実際の人口と推計人口のズレ~千葉県編~

あけましておめでとうございます。

2022年と2並びの寅年となりました。新年いかがおすごしでしょうか。


2022年最初の投稿です。

昨年令和2年の国勢調査の結果が発表されました。

これを過去の推計値と比較してどれくらい『ズレ』ているのか確かめてみました。


1.結構ズレている!

平成12年(2000年)の国勢調査結果を基に推計された、2020年の推計人口と令和2年(2020年)の実人口を比較しました。

市町村名は2000年時点にそろえています。

結果を早速ご紹介!

凡例は、「人口(万人)」と「実人口÷推計人口」です。

たとえば、旭市は、推計人口よりも実人口が38%も多かったという意味になります。そして、その人数は2.4万人です。

これをみると大きくズレている市がいくつかあることがわかります。

船橋市は9.7万人もズレています。
続いて、柏市が8.8万人、流山市も4.5万人です。

富津市については実はあんまりずれていません。
-3.5%ということですので、思ったよりは多少人口が増えなかったという程度でしょうか。

2.地域別には西高東低

QGISというソフトを使用して、ズレ割合を見える化してみました。

こちらをみると東京湾に面している市町村で人口が増えている割合が多そうなことがわかります。

東京への通勤圏という側面があるのかもしれませんね。

ただし、富津市は水色…思ったよりも減っています。

この辺りに一つの境目があるということかもしれません。

逆に言えば、もう少し頑張れば「思ったよりも増える」状況に持ってこられるかもしれません。

これはぜひとも考えていきたいですね!

さて、南房総に一つ凡例が赤くなっている市があります。
これは鴨川市ですね。
マンションがたつというような話もあまりきいたことがありません。なぜ思ったよりも減らなかったのか、とても気になる市です。(お心当たりのある方ぜひおしえてください)



いかがでしたでしょうか。

過去の推計結果と実際どうかということを比較してみました。

10万人単位でズレがでるのはとても以外でしたが、市町村の頑張り次第でそれくらいズレをつくれる、ということなのかもしれません。

変に悲観せずにデータをみていけると面白いかもしれませんね。

それではこのあたりで今回は失礼します

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