見出し画像

猫の僕らが紡ぐ、我が家の話 15

☆ママの幸せって?☆

こんばんは!今日は僕まるの番だっけ?まあいいか。

ママととうさんは、一昨日はアウトレットに行ってたんまり買い物をしてきて、今日は2人して「ちょっと散歩に行ってくるから~。」と元気に出かけて行った。

川沿いの道をずーっと遡上して、スズランを見つけたり、サクランボの小さな実をたくさん見つけたり、暑かったけど、とても楽しかったって。2時間も散歩したらしいよ!

だから、ママは帰って来るなりたちまちのびてた(笑)

ママが病気の時にはこんな散歩できなかったよね。良かったね。ママって、ほんと運がいいんだ!

だって、今は働いてないのに、毎日自由な時間を謳歌していて、ちゃんと食べられるし、お家は借りマンションだけどまあまあだし、僕らはいるしさ!それに、とうさんがいる!!ほんと運がいいよ。

ママはしょっちゅう、「ついてる!ついてる!」と言ってる。とうさんは最初ママが変な宗教にはまったのかとかなり疑っていたけど、そうじゃないとわかって安心してる。

ママは今でこそへらへらしながら、毎日変なダジャレをひねり出すことに血道をあげているけれど、昔は絵にかいたような真面目人間で、愛想もなければ隙もないから、もてなくて、お嫁に行きそびれたとかなり深く傷ついていた。それを隠そうと強がって仕事をしていたから、かなり性格もねじ曲がっていた。って、これ、僕らが言ってるんじゃないよ。ママが言ってるんだからね。

でも病気をして、人生をいろいろ考えたり、めぐりあわせっていうの?いろいろな出会いがあって、マイナスの人生だとばかり思っていたけど、自分がかなり恵まれていたっていうことにようやく最近気づいた。

ママはかなりの天然ボケなので、気づきがかなり遅い。まあ、そこは許してあげてね。

人生は考え方ひとつ、そして言葉ひとつ。

ママは今、積極的にいろんな人に話しかけて、感謝を伝えている。最初はほとんどの人がびっくりする。そりゃあそうだよねえ、誰だって、突然見知らぬ小さなおばさんから「あのう、よろしいですか?」って言われて、なんだ?と思うと、「いつもお掃除してくださってありがとうございます。」とか言われたら面食らうよね。

でもね、この間、とあるデパートでママはそれをやったんだって。そしたら、話しかけられた人が本当に喜んでくれて、目にうっすら涙が浮かんじゃったらしい。ママももらい泣きしそうになったけど、残念ながら、ママは涙があまり出る質じゃないんだ。それでもママもとても嬉しかったって。嬉しくって、自分のトレーニングの先生に報告までしてた。

たった一言の「ありがとう」がその人の表情を変え、気持ちを変える。こんな素敵な言葉はないよね。

それを教えてもらったのはほんの2年前だよ。それまでママは人なんか気にする人じゃなかった。そんなの仕事でしょ、くらいにしか思ってなかった。冷たいなあ。ママは自分が好きじゃなくて、人も好きじゃなかった。でも今は変わった。

今ではママは、自分や他人を恨むのではなく、自分を許して、人にも喜んでもらえるような人間になろうと思ってる。

これ、本気だよ!

ママは男性優位の家庭で育ったから、ちょっとばかり言葉が荒っぽい。これも今では直そうとがんばってる。例えば、じじい→お爺さん、ガキ→お子様、って具合だね。しかしひどい言葉を使ってたなあ。

ある意味ママは一人で頑張ってるけど、決して一人じゃない。周りに助けてくれる人がたくさんいて、ママは生かされ、生きている。そして、僕らを甘やかす。へへへ。カリカリおくれ。

ママの小さな愛のおすそ分け↓↓↓もよろしくお願いします。


じゃあね、次はゆきの番だからね。

あ、写真は左がピカル先生という人で(とても素敵な人だよ)、右がママだよ!

まる





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?