!

ママは首枕を使って、生徒さんの体全体を徐々に動きやすくして、肩や腰や、いろいろな体の痛みを取って、その生徒さんが生きやすく、楽になっていくことを目指している「トレーナー」なんだ。

ちゃんとピロートレーニング協会の認定も受けてるよ!

トレーナーは「実践者」なんだって。ママは夢の中でもトレーニングをしているのかなあ。

この「トレーナー資格」を取るには、勿論、数々の「課題」があり、それをやりました、できました、試験に相当する腕前になりました!

ということを、ママの直属の先生に認めてもらえたら、晴れて試験に挑戦!という手順になっている。

ママがトレーナーになろうと思ったときは、コロナだし、試験回数は多くなくて、結構急がないと試験日には間に合わなかった。

はりきったママは、なんと、勉強期間中に椅子から落っこちて腰を強打してしまった!なんてこった!!

という試練を乗り越え、(母:はい、痛かったです。すごーく痛かったです。夫に救急車呼ぼうか、と言われました😿。もう試験は無理かとあきらめかけました😿)数々の課題を何とかこなして、はるばる兵庫県まで試験を受けに行った。

朝5時半に起きて、帰ってきたのは夜の11時半。まる一日の強行軍だった。

移動時間以外はぜーんぶ、試験。書き問題あり、作文あり(母:作文なんて、久々に書きました!それも普通ではない問題ばかり。まさか兵庫県に行くとは。阪急線というものに生まれて初めて乗りました)、実技なんて、今思うと相当冷や汗もので、試験をしてくださる2人の先生の目の厳しさに、どきどき、というより、もう、なんとでもなれ、というまな板の上の鯉の気持ちだった。

会場には、ママの先生、それから、ほかの先生方も試験を見守りに来てくださっていて、ママは怖い、というより、なんだかその先生方の明るさに救われる思いがしたって。で、気が付いたら試験が終わっていた。

ママはちゃんと試験に通って、認定の賞状を誇らしげに持って、というか、けっこうよれよれになって帰ってきた。すごいよー!偉い!(母:必死でした。とても嬉しかったです。😿)

ママは、ああ、これで一息、と思ったけどさあ、考えてみたら、そんなことあるわけないじゃん!

「トレーナー」になったからこそ、もっともっと勉強や実技に力を注がないといけない、ということに、遅まきながら、ボケのママも気づいた。

で、ママは毎月せっせと講義を受けて、その理論を体に落とし込もうと毎日トレーニングしてる。

ママはバイオリンもやっていて、それがにっちもさっちもいかなくて、今のトレーニングの先生に紹介されたんだ。

何しろ55歳で始めたバイオリンだから、どうもこうもあったもんじゃない。とうさんは、1年も持たないと本気で思っていた。

でもママにも意地がある。今やっと2年半。あと一週間でバイオリンの発表会だよ。ひーー。

下手なのは仕方ない。でも、この頃やっと、バイオリンは腕で弾くもんじゃない、できれば肩甲骨、もっとできれば、背中から弾くもんだとわかりかけてきた。

そうしたら、あれもこれもバイオリンの先生に言われたことがどどーっと腑に落ちだして、少しずつまともな音が出るようになってきた。

まあ、まだまだだけどね、っていうか、僕らママが弾きだすと逃げるけどね。

大切なのはすべてにおいて「〇〇」なんだね!

それを使える人はとても少ない。だからみんな体がつらくなっちゃう。

ママは体のつらそうな人を見ると悲しいし、逆に楽々と〇〇を使っている人を見ると尊敬しちゃう。

そんなママの挑戦はまだまだ続く!んだろうなあ。

僕らのカリカリも忘れないでよ。

じゃあね。今日はここまで。読んでくれてありがとうね。

ゆき






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