はんこ文化からの脱却
社内、社外に出す書類にはハンコを押す必要がある。これがテレワークの弊害となっている。テレワークをして面倒になるのは印刷してはんこを押さなければならないときだ。
当然家にあるプリンターには家のネットワークにつなげなければならないこともあり、あまり気が進まない。それに加えてハンコを押すとなると、会社からはんこを持ち出して捺印せねばならない。加えて、返送する手間も、郵送代もかかってしまう。これを誰が負担するのかという問題も発生してくる。
要は、テレワークをして面倒になるのはデジタル化(要はパソコン、スマートフォンの中の世界)ー>アナログ化(紙で扱えるよう)変換していく余計なプロセスが発生するときである。デジタルでやるなら一気通貫で完結しないと、効果も感じることができない。
いま所属している会社では、今までの捺印をハンコの図形に代替させることで対応している。要は自分が申請したもの、上司が承認したものであることを提示する印があればよいという感覚。社内はそれで回るようだ。
しかしながら、社外とのやりとりでは契約ということではんこを他の形に置き換えることは簡単な話ではない。
そんな中で電子契約というのが話題を集めている。この中ではんこの役割を果たすのは2つある。
・電子証明書
・クラウドサービス
法律で電子契約ができないものはまだまだ一定程度存在する。我が国は天災が多いゆえに紙で保管した原本が消失するリスクはそれなりに存在する。クラウドサービスに置き換えていく選択肢も真面目に検討すべきだろう。
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