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雑記

「私は周りの人に比べるとできない子なのかも」

そう思ったのは大学生になってから。
必死で準備して挑んだ推薦入試に合格して、
第一志望校に入学した先で出会ったのは、
自分よりも賢くて、努力してきた子たちだった。

新しくできた友達と話をしていても、
授業を受けていても、
いつもどこか置いてけぼりで。

ぬくぬく育った田舎とは違う環境で、
みんな知らない人で、
私は人より全てが劣っているように思えた。

バイトをしてみてもミスばかりで、仕事は覚えれない。自分が無能に思えて、周りにいる全ての人が自分より何もかも器用にできているように見えていた。


それでも、私、ダメでもいいんじゃないかなって思えるようになってきた。
不器用でも、不恰好でもいいんじゃないかなって。
人より優れたものがなくても、
周りの人のスピードについていけなくても、
私は私のペースで、ちょっとずつ成長している。
もっと自分を褒めてあげようって。

今まで、人よりとろいから、自分が持てる力の120%を出して動いてた。
そしたら、本当に力が必要なタイミングには充電切れになってしまっていた。
頑張らなきゃいけないのに、頑張れない自分が情けなくて、惨めで、腹立たしかった。

でも、私、人よりとろいかもしれないけど。
みんなと同じ80%で稼働しても、60%のことしかできないかもしれないけど。
全部を必死になって、毎日毎日自分を削って、心を削って、消耗し切って帰路につくのは辞めたいと思った。

家に帰って、スマホと寝ることしかできない生活を辞めたい。自分を大事にしてあげる時間をつくりたい。

ほんの少し休んで、また来月から頑張ろう。
大学生活最後の学期、後悔が残らないように。

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