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今日は父の命日 もうあれから20年が経った

9月16日は父の命日。
もうあれから20年が経つんだね

もし元気でいたら
いくつになったんだろう

90歳か・・・

この20年色々あったよ
お母さんと会えたかな

長男のこと可愛がってくれてたよね
とっても気が合ってて
お父さんが中咽頭癌の手術をして
声帯をとってうまく話せなかった時にも
長男とはよく話してたよね

長男のとこには
3人の男の子ができて
元気にしてるよ

お父さんがいたら
きっとすっごく可愛がってくれたんだろうなって
思う


お父さんはなんでもよく知ってたよね
何を聞いても答えてくれた

小さい頃散歩に行った時にも
道端にある草花の名前とか
公園にある木々も

これなあに?って聞くと
いっつも答えてくれた

大人になったら
わかるのかな?
と思ってたけど

いまだに私はわからない笑

本も好きだったよね
習字もよくしてたよね
英会話もテレビでよく勉強してた
いっつもすごいなーと思ってた

本当に大好きだった

ギャンブル(パチンコ、競馬、麻雀)をしてたのは
なぜだったんだろう

アルコールに逃げてたのはなぜだったんだろう
よく酔って「バカヤロウ!」と言いながら
家に帰ってきたのを思い出す

辛かったことが多かったのかな?
寂しかったのかな?
幸せだったのかな?

お父さんが亡くなった
70歳という日が近づいてくる

お父さんは40代で
胃潰瘍と十二指腸潰瘍で胃を半分とって

60代になって
心臓弁膜症で
60代後半で中咽頭癌で手術をした

本当に大変だったよね
きっといろんな想いがあったんだろうな

中咽頭癌がわかる前には
呼吸がしにくいなら気管支喘息じゃないかと言われたり
精神的なものから来てるんじゃないかと
心療内科に行ったりしたけど
なかなかわからなかったんだよね

そして、結局あまりに苦しくなって
大きな病院で診てもらった時には
がんが大きくなってて
このままだと呼吸できないって言われて
手術するしか選択肢はなかった
そして、声帯もとった

今思うと
寂しさや辛さ、もどかしさとか
いろんな思いや
心の葛藤を出せなかったのかもしれない

だから声が出なくなっちゃったのかな
もっと言いたいことを言えば
きっと楽に生きれたんじゃないかなって
思ったりする

お父さんにはいろんな相談をしたよね
最初の就職の時にも
一人暮らしを始める時にも
結婚の時にも

二人目を妊娠した時には
元夫があまり子どもの世話をしてくれないのを
知ってたから

大丈夫か?って心配してくれたよね

本当に好きだった

でも、亡くなる数年前には
私はあまり実家に寄り付かなくなって
寂しい思いをさせちゃったね
ごめんね

なんか、すっごくイライラしてたのが伝わってきて
話すのが怖かった

小さい頃の優しいお父さんが
崩れていくような気がして

もっとそばにいればよかったよね

親孝行したい時には
親はいない

そんな言葉が浮かんでくる

もうあれから20年
本当にいろんなことがあった

この世にさよならをする時
本当の意味での
お父さんの気持ちがわかるかもしれないね

その時まで
がんばります

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