トラウマタイズ

・チャリティー企画が苦手だ。て、なんでもかんでも苦手だなお前は。何ならイケるんだよ。

・とある病気の人たちへの手紙やコメントを募り、その数に応じて会社が寄付する、というチャリティー企画の話が出た。

・「その手紙やコメントどうするの?」と聞いたら施設に送るという。思わず「やめなよ、迷惑だよ」と言ってしまった。

・なにもそんな言い方しなくてもいいではないか、と後になれば思う。そして迷惑かどうかは私が決めることではないのに、ひどい決めつけだ。

・だけど私はどうしてもそれに加担したくない。私は「善意らしきもの」に過敏だ。特に「善意の手紙」が怖い。おばけより怖い。

・善意を疑いもなくまっすぐ投げかけられる人を眩しく思う。善意が孕む暴力性に気付かないままの方がきっと幸せな人生だ。でも同時に、彼らを残酷だとも思ってしまう。彼らは何も悪くないのに。ただ、幸せに生きて来ただけなのに。

・かくして私は善意をどう扱えばいいのかわからない大人になってしまった。結論とか、ないよ。ただわかんないな〜と思っただけ。

・昨日休みをとって歯医者と眼科と美容院、3つの予約をハシゴした。

・なんでこんな詰め込んだんだろ慌ただしいなと思ったが、次の予約までの間に、数億年ぶりに服が買えた。いやうそ、1年ぶりです。

・街に出たついでに色々買い物しよう、といつも思うもののなかなか叶わない。なぜなら不要不急じゃなければつい帰ってしまうからだ。一刻も早く家に帰りたくなってしまう。

・しかし次の予約があれば、帰るわけにいかないのでその間に買い物ができる。これは私に有効なライフハックだ。活用していこう。

・1枚白いプリントTシャツを買った。今日着て行ったら「珍しい〜」と職場で突っ込まれた。いつも全身真っ黒だから。

・なんとなく暑苦しい気がして、白っぽいものが着たくなったのだ。これまで頑なに黒ばっか着てたのにどういう心境の変化なのか自分でもわからないけど、調子いい証拠な気がしている。

・白いTシャツを着た自分は見慣れないけれど、白地が目に入るたびにちょっとウキウキした。ファッションにさほど興味がなかったけど、こんなゲンキンに元気になれるなら色々試してみてもいいかもしれない。

・胸にNICE FRANCEとでっかくプリントしてあって「親父ギャグっぽくてナイスですね」と思って買ったのだが、これよく考えたら「ニース」かも。地名じゃん。。

・明日はLos Angelesの黄土色のTシャツを着て行こうと思います。楽しみだな〜。ロサンゼルス行ったことないけど。

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