冬支度ライブ、at 西成Club Water 2024.4.29
今夜は冬支度のライブでした。場所は西成に移転、というか十三で一度閉店した後、西成の地で見事復活したClub Water。
十三で営業されてた頃よりもステージは高く、音響も ライブハウスといったしっかりした音で、出音も大きい。普段の冬支度のライブではブラシかロッドを使ってドラムを叩く千尋さんも、リハ中にそれらをドラムスティックに持ち替えて叩いていた。
開演間際にステージではトップバッターのしの山バンドがリハを。3ピースのロックバンドのガツン!とした大きな音を浴びて、久々にライブハウスでのライブだなと実感してると、そのまま本編スタート。
そのしの山バンドのステージに自分は衝撃を受けてしまい。言葉で説明しづらいのだけど、無理やり例えるとラモーンズスタイルのパンクロックバンドになるのだろうか?。冬支度はロックバンドとの共演はほんと少なく。演奏はストレートなんだけど変な部分がとても変で、それがとてもハマる感じ。音を説明するのは難しいので、しの山バンドのライブを観た人となら話が盛り上がるだろうなと。誰か観てくれないかな?
続いて藤川真里さん。藤川さんは過去に冬支度のライブイベントにも出演して下さった事があったり、自分の中で身近にいる「ギターの達人」の一人。オールドギブソンやマホガニーのビンテージマーチンをソリッドに弾き、鋭い歌を聴かせてくれる人。この日もやられました。リハ終わりに藤川さんと冬支度とでウォーターの2階のネパール料理屋カトマンズカフェでエスニック料理を食べたのも、後に良い思い出になるだろうなと。
そして我々冬支度。ステージの袖から登場するなんて自分は殆ど経験がないから不思議な感じ。プロにでもなったかのような気分。演奏始めると意識せずともいつもよりライブハウス仕様の冬支度。演奏のテンポも走りがちだったりドラムも気持ちドスンと重め。冬支度を初見のお客さんも興味を持って下さってるなぁと思いながら演奏させて貰えました。
この日最後に演奏した「天気屋」は、曲が終わったと思いきやそこからアウトロが始まるという曲で。何度も観て下さってる方々には、さすがにまだ続きがある事がばれてしまってて。それを冬支度の練習で「タネのバレてる手品を毎回やり続けてるような」と自分はよく言ってるんだけど。今日は、まだタネがばれてない方が多数おられたので、自分はそれが満足。
2023.12.10、京都ネガポジでの冬支度「天気屋」(アウトロ要チェック)
【本日のセット】
1.浮かない顔して
2.ヒッチハイクオールドハイツ
3.過ぎた事と
4.珈琲売りの娘
5.桜の見ごろは終わったみたい
6.天気屋
トリは月想。club waterのマリカさんがvoを務める6人編成のバンド。過去に何度か共演させて貰う機会があって、共演する度にいつも感じるのは。自分より上の世代のミュージシャンがメンバーにおられたりで、演奏を聴いてて時折 80's~渋谷系~2000年代を思いだす瞬間があって。そこが自分はグッときたり懐かしさを感じたり。楽曲のアレンジも効いてて、アンコールまでじっくりと聴かせて貰いました。
当日まで不思議な組み合わせだなと思ってたブッキングながら、蓋を開けるとこれがしっくりハマる組み合わせで。お客さんも沢山お越し下さりありがとうございました。
終演後の歓談後、クラブウォーターを後に。雨がそぼ降る中、千尋さんと自転車で帰りながら「良いイベントやったねぇ」なんて話をしたり。「良いイベントだったかどうか」というのは、帰り道の道中の気分がどうかでだいたい判断できる。雨中にギターケースを背負っての自転車ながら、そんなに気分は悪くなかった。