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淀城に行こう!

 みなさん、こんにちは!
 季節は夏に差し掛かっていますね……。
 さて……!
 伏見区にいると「当たり前」になってしまいますが、実は歴史の舞台となった場所が数多くあります。

淀城が気になります!

 たとえば、お城! 伏見(桃山)城をはじめ、淀城跡や伏見指月城跡、向島城跡があります。
 今回の私は、淀に足を運びました!
 まずは、地域の方にお話しを伺うべく、向かったのは伏見区役所淀出張所の隣にある淀会館。そこで、淀連合自治会の西庄会長と横山副会長から、淀城についてお話を伺うことができました。

淀会館に到着! 淀会館ではさまざまな催しなどが行われています!
今回、ご協力いただいたのは、淀連合自治会の西庄会長(右)と横山副会長(左)です。

 私の中で淀城と言えば、京阪に乗ったときに車窓から見える石垣とお堀のお城跡! というイメージでしたが、車窓から見える淀城跡は、淀殿の淀城ではないとのことです。な、なんですって!
 淀殿が住んでいた淀城は、「淀古城」といわれ、はっきりとした資料は残されていませんが、今の納所の妙教寺の辺りにあったと言われているそうです。地図を確認すると、「北城堀」、「南城堀」という地名があり、その名残を残しています。
 

淀会館で淀の歴史を丁寧にご教示くださいました。

 そして、現在の淀城跡の話を伺うにあたって、せっかくですし足を運んで、実際に見ながらご説明いただくことになりました。

淀城は水の都だったんです!

 横山副会長によると、現在の淀城跡は、2代将軍徳川秀忠公が松平定綱(徳川家康公の甥)に命じて築城させたもので、同時期に廃城となった伏見城の資材を転用したとのことです。
 その後、2代目城主となった永井尚政が木津川の付け替え工事を行い、城下町の拡張や整備を行ったとのお話でした。

水運の発達がわかります! 水に浮かぶお城というイメージです!

 淀城の絵図を見ると、川からお堀に水が流れ込み、水の都のようです。
横山副会長の解説によると、城は、かつて三川(桂川、宇治川、木津川)の合流地点に位置し、城北に面した宇治川には「淀小橋」、城南に面した木津川には「淀大橋」がかけられ、淀城と城下町の入口となっていたそう。

淀城跡につきました! 広くて気持ちがいいです!

 なお、淀城自体は、宝暦6年(1756年)の落雷により、天守など城内の多くの建物が焼失し、その後再建はされなかったとのことですが、廃城となるまで長らくお城としての役目を果たしたことになります。

與杼神社の大イチョウは一見の価値ありです!

 せっかくですので、淀城址の隣の與杼(よど)神社もご案内してもらうことに。
 目に入ったのは境内にある大イチョウ! 夕日に映えてとてもきれいです。

夕日に映えるイチョウと私!

 與杼神社は淀・納所(のうそ)・水垂(みずたれ)・大下津(おおしもず)の産土(うぶすな)神として、以前は桂川の対岸(大下津)に祀られていましたが、明治33年(1900年)の桂川改修工事に伴い現在地に遷座されたそうです。なお、祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)ほか二柱で、なんと拝殿は重要文化財に指定されています。

本殿前です!

 與杼神社の竹山真由子さんによると、イチョウの見頃は11月下頃~12月上旬とのこと。このイチョウの樹高は約16mで、樹齢は160年ほどとのこと。私よりかなり年上です!

與杼神社の竹山さんからもいろいろとお話を伺うことができました。

 というわけで、本日のマスク職員は淀にお邪魔しました!
 今年度も応援よろしくお願いします!\ふしみーつ!/

淀について、これからも勉強します! というわけで勉強している私です!