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良秀、タランティーノの映画に居そう ほか(時間殺人時間・後夜祭)

はぁ…時間殺人時間の報酬、全然集められなかった……。
限定バナー等は手に入れたんですけどね。。なぜだろう、ラスボスが硬かったのかな?

それはともかく、前から言及だけされていたT社について深堀りされた幕間でしたね。T社は19世紀頃のイギリスがモデルになっていると思うけど、こんなに疲れ切ったスチームパンク世界、見た事無いよ……。そういう所が良いですよね、プロムン。19世紀頃のイギリスと言えば、産業革命。産業革命と言えば、資本主義。そしたらもう…ね。ロージャに繋がるしかないのに、どうして「なぜこのメンバー??」などと思ってしまったのか。。勉強不足でした。

幕間で、今まで比較的取り上げられたことの無かったキャラクター達が活躍していたので、嬉しかったです。前回は1周年に関連していたので例外だったと思うんですけど、これから幕間2章では、最近活躍していなかったキャラクター回+次章の前触れという組み合わせになって行くんでしょうか。


必修科目(小説)が増えた気がした

さて、今回の話で、ロージャの紹介文にある「沈んだ状態が非周期的に現れる」という部分が現実になりましたね!2章を通過した時に「んん?ロージャって、罪と罰が元ネタだったのか…」と驚いたのを思い出しました。そもそも全囚人、原作とはなかなか離れた性格をしてますけど、それでもどこか納得出来たり、その囚人が中心の章を通過すれば、「なるほど~」と腑に落ちたので、そんな中でロージャは「意外」という気持ちが強かった。というのも、原作のラスコーリニコフさん、なかなか陰鬱で逼迫した心情が描かれていた印象が強かったので。ようやく腑に落ちた感じです。

意外と心が弱そうなロージャ。まぁ、囚人皆そうと言っても過言では無いが…4.5章のイシュメールのようになる時が来るかもしれないな。「私はあなたたちとは違うの…」の所で、正直ヒヤッとしたし。

ところで、2章の記憶が昔すぎてあやふやだったんですが、ユローヴィチ=聖愚者という名の革命集団(?)が存在してた事をこの話で思い出して、もしや罪と罰だけでなく他のドストエフスキー作品も読む必要がある?と感じてしまった。。というのも、聖愚者というと同作者の「白痴」を思い出すし、聖者様と崇められているソーニャ、どことなくカラマーゾフの兄弟のアレクセイを想起させるんですよね…

カラマーゾフの兄弟は一応未完とされていて、「続編がある」と作者に言われたまま遺作になってしまったんですが、その後日談を考察する人や創作する人は多いので、プロムンも同様の事をする可能性は十分に考えられる…(或いは、円城塔の屍者の帝国を読んだので、それに引きずられ過ぎているのかもしれないが💧)ロボトミの罪善さんを見ても、プロムンは「罪と罰」に思い入れが強そうだし、2章のギャンブルはどー見てもドストエフスキーだし。。

…もしかして…必修科目、結構ある?😅

再びロージャの回が来る前に、罪と罰を読み直し、他の作品も読んだ方が楽しめるのかな〜。まだドン・キホーテすら1/6しか読み終えてませんがね!!間に合うのか?

嬉しい原作ネタ

ところで、今回はなんだか異邦人ネタも多かったですね。ムルソーが新聞読者な所とか(原作では好きな記事をスクラップしていた)、絞首台登っていく所とか…まさかこんなネタ的に取り入れられるとは笑
ムルソー、「クラブなら行ったことある」発言を始めとして、ちょいちょいジャブを打ってくるので、これからも彼の活躍に期待したいですね。

良秀、タランティーノの映画に居そう

良秀はママァ!!!おっと、失礼。最近、自分の中で良秀が熱いものでね…

きっかけはXで「良秀、原作的に実子がいるのでは?」説を見かけた事なんですけども…どうしてそんな素晴らしい事を思いつくんでしょうね?私は、養子ですらなくまじで血の繋がった子供が居て欲しい派です。良秀、ママであって欲しい。
どうしてこんな事をここで言うのかというと、良秀のユローヴィチ人格のストーリーを見た時に、飴に気を取られるホンルのあやし方がもう…ママじゃん……子供、扱い慣れてますよね?叫びましたよ。

私は赤眼EGOが大好きなんです。これ見た時、キルビルじゃん…と思った。キルビルは、元暗殺者の主人公が足を洗った後、結婚式当日に元旦那から襲撃されてお腹の子もろともズタズタにされたけど、奇跡的に昏睡から回復して自分に仇なしたものに復讐していく…という最高にロックな映画なんですけど、ライダースーツに刀で戦うんですよね。ライダースーツ…刀…子を失った母親……赤眼、キルビルだぁぁ!!!と、そういう道理です。

しかも、良秀の見た目や囚人服の着こなし方、何となくキルビルと同監督の映画/パルプ・フィクションに出てくるヒロイン(?)に似てるのも有って…彼女も人妻なんですけど、自由奔放でちょっと子供っぽい所に良秀味を感じる。。まさか、プロムンがタランティーノ作品を参考にしているとは思えないけど…まさかね?

