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断ればよかった case.2

2023年の断ればよかったお誘いの2つめ。

case2.引き留める男、走り逃げる女

10年ほど前に知り合った5歳年下の男性。
彼に対しては、20代の時にいいなと思っていたこともあったのだが、私が付き合って幸せになれる相手じゃないと感じ、会う頻度も減っていった。
そうこうしているうちに私は別の男性とお付き合いをし、彼もまた他の女性とお付き合いをして、転勤をして大阪へ行き疎遠になっていった。

ある日突然その彼から「元気?」とLINEがきた。
元気だよ〜そっちは?みたいな他愛ないやりとりをして、「時間があったらまた飲みにでも行こうね」と軽く〆の挨拶をしたところ「いつにする?」となり、早速会うことになった。

そんな歴史もあったことで、久方ぶりの再会は楽しみで心が湧いた。

積もりに積もった話でその日は多いに話が弾んだ。
彼には2年前に付き合いはじめた彼女がいること。
数ヶ月前に長く勤めていた会社から転職したこと。
コロナ禍で副業がOKになったので、自分で事業を立ち上げてトライしていたことなど、話は尽きず私はひとしきり関心しながら話を聞いていた。

再会して1度目の飲みは多くの刺激受ける場として終わった。

それから2ヶ月が経った頃、再び飲みの誘いがきた。
その飲みから2週間後にまた連絡がきた。
その後も度々飲みに誘ってくれるのだが、、ちょっと頻度多くない?と感じ始めていた。
そして、回を重ねるごとに1回の飲み時間がどんどん長くなる。

土曜日であれば、午後3時から飲み始める。
金曜日であれば、終電を超えて飲みたがる。

私の中の気持ちよく生きていくためのルールに段々と反してきた。
① 帰りたいと思っている中での深酒はしない
② 翌日後悔する酒の飲み方、付き合いはしない

ある金曜日、事前に終電で帰ると伝えていた。
終電が近くなると彼は「気持ちよく酔ってきたのに、相手は酔ってないとか、ハシゴ外された気分だ」と言い出した。

え?なにそれ(笑)
引き留めようとしてるの?これ(笑)
今日は終電で帰るって言ったよね?それで「わかった」って言ったよね?

「なんだよ、それ・・」と不機嫌を武器に引き留めようとする彼をよそに、お代を置いてコートとバックを手に取り「じゃあね!」と言って私は小走りで駅へ向かった。

小走りした結果、ホームで終電を待つことになる私は、彼を振り返っていた。
なぜあんなに不機嫌に?
終電を超える飲みは強要するものじゃないのに・・と。

でも、あんなに不機嫌になっていたならもう誘いはないだろうと思ったが、私のヨミは外れ再び連絡がきた。

おお〜強い!!
そのメンタルのタフさに感服する!!!

けども!

もうしんどい!
プライベートでしんどいと感じることする必要なくない!?

そういう考えに至った私は、そのお誘い、次のお誘いをやんわり回避して心の平穏を手にしたのです。

まあ、断ればよかったケースと書いたが、断っておけばよかったのか、断らないでよかったのかは行ってみないとわからない。
ただ、自分がしんどいなあと感じたら、無理して付き合う必要もないし、後からでも決めた瞬間からそうやって切り分けて行けばいいのだ。

不惑でいなければならないわけではなく、平和でいられるような環境を徐々に作り、時には守っていければいいのだろう。
できるだけ後悔の少ない2024年をゆるく過ごしていこうと思う。

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