二本松少年隊と生まれくる子どもたちのために

私は、好きな音楽を何度も何度もリピートして聴く癖がある。

それも、二つ年上の姉から、こっそりとカセットテープを借りてよく聴いていた。

なかでも、オフコースの「生まれくる子供たちのために」を何度聴いても何度も聴いていた。

その頃。姉から借りた木原としえさんの「天まで~」という新選組の沖田と土方を主人公にした漫画を読んでいた。幕末に関心を持ちはじめていた。

NHKの大河ドラマでは、獅子の時代を放映していた。

はじめは、興味がわかなかったが、木原敏江の新撰組を主人公にした「天まであがれ」の影響から幕末から明治に興味をもつようになり、気がつけば「獅子の時代」を見るようになっていた。

大河ドラマであるが主人公と準主人公は架空の人物である。

菅原文太が会津藩士、加藤剛が薩摩藩士を演じていた。

時代は、江戸幕末から明治半ばまで

パリ博覧会から秩父事件を舞台にしていた。

私が見たのは、菅原文太が屯田兵かそれとも無実の罪で入れられた網走刑務所から脱走するシーンから。冬の北海道の広い大地を走っている姿を覚えている。その後、いろいろな事件を交えて描かれていた。やっと、思いを寄せていた貧しさゆえに身を苦界に落とした元御家人の娘と一緒になり、ようやくつつましやかに幸せと手にいれたかと思いきや、労咳で彼女を失い、結局、自分は平穏な生活ができないと、また血が騒ぐために秩父事件に身を投じ、その後の消息は不明となったところで最終回を迎えた。

最終回の再放送を見て、しばらく獅子の時代ロスになっていたころ、偶然、「いのちの灯 二本松少年隊」に出会った。

話の内容は忘れてしまったが、12歳かそこらの少年が戊辰戦争に巻き込まれていく。読み終えたときに涙が止まらなかったことを覚えている。

今、冷静に思うと、教育って怖いなと思う。子供は特に純粋すぎるから、そのまま疑うことを知らない。

話がそれた。

本を読み終えたときに、たまたま流れていたオフコースの「生まれくる子供たちのために」。

歌の思いと、二本松少年隊の関係はないのだけれど、私は、歌詞の中に「あの人」母親、「あの頃に帰りたい」少年たちの思い、「広い空どこにいるのだろうか」はリーダー的存在の人とははぐれてしまい戦場で迷ってしまった。このあとは、亡くなった少年たちが後世につげたい想いなどとリンクし、感傷に浸り、飽きるまでロスから抜け出るまで、何度も何度も繰り返して聴いたことを思い出した。 

今日は、そんなことを思い出した。

また、読んでみようかな。とネットで調べたが取り扱っていないようだ。

まだ実家にあるかな、、

ここまで読んでくださりありがとうございました。










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