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EBt3 Link Memo Tool 最新版公開

EBt3 Link Memo Tool の最新版を公開しました。
今回は大きな修正を行いましたので、しっかりと情報を展開させていただきます。

EBt の特徴

テキストメモを効率的に管理することを目的としたツールです。データ管理のために、ツリーではなくリンク構造を採用しているのが特徴です。
また、テキストに付帯する情報として、以下のもが登録可能です。

  • タグ情報

  • URL (Webブラウザ機能もを内蔵しています。)

  • 画像ファイル(Jpeg, Png ファイルは画像データとしてメモと同時に表示可能です。)

  • 各種ファイル(プレビューは出来ません。適宜出力して利用する形となります。)

データ検索

検索用Indexを別途作成する必要がありますが、Index を生成したらキーワードの部分一致検索メモ自体を検索ワードとした部分一致検索が出来るようになります。
こちらも現在公開中のバージョンで安定稼働するようになってきましたので、よろしければお使いください。
なお、検索用Indexの検索はコストがかかるため、空き時間に少しずつ計算していく仕組みとなっています。検索用のIndexになかなか反映されないと思ったら、一晩ぐらい起動状態で放置しておくことをお薦めします。

ChatGPT 連携

最新版では ChatGPT との連携機能も実装しています。現在呼び出せるのは、GPT-3.5 Turbo と GPT-4.0 です。使用料に大きな差がありますので、特に必要としないのであれば GPT-3.5 の方が安くすみます。但し、性能的に不足する場合は高価になりますが GPT-4.0 をご利用ください。
なお、ChatGPT を使用する場合は、Token の購入が必要となります。利用者ご自身が OpenAI 社の発行する API Key を持っているのであれば、それを登録して下さい。登録した API Key を使って ChatGPT にアクセスするようになります。
また、ご自身で API Key を購入するのが難しい場合は、アプリケーション内からの購入も可能です。但し、OpenAI 社から購入するよりも割高になりますので、その点はご了承ください。
ChatGPT へのリクエストを1回投げると、経験的な値ですが数千トークン使用するケースがほとんどです。ですので、大量のトークンを購入したとしてもかなりのスピードでトークンが減っていくのでご注意ください。

現在、ChatGPT に対して投げることが出来るリクエストは大きく次のように別れます。

  • メモに対する問い合わせ - システムが用意したプロンプトで問い合わせ、その結果を新しいメモとしてメモにリンクした形で生成する

  • メモに対する問い合わせ - 利用者が用意したプロンプトで問い合わせ、その結果を新しいメモとしてメモにリンクした形で生成する

  • メモに対する問い合わせ - ChatGPT を用いてテキストよりキーワードを抽出し、その中で選択したものをタグとしてメモに設定する

  • 任意のテキストに対する問い合わせ - システムが用意したプロンプトで問い合わせ、その結果を新しいメモとしてクリップボードにリンクした形で生成する

  • 任意のテキストに対する問い合わせ - 利用者が用意したプロンプトで問い合わせ、その結果を新しいメモとしてクリップボードにリンクした形で生成する

  • Webページの要約 - Web ページをメモに関連付けるときに、Web ページの要約を ChatGPT で生成し、それをメモに付記します。

なお、システムとして用意しているプロンプトは要約肯定的な意見否定的な意見関連情報となります。これらは、アイデアを練るときに必要であると想定し、プリセットとして用意しています。
ですが、ChatGPT はプロンプトを用意することで多様な用途に対応できるため、ユーザーの用意したプロンプトも入力できるようにしています。

なお、Webページを保存するときに、ChatGPT が有効ならば Web ページの要約をメモの本文に追記します。

皆様ご存じの通り、ChatGPT については色々なバージョンがあるため、全ての機能には現時点では対応しておりません。ニーズがあれば、機能追加についても検討していきたいと考えています。

データ同期

Standard Edition で有効となる機能としてデータ同期機能があります。これは、あらかじめペアリングした EBt 同士でデータの同期をする機能です。
この同期機能は、クラウドサービスを使っていません。その時点で同一セグメント上に存在する EBt を見る桁ら自動的にデータ連係が開始する仕組みとなっています。
個人で使う場合は、ほぼ同一セグメント内での利用になるかと思いますので、同一セグメントという制限は実用上大きな問題にはならないだろうと考えています。
なお、遠隔地から VPN 経由でネットワークに参加した場合は、同一セグメントではないため同期対象外となります。ご注意ください。
セグメントを越えた同期を行う場合は、別途配布する EBt3 Server を利用してください。

マルチユーザー

現時点では対応しておりません。但し、内部的にはマルチユーザーも実現可能なデータ構造になっています。将来の機能追加でマルチユーザーについても対応の予定です。

サーバー

EBt3 Server も公開します。サーバーを使うことで、バックアップと通信の中継と行った機能が提供できます。また、データがサーバー上に徐々に集約していきますので、個別のPCの動作状況にかかわらずデータ連携が可能となります。
サーバーは複数配置することも出来ますし、任意のタイミングで On/Off することも可能です。運用上の自由度が非常に高くなっています。

その他細かい機能

  • タグを使ったデータ管理

  • リンクを使ったデータの管理

  • クリップボードを主体としたデータの操作

多機能なメモソフトになりますので、機能詳細は適宜まとめたページを作っていく予定です。

その他

開発の優先度を上げているため、マニュアル類の整備は後回しになっております。申し訳ありません。リアルタイムの情報は、随時 note にて公開していきます。そちらを参照ください。

入手方法

Windows, Andoid ともにアプリケーションストアから入手してください。
入手先は以下を参考にして下さい。
なお、ChatGPT のトークンの購入機能を追加したため、Free という名称が不適切となり、Windows版の名称を一括して変更しました。機能的には変わりませんが注意してください。

○EBt3 Link Memo Tool (Starter Edition)
https://www.microsoft.com/store/apps/9PF8F59NTGL0
データの同期機能がないものです。EBt としては無償で利用可能ですが、ChatGPT は無償提供が出来ないため、アプリ内での Token 購入、もしくは、自身で API Key を入手してください。

○EBt3 Link Memo Tool (Standard Edition)
https://www.microsoft.com/store/apps/9N2RW5ZV56GC
データの同期が有効となっています。年間200円のサブスクリプションの購入が必要となります。
Starter Edition と同様に、ChatGPT は無償提供が出来ません。アプリ内での Token 購入、もしくは、自身で API Key を入手して下さい。

○EBt3 Link Memo Tool (Android)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fuutasystemservice.ebt3.android
Android 版です。ChatGPT との連携などの一部の機能が実装されていません。なお、Android 版は現時点では無償で公開しています。
Android 単体での利用ではなく、Windows 版の Standard Edition とデータ同期して使用することを推奨します。

○EBt3 Server
https://www.microsoft.com/store/apps/9NP3158D3125
EBt3 のサーバーモジュールです。同一セグメント内で稼働させておくことで自動的に連携しデータのバックアップや通信の中継を行います。
本プログラムは無償で公開しています。

おわりに

まだまだ機能は追加していきますが、とりあえずこれで必要な機能はそろったかなと言ったところです。
お楽しみください!

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