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「ぼくの名前はズッキーニ」~だいたい500字映画レビュー~
ぼくの名前はズッキーニ
[2016年スイス・フランス]
監督 クロード・バラス
脚本 セリーヌ・シアマ
時間 66分
一人ひとりの幸せを願わずにはいられない
上の画像を見てぎょっとした人もいるだろう。飛び出そうなほど丸くて大きい目、やけにカラフルな目元に真っ赤な鼻。キャラクター造形が独特過ぎて、観るのをためらうかもしれない。
しかし、いざ観始めると不思議と気にならなくなるのだ。それどころか
「草原の実験」~だいたい500字映画レビュー~
草原の実験
[2014年 ロシア]
監督 アレクサンドル・コット
脚本 アレクサンドル・コット
出演 エレーナ・アン、ダニーラ・ラッソマーヒン
時間 96分
どの瞬間も美しく どこまでも続く草原、夕暮れ時の空のグラデーション、画面いっぱいに広がるキルトの花模様、そして美しい少女。映画館で観てから1年経った今でも脳裏にシーンが蘇り、ああ美しい映画だったなとため息をついてしまう。
ロシアの新鋭
「きっと、うまくいく」~だいたい500字映画レビュー~
きっと、うまくいく
[2009年インド]
監督 ラージクマール・ヒラニ
脚本 ラージクマール・ヒラニ他
出演 アーミル・カーン、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ他
時間 170分
何度見ても涙が出る
インド映画と聞いて、「突然歌って踊り出すんでしょ?」「独特のノリについていけない」と言う人がいるかもしれない。だが、喜怒哀楽、娯楽のすべてを1つの作品に詰め込むインド映画には、計り知れない底力