自分を大事にするためのストッパー
私は、自分の気持ちをおさえることが多かった。それは、幼い頃からの癖だと思う。我慢できる人が我慢してうまくおさまれば良いと思ってしまうのだ。
自分を大事にできなかった。
だけど、手術することになってから、痛みや煩わしさを残して、自分を護るストッパーができた。
例えば今までは暴力的な人がいてもへらへら対応していた。手術してからは、殴られたら、眼に埋め込まれている医療器具が飛び出したり、失明してしまう可能性が高かったりするため、さすがに失明したくないので、自分を護って危険な対象は避けるようになった。
自分を大事にするということを、大人になってようやく知った。
手術する前(病気になる前)の眼に戻りたいが、自分を護ってくれる魔法の眼のおかげで、私は見えることや生きていることへの感謝の気持ちを持って生きられていて(それが恵まれていることに気付かず生きている人も多いらしい)、自分を大事にすることを知って(まだへたくそだが)、神さまから不幸とともにプレゼントを貰ったのは確かなのだ。
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