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8/15/20 A大分戦

選手・戦術、共に変更を加えたうえでの昭和電工ドーム大分,AWAY大分戦でした。あ、お久しぶりですタカタカです。仙台戦はしれっとだしましたし、柏戦は書かないということで、かなり期間が空いてしまいました(笑)
ではさっそく変更のあった大分戦を振り返っていきたいと思います‼

1.メンバーと狙いの変更

まずはスタメンの確認から。

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ここで両チームの状況を確認。

横浜Fマリノス
・【負傷】テル、サネ
・ここ5戦 2勝2負1分
・前田移籍後初スタメン&サントスも初ベンチ入り
大分トリニータ
・【負傷者】町田、前田
・ここ5戦 5連敗

どちらも波に乗り切れていなく、かなり流れは悪いと考えられます。
また、①大分はショートパスからの失点が多い&マリノスはショートパスによる得点が多い。そして②大分はクロスによる得点が多い&マリノスはクロスによる失点が多い
という今シーズンの得失点に関わるデータを考えると、お互い非常に相性が悪いと考えられます。



では、マリノスの狙いについて考えてみます。
ご存じのように今回は分かりやすい変更があったため、その変更の内容がこの試合でのマリノスの狙いと考えることができます。


まず変更に関しては、

【マリノスの変更】
①WGとSBの立ち位置変更(WGが中に&SBが大外)
②スペースの使い方(どこを開けるか、誰が入るか)

これら2点が挙げられます。
まずは①から。

なぜ①のようにWGの位置を変えたのか、これには意見が分かれるように感じますが、私は「対大分&選手の適性を考えた」配置であると考えます。(都合がいい奴め ( ´∀` ))

勿論理由はありますから、まずは大分の守備の特徴から考えます。

他のレビュアーさんたちのプレビューを読ませていただいたところ、大分の守備の特徴は3つにすることができます。
また、これらの3つの特徴による守備には欠点が存在します。

【大分 課題】
①中盤-最終ラの間が空く。
②鈴木義が食いつくとその後ろにスペースが空く

この大分の欠点・課題を考えると、マリノスの狙いはこのようにまとめることができるのではないでしょうか。

【マリノス変更①(WGとSB)の狙い】
→オナイウが鈴木義を引き連れることで空くスペースをエリキ・前田が突く
→大外SBに食いついた大分WBの後ろをWGが突く

よって、WGとSBの位置を変えることで大分戦の一つの策としたと考えられます。

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また、これまでWGに配置する選手をころころ変えていることから、現在の戦術に適しているタイプの選手がいない→既存の選手を生かした配置に変えるといった考えをBOSSが持ったのではないかと推測します。

これらの理由によって私は、大分対策のため・選手を生かすため という2つの意見を合わせた「対大分&選手の適性を考えた」配置であると考えます。

また公式のインタビューで大然がWGについて話してくれていました。

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マーカー部分を読んでいただければわかるようにこの記事からも、意図されてWGとSBの位置が変えられたことが分かります。


ではでは、次にマリノスの変更②「スペースの使い方」についても話したいと思いますが、これは軽く、だって片野坂さん4バックできたkar,,,。

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こんな感じのやつ狙ったんでしょうね、知らんけど。
まあ、「5バックでくる大分を考えたらうちのWGは中にいるし、WBの後ろが空くからタカとかマルコスを走らせればよくね?」ってとこでしょう。

では大分はどう来たのか。

2.カタノサッカーの変更

はいご存じの通り、4バックで配置してきたんですねえ。これは誰も予想することはできない変更です。恐るべし片野坂さん。

どう大分がきたのか図にすると、

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この様な感じでしょう。つまり、可変を採用し守備時には4-4-2でセットする感じです。
この変更によって上記に「大分の守備課題」としてあげた、②鈴木の空けたスペース はあまりなかったように感じます。(それでもオナは食いつかせるように動き、エリキと前田は狙ってた)

ついでに大分の攻撃も軽くまとめておくと

【大分攻撃】
①Build-UP時 (GK含)4-4-3
②ゾーン1越えたら3-4-3
☆狙いは大外に張り付くWBを使うこと!!!←サイドチェンジ多発

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マリノスの守備のはめ方のずれもあり、数的優位を創り出し、生かすことをこの試合の大分はとてもうまくやってきたと感じます。ビルドアップ時SB&WBが同じ大外レーンにいるのはマリノスとは異なるやり方ですね。

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また、ビルドアップ後の攻撃は非常にシンプル。「大外を使う」ことでした。クロスに強みがある(クロスがスタイル?)ということは対マリノスで生かしやすい要素でしょう。さらに、左右ではWBに関わる選手の役割が異なっていました。田中達也は単騎突破できると読んだのでしょうか。



以上、今回のカタノサッカーでの変更まとめです。まあ、主な変更は守備面と考えられますがね。

上記のマリノスの狙いを今回のカタノサッカーと合わせて考えると、かなりズレができているため、マリノスには事前対策とのずれに対応する必要があります。
次に、ではどうしたのか を書いていきます。

3、対カタノサッカー

主に攻撃の面をまとめていきます。(守備は喜田首相が頑張って高澤を極力見るようにしてたことくらいしか知らん)

先ほど確認したように今回のカタノサッカーとはズレがありますが、BOSSには「試したい」気持ちがあったのでしょう。大まかには同じ形で続けました。

このズレに対し(多分)選手たちは、「大分守備課題① 中盤-最終ラ」「マリノス変更② スペースの使い方」で攻略を試みるようにしていたと考えられます。

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大分は4バックにしたことで鈴木ーーの課題は克服しましたが、このライン間のギャップはまだ消し切れていませんでした。

そこでギャップを見つけることに長けている聖・マルコスがここをうまく使っていたのです。ここでフリーになり反転・レイオフをうまく行っていました。また、タカもよく狙っていたと感じます。

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さらに、今回のマリノスWGによって空く大外をマルコスが突くというシーンも多くありました。
(ある意味この要素はすごく若干成功した変更かと、、)

あと、オナが動いて鈴木を釣るのは結構やっていました。実際に大分選手は動かされてたし。オナが左に寄ったりしていたのもこの狙いによる動きによるものでしょう。


ここらの対応でどうにか前進、侵入することはできていたのではないかと感じます。
しかし、今回の変更はとてもうまくいったといえない(全然言えない)ことは事実ですから、これを続けるのなら改善するか、他の形にするのか等が必要ですね。

4、後半62分以降の変更

62分での 「タカ→なべこー、前田→えいたろさん、エリキ→大津」の選手交代以降は、これまでの大外にWGが張る形に戻しました。
えいたろさんはかなりいいですねえ。。。

また、73分には柏の秘密兵器ジュニオール・サントスがデビューを果たしました。(なんかやってくれそう、今後に期待)

しかし得点を奪うことはできませんでした。

5、これからの変更

振り替えってきたように、今回のマリノスの変更はうまくいきませんでした。内容も内容ですから、皆さんの印象は悪かったと思います。
(個人的に思ってたWGとスペースに関しての変更があったので私はニヤリ→仙台戦でいってましたから(笑))

まあ今後もBOSSは変更を行ってくるでしょうが、早めにより良い2020の形が見つかるとよいですね~!

それではっ🙇

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