反省

ある日、本物!?と思うくらい、山◯清に似たお客様につきました。
白いタンクトップに短パンに裸足、汚い黒いリュックからはビニール傘がはみ出していて、あとはオニギリを持っていれば完璧!というほど。

うわー・・・・

と対面の時に思ったのがそのまま顔に出ていたみたいで、接客後に店長から怒られました。

見た目でキモいと思っただろう?
あの人うちの超常連なんだよ。週3から4は来て、気にいると貸切にしてくれる。
別に変な事要求してこなかっただろう?もったいない事したね。そんなだから、本指名取れないんじゃないの?こういうお客ほどいい接客をしてくれる女の子にハマってお金落とすんだよ。

と。

キャバクラでは、センスがあるかどうかは別として、オシャレには気を使う人ばかりだった。
オシャレじゃない=貧乏人
綺麗じゃない服=不潔
という公式が出来上がってしまっていて、自分の思い込みで損をしてしまっていた。
と同時に、山◯清似のお客さまに何だか申し訳ない気持ちにもなった。確かに格好は酷かったけど、先にお風呂に入って綺麗にしてくれたし、優しかったし、変な要求もされなかった。なのに良い接客をしようともせずに、2時間適当にやって帰せばいいと思ってしまった。高いお金払って来てくれたのにも関わらず。
キヨシごめん。。。
もう見た目で判断するのはやめよう、いや、やめるべきだと思った。
それからのご案内時には、対面前から満面の笑みを作って仕事モードのスイッチを入れる事を覚えた。

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