そういう訳で、良秀=ママというのは私の中で大変美味しい方程式なのです。。それが、赤眼EGOに止まらず、ネリー人格(保母)やユローヴィチ人格で匂わされ始めたのですごく…嬉しいです…。

最近思う良秀の魅力(願望)

良秀には、実子が居て欲しい。私の中でこのこだわりは凄く強いです。

良秀って、一人称が「俺」で何となく男っぽい言動をするし、体型もスレンダーで、中性的な所が「女性的」というよりも「少年らしさ」を醸し出している。そして、時間殺人時間での、ホンルの「興味を引かれるとすぐ走り出すんですよね~」(うろ覚え)というセリフ…猫か?そんなちょっとやんちゃで気まぐれで野性的で、時々切れ味の良いナイフのような危うさが前面に出るところがなんとなく「大人らしさ」を切り捨てて、年齢を感じさせない。言ってしまえば子供っぽさに繋がると思います。

そんな良秀に…実子が居たら……。ギャップで萌えしんでしまう!!!個人的に実は良秀意外と他の囚人と比べて歳は上のような気がするんですよ。ヒースクリフの保母人格が出来る位の歳の取り方はしていますからね。少なくとも、お姉さんポジのロージャよりは年上なんじゃないかと思います。
年齢不詳で、なんだか性別も曖昧な感じがして、浮世離れしている…そんな良秀に「母親」という俗世的な肩書がいきなり付けられるんです。こりゃもう…心臓止まっちゃうよ……

これまで良秀って本当に掴みどころが無くて訳わからんキャラクターというイメージだったんですけど、リンバスファンの方の名推理とそれを後押しするかのような最近の人格と物語のお陰で、全く、虜です。魔性の女の可能性があるとすら思っている。すばしっこいけど、意外と体力無くて犯人に追いつけなかったところも可愛いよね…人間らしくない人が人間らしさを出すと、こんなに心を動かされるんですね…忘れてました。

これからストーリーの中で指の方々がどんどん出て来ると思うので、良秀さんには徐々に活躍して行って欲しいですね。君の事がもっと知りたい  

今回生まれた疑問・推理

①お金の単位「眼」

これはリンバスからの設定なのか、LoRから有る設定なのか?(未プレイ)それはともかく、今回もしかして…と俄かに思ったのが、この世界では「眼」の価値が高いんじゃないかと言う事。都市の貨幣単位ではなく、まじの目玉です。というのも、個人的にホンルのオッドアイは人工的か後天的なものだと予想しているので()、この眼という単位、何かしらホンルの目の伏線になっているんじゃないか…と思いました。どんな伏線かはさっぱり分かりませんが。紅楼夢読むか~~~

②代表さん、EGO持ち?

終盤で、「境界の果てで切実に星を願った日」云々…と仰っていましたが…何か…EGO発現していらっしゃる?EGOを発現した人が特色認定されるんでしたっけ?いや、違うか?(よく知らない)とにかく0章からキーワードの「星」という概念がカギになりそうですね。(自明)
ところで代表ことヒューバート様、ちょっとだけヘルマンに似てない?たまたま?繋がり無いよね?

個人的萌えポイント:相似形のドンキとウーちゃま

檻に入れられる所、三者三様という感じで本当に微笑ましかったですね∼😊愛しのイシュメールがサボろうと企んでいたちょっと悪い所が解釈一致だったし、その後しょんぼり座り込んでいたのも可愛い。ちょっとだけ髪の毛のボリュームが萎んでいそう。不憫ヒロイン…。守りたい

意外と波長が合うドンキとウーちゃまがツボでしたね。前はドンキ&ヒースがアホの子組として名高いイメージだったけど、ヒースが精神的に成長したせいで今度はウーティス…アホの子?色々と皮肉が効いているな。でもこれ、何かのでっかい伏線な気がするんですよね。これが全部演技という可能性だって、ウーティスはありますよ…注意事項に、「狡猾さ」とありますからね。ウーティスという名前自体、「誰でもない」という意味だから…。。楽しみだなぁ!!!

ヒースクリフが何の文句も無しに檻に入っているの、6章前だったら違和感しか無かったけど、今ならおそらくデッドラビッツ時代か何かに留置された事が有ったんだろうな~と想像できますよね。「空調設備(エアコンだっけ、暖房だっけ?)有るのか…」と言っている辺り、結構慣れてそう。

ムルソー、そのサムズアップは何だ?

終わりに

改めて、最近深堀されていなかったこの3人がメインキャラとして取り上げられて、とても嬉しかったですね!!ホンルについてほとんど言及しませんでしたが、彼は…まだまだ分からん事ばかりです。(原作を読んでいないのも含め…7巻?おいおい……😅)ドンキの次はおそらくホンルなので、もっと彼について明らかになって行くでしょう。楽しみですね!

さて、次は…W社か。今回時間殺人時間のねじれの姿が、脳みそ12個くっついていた所から…な~んだか嫌な予感がしますね。次章への前振り的な、人の融合……的な?トマリー!!!

新聞でドンキがチラ映りしたのも、どこかで伏線になりそうですね。ワープ列車か、はたまたドンキ章か。うーん、、本読むぞ~~~!!

P.S.イシュメールの自作パンフレット、いつか見れないものだろうか。言及される度にめちゃくちゃ読みたいと思う。見たい、イシュメールの自筆。

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