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芙蓉寫眞館

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わたくしが日々お寫眞に収めましたものをこちらで寫眞帳としてご紹介させて頂きます。
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2019年11月の記事一覧

長靴の裏に朽葉の残りけり

皆様ごきげんよう。ここのところ一段と底冷えする日が続いておりますけれども如何お過ごしでし…

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時雨るゝや革手袋の交ふる路

皆様ごきげんよう。昨日の11月22日は二十四節気「小雪(しょうせつ)」ということで、ちらちら…

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茶人帽洗ひて一茶忌の過ぎぬ

皆さまごきげんよう。だんだんと北風が頬を掠める季節になってまいりますけれども、11月19日は…

5

「康煕綴じ」を作ってみました

皆さまごきげんよう。街角も大分冬らしくなりましてそろそろ羽織るものが欠かせなくなりそうな…

6

山茶花の垣根隔つる琴の音

皆さまごきげんよう。今年も早いもので立冬を迎えまして、気がつけばお昼でも肌寒さを感じられ…

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お人形用の和装本を作ってみました

皆さまごきげんよう。前回に引き続きまして、今回は「お人形用」の和装本を作ってみました。※…

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和装本を作ってみました

皆さまごきげんよう。 毎晩冷えるようになりまして、時折冬物の羽織りが欲しくなる晩秋の空ですけれども、如何お過ごしでしょうか。 さて、わたくしはと申しますと今週はあるものを作ることに没頭しておりました。 それが、こちら――。 和装本と呼ばれているものを作っておりました。西洋の製本技術とは異なりまして、表紙も本文も全て和紙が用いられております。大昔から作られているものですから、和糊や絹糸も含めまして本全体が本邦の自然を活かした素材とも申せますわね。 さて今回は初めての和本作