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これから「アガベ チタノタ」を始めたい方へ。

ここ数年人気の高い珍奇直物。
その中でも、多肉植物「アガベ 」のチタノタという種類が特に人気で、9月にチタノタを特集をした本を創刊させていただくことができました。
高価で人気のネームド株を60種ほど収録・解説しておりますので、気になる方はぜひ手にとって見てください!

ということで、今回はそんなアガベ チタノタについて。これから実際に購入して育てたいという方に参考になるようなことをちょっとだけ、ざくばらんにお届けしようかなと思います。

チタノタを始めてみたいけど、何を買えばいいの?

本の中ではなかなか書けないセンシティブなことだからこそ、noteでアドバイス。

そもそも、何を目的にチタノタを買うのかによるんですが、よくある投資目的の場合であれば、とにかく高価なもの中心に目利きして、子株が期待できる大株を選ぶのもいいかもしれません。何が今後も高くなるかは正直わからないので割愛。情報収集して頑張ってみてください。

育て方は、高いものも安いものも大して変わりません。総じて難易度は低め。
なので、お金が出せる人であれば気兼ねすることなく高価でカッコいいネームド株を狙ってOK。チタノタの適した環境を作って上げて、かっこよく育ててみてください。

では、安いチタノタは買わなくていいのかというと、そうではありません。むしろお金があるのであれば、高額な株とともに普及種と呼ばれるものも一緒に育ててみてほしいです。普及するということは、それだけ魅力的だということ。チタノタの醍醐味を存分に堪能してみてください。

レッドキャットウィーズル

育てて2年くらいの株です
1年前の姿。1年かけてそれらしい姿になってくれました

2、3年前は人気種の筆頭だったレッドキャットウィーズル。今は、一万円しないほどの値段で売られていたりしますが、2年くらい育てれば、チタノタの醍醐味である鋸歯(葉の周りの棘部分)の厳つさもしっかり出てかなり見応えがあります。
形が崩れやすかったり、子株をださなかったり、ちょっと癖のあるところも夢中にさせてくれますよ。

厳竜・姫厳竜

今ではあまり見かけない厳竜という名義で売られていた株
厳竜よりも小さくまとまると言われている姫厳竜。今は姫厳竜がメインで流通している

これらも数千円で買える普及種。肉厚丸葉で丸くまとまりやすく、鋸歯もほどほどの厳つさ。チタノタのスタンダードスタイルとして所有して、ほかのネームドとの比較対象として最適です。あと、子株を吹くので、友達への普及にも役立ちます。

育てて1年くらい、上とは別の姫厳竜

こちらも姫厳竜なんですけど、まだ1年程度と幼いのに上の3年ものの株と同じくらい鋸歯が強いですよね。同じ姫厳竜でもより魅力的な草姿のものもあったりするので、普及種だと侮るなかれ。

ブラックアンドブルー

友人から譲ってもらった子株を2年くらい育てた姿。BBとしてはうまくいっているほう

通称BB。かつてはブルーボールとも呼ばれ数十万した超高級ネームド株なんですが、そういうと必ず驚かれるほどに普及種として定着しています。
上の2種類と比べると明らかに違う姿をしていますよね。青くて、鋸歯は黒くて三角形。異彩を放って存在感がありますよ。
チタノタの中でも特にかっこよく仕立てるのが難しいと言われているBB。別のBBは急に巨大化して、大味な姿になってしまいました。


以上、普及種としてよく見かける3点の特徴の出た姿でした。普及種でもチタノタの醍醐味は十分感じられます。まずはここからスタートして、高級株へとステップアップしてみてはいかがでしょうか。

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