見出し画像

二日市にて

どうもこんにちは、もりーとのまる。です!
先日、次に「#大樹コレクション Vol.2」で今後紹介する予定の「くすのき」の写真を撮るために太宰府天満宮に行ったついでに、ふらっと二日市駅に立ち寄ってきました。
なぜ二日市駅に寄ってみようと思い立ったのかというと、二日市駅はJRも西鉄も、特急が停まる駅だからです。
博多や天神といった主要なスポットというイメージのない二日市(ごめんよ二日市💦)になぜ特急は停まるのか、そこが気になり、なんとなく立ち寄りました。

しかし、駅に立ち寄ったところで、二日市周辺を散策したところで、その理由はよくわかりませんでした。

けれども、散策により別の新たな発見が得られました。

今回はその発見をもとに、新たなnoteの連載企画を思いついたため、その第一弾をやっていこうと思います。


ズバリ、その連載企画名は、「Road to Forest」、日本語で直訳すると、「森への道」です。


この企画、いったいなんなのかを説明しますね!

この企画の趣旨を結論から言ってしまうと、森への道を敷いていく、つまり人と森をつなぐ方法を徹底的に考察するというものです。

最近の日本では「森離れ」が一つの課題となっています。
その原因にはいろいろなことが考えられます。たとえば都会における緑地の減少や、田舎を離れ都会に移り住む人の増加、人々の価値観の変化などです。このように、人と自然がかかわりづらくなるような「壁」や「状況」がいろいろな場面に存在します。そんな壁・状況の正体が一体何者なのか、そして壁を取り除き・状況を変えるにはどうしたらいいのか、そういったことを、ソフト・ハード両側面からメンバーが徹底的に考えていくのがこの企画「Road to Forest」です。


というわけで新企画Road to Forest第一弾のテーマは「交通」です。

本題に入る前に、まる。が二日市駅周辺の散策で新たにした発見とは何か、まだお話ししていなかったので、話していきます。

まずは以下の図をご覧ください。
ここれはまる。作「JR二日市駅」です。

二日市駅

白黒で描かれたのが「線路」、そして真ん中の四角が「駅舎」、AやBと書いてあるのは、駅を挟んで存在する二つの地域です。

ではこのJR二日市駅でまる。がなにを発見したのが、話していきますね!


最初まる。は地域Aを散策していました。そこには高めの商業用とみられるビルが立ち並び、また飲食店やその他ショッピング施設が散見されます。また車の往来、人の行き来も活発であり、人が活動している「街」のような明るいイメージでした。はじめは二日市駅に特急が停車する理由を調べていたので、この「街」に人を引き寄せる何かがあるのかなと考えていました。

次にまる。は地域Bを散策しました。そこは地域Aとは打って変わって、どことなく暗く活気のないどよんとしたイメージでした。人の行き来、車の往来もすくなく、道路の舗装も不十分な個所がところどころあり、商業用のビル、飲食店やそのたショッピング施設もほとんど見受けられませんでした。信号の数、道路わきに設置されているミラーの数などを見ても、地域Aと比べると圧倒的に少なかったです。

以上での発見を一言で言ってしまえば、地域Aは活気ある「街」で、地域Bは落ち着いた「田舎」のようなイメージです。


同じ二日市という場所であるにも関わらず、線路一本挟んだだけでこの差はすごいな、そう思い、この差が生じる原因を知りたいと思うようになりました。

原因を探るうちに、二日市周辺を拠点に活動しておられる議員さんの話を聴くことができました。その議員さんの説明によると、このような差が生じている理由は以下のようなものらしいです。

JR二日市駅には一方向にしか駅の出入り口がありません。具体的には、JR二日市駅から地域Aの方向へは出入り口があるのですが、地域Bの方へは出入り口がないのです。

その結果、地域Bへ行きたいと思ったら、ぐるっと大回りして遠くの場所にある踏切をわたらないといけないようになっています。つまり地域Bは交通面で不便な状態にあります。

このアクセスの容易さが、まる。が地域Aと地域Bで発見した現状につながっているといいます。地域Bは交通アクセスが悪いために人の行き来が少なくなり開発が進まず、空き地のまま放置された場所があります。既存の住宅地が立ち並び、新しいビルなど建造物は見受けられません。

この現状が問題となり、(二日市駅が属する)筑紫野市の市長選挙の際に公約に掲げられ争われたこともあると聞きます。事実この問題に対処しようとさまざまな政策的な動きがあったのですが、結果別の問題(今後記事にしようと思います)が発生し、JR二日市駅に地域Bへ通じる出入り口は作られるなどの対策はなにもされずに現在まで続いています。


さて、ここまで読んでくれたあなたは、JR二日市駅を中心とした二つの地域の現状と、その原因を担う事情の一端を理解していただけたと思います。
かるくおさらいすると、JR二日市駅をはさみ地域Aは活気ある街らしきイメージで地域Bは落ち着いた田舎らしきイメージ、そしてその差の原因は、JR二日市駅の出入り口が地域Aにしか開かれていないという現状があるようです。

これと同じようなことが、自然にかかわる人が減少しつつある現状にもいえるかもしれません。

つまり、人が地域Bにアクセスしづらいから・人が自然に簡単にアプローチできる状況ではないから、人は地域Bで活動しなくなった・人は自然に赴く機会がへった、そうなのかもしれません。

事実、森など自然のそばにおいては、人が利用しやすい工夫は少ないと思います。
駅や駐車場などが交通の拠点が設置されていれば、それを中心に飲食スペースや休憩所など人が快適に過ごすことができる空間が作られていきます。
街中を見ても、駅という交通の拠点を中心にしてビルや商業施設が立ち並び栄えていますよね、そういう状況が自然の場に対しては少ないのです。

しかし、森にアクセスできるようになった結果、その土地が開発されすぎて自然が失われるのも問題です。
自然を楽しめる程度に、かつ人がアクセスしやすいよう、バランスよく開発していくことが重要です。


人と自然を隔ててしまう可能性の高い交通アクセスという「壁」がここにありますね、一つ気づくことができました。

この壁を取り払うにはどうすればよいかなど、さらに深い考察はまた別の機会に記事にしていこうと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回以降の記事にも乞うご期待!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?