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Dfinity用語解説:レプリカ

レプリカに関する記述は分散しているためWhiteペーパーを中心に複数から集めました。

元記事:White Paper
https://dfinity.org/whitepaper.pdf

レプリカ(Replica)



●ステートマシンの複製について

レプリカは、インターネット・コンピュータ・ネットワークを構成する物理的なノードと、その上で動作するソフトウェア・クライアントのことで、両者の総称と考えてよい(https://hide.ac/articles/tO0tpZ_y0
同じサブネット内に配置されているレプリカは、すべてが同じステートマシンの複製、フォールトトレランスを実現するための仕組み

・レプリカは世界中のデータセンターに分散して配置される
 ➡サブネット内のレプリカは同じ状態を保障(複製)する
 ➡ノードがサブネットに参加するために必要なプロトコルコンポーネントの集合体
 ➡サブネット内のレプリカのうち1/3までの障害や悪意のあるノードを許容する(修復できる)ようにする

1つのサブネットに最低7台のノード上に7つのレプリカが作成される
 
➡現状、Applicationは13台(IC NETWORK STATUSより)

複製されたステートマシンは、それぞれが同じステートマシンのコピーを実行しているレプリカのサブネットで構成される
➡サブネットは、一部のレプリカに不具合があっても正しく機能し続ける
➡サブネット内の各レプリカは、同じ入力を同じ順序で処理する
(各レプリカの内部状態は時間とともに全く同じように変化し、同じ順序の出力を生成する)
・サブネット内のレプリカは部分同期通信モデルで通信する
秘密署名鍵を共有鍵に分割してサブネット内の全レプリカに分配して管理

●部分同期通信モデル

・サブネット内のレプリカ間の通信は短時間間隔で周期的に同期する
➡同期はコンセンサスプロトコルの進捗を保障するためにのみ必要

参照:
・レプリカの動作概要解説
【Dfinity】Internet Computer の概要と Bitcoinとの統合についての解説 | hoosan (hide.ac)


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