ブレーキがない!2


「〇〇子、〇〇子、落ち着いて、落ち着いて、よく考えて」・・・母の声が聞こえます。私は・・・しばらく考えて、、、、「やってみないとわからないって頭の中で言ってるよ、お母さん」と答えた覚えがあります(笑)

これを書いていて・・・もう母は亡くなって9年経ちますが・・・、このことを思い出すたび、私の母は偉いなって思います。このことがあってから、母は私に落ち着いてとか、考えてとか一切言わなくなったからです。

私は今高3の男の子の母で、うちの息子にはブレーキがありました(笑)それもかなり強いブレーキです(笑)

母は私が、落ち着くこと、考えることが出来ないと知って、それをやってとは言わなかった。出来ないものを無理してやらせようとはしなかったです。落ち着きがなく、やってみないとわからない私に、なんでもやらせてくれました。もう・・・・それが・・・思い出すだけで有難いです。有難い。

私も母親になったので、子供が悲しんだり、失敗するってわかってるのに黙ってるなんて、自分自身が嫌なので、先回りして、注意したり、避けたりしてしまうと思うんです。それをしないというのは、私に自由にやらせて、困ったときは助けるというつもりで見守っていてくれたんだと思います。私には出来ないです。とても難しいことを私に気づかれることなくしてくれた母に感謝しても感謝しきれません。もういないし・・。

思う存分、好きにやってるので、持っていた花瓶が突然割れたり(力を入れすぎたからでしょう(笑))しても、歩いてる途中で突然便が出ても、なんでかな?という感じでした(笑)

大変だ!って思っても、母は、そういうことはよくあることよ。って言うんです。そう言われると、あ、そうなんだ。って大したことじゃないんだなって子供は思いますよね。。。。母のおかげでブレーキのない日々も私は?と思うこともあったけど、穏やかに過ぎていきました。

